ひぐらしのなく頃に業は10月29日放送で5話を迎え、この話より綿騙し編がスタートした。
先週放送の4話では怒涛の展開に驚いた人も多いはず。今後の展開が楽しみであるが、今回が“初ひぐらし”だという人も少なからずいると思われる。
「ひぐらしのなく頃に」はこれまでに5回アニメ化している。過去作は観るべきかという初見勢だが、この記事ではその疑問に答えたい。
ひぐらしのなく頃に業を視聴するにあたって旧アニメは観るべき?
結論から言えば、絶対に観た方がいい。その理由は以下の2点だ。
1.旧アニメをベースとした新作ストーリー!
ひぐらしのなく頃に業はこれまで「鬼騙し編」「綿騙し編」が展開されている。これらは2006年に放送された「ひぐらしのなく頃に」(1期)の出題編「鬼隠し編」「綿流し編」をベースとした全く新しいストーリーになっている。
綿騙し編の終幕後は同じく出題編「祟殺し編」をベースとした「祟騙し編」が展開されるとみられ、原作を知っておくことでその違いを楽しむことができる。
▼これまでの違い
2.ひぐらしのなく頃に解の続編
ひぐらしのなく頃に業は主人公の前原圭一と、ヒロインの竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花を中心に展開される。初見勢は特に梨花の行動に疑問を覚えたはずだ。
2話では、羽入と呼ばれる謎の少女と謎空間で対面し
「また繰り返せっていうの!?ねぇ!100年では足りなかった!?」
「(今の私は)全てを理解してるから。雛見沢のルールも、誰が古手梨花を殺すのかも」
「絶対に取り戻す。私たちが勝ち取った、あの未来を」
などと口走り、4話と5話では圭一に先を見据えたようなアドバイスをしている。
これらのことから察したと思うが、“この梨花”は未来からやってきた人物で、2007年に放送された「ひぐらしのなく頃に解」(2期)で死のループを抜けた梨花とされている。それがなぜ、再びループに放り込まれたのかは明かされておらず、今後のストーリーで分かってくると思われる。
いずれにせよ、旧アニメを見ていないと梨花の言動や行動が理解できないだろう。
旧アニメを観るなら順番は?
基本的に「ひぐらしのなく頃に」→「ひぐらしのなく頃に解」の順番でOK。この2つは最低限、観た方がいい。
「ひぐらしのなく頃に」は雛見沢の“謎”を読者に提示する「出題編」と、事件の真相や惨劇を回避するために何をすべきだったのかが明らかになる「解答編」で構成される。
■出題編
鬼隠し編(1期1-4話)
綿流し編(1期5-8話)
祟殺し編(1期9-13話)
暇潰し編(1期14-15話)■解答編
罪滅し編(1期22-26話)
目明し編(1期16-21話)
皆殺し編(2期6-13話)
祭囃し編(2期14-24話)
なお、2期1話は罪滅し編から20数年後の世界、2話から5話は「厄醒し編」で「皆殺し編」への助走的エピソードであると語られている。
祭囃し編の後日談「賽殺し編」が「ひぐらしのなく頃に礼」2話から4話に収録されており、こちらも視聴した方がさらに理解が深まる。他は外伝なので観なかったとしても大丈夫だと思われる。
余裕があれば原作も!
ひぐらしのなく頃に業5話で原作の綿流し編にしかなかったカレー対決が収録されたことから、原作もプレイした方がより違いが楽しめるだろう。原作は2002年にPCで発売され、そのリメイクが各ハードで発売されている。
最新のリメイクはSwitchとPS4のマルチ展開となった「ひぐらしのなく頃に奉」。原作はこれをプレイしておけばOKだ。