オトナプリキュア12話が12月23日に放送された。今回が最終回となるが、最後の感想などをつづりたい。
初代プリキュアが変身できた理由、最後のシーンなど謎残る
前回、ふたりはプリキュアのキュアブラックとキュアホワイトが加勢したが、最終回は続編「ふたりはプリキュア Max Heart」に登場したシャイニールミナスも登場。
11人のプリキュアによって巨大なシャドーは倒された。それを見届けたベルは人間たちを信じたわけではないが、プリキュアの可能性を信じて未来で待っていると告げ、自分の未来に帰っていった。
戦いの後、のぞみのタイムフラワーは完全に散って倒れる。今回は一週間も昏睡状態に陥るが、無事復帰してココと結婚する。
ほかのプリキュアたちも未来を歩んでいき、ハッピーエンドと思われた。
しかし、エンディング後のCパート、時計塔が映り、「バ~カ。ふざけんなっつうの!」と言って酔った若者が空き缶を捨てる。「人のことなんて知るかぁ!」「先のことなんて、考えてられねぇよ!」と吐き捨て、これに仲間が「そうだ!そうだ!」と同調する。
捨てられた空き缶は真っ黒になったと思えば、赤く光り、ベルの怒りがヒシヒシと伝わってくる。
街の崩壊は先延ばしになっただけで、結局のところ何も解決していない。これを危惧したベルが再び街を襲う可能性はあるわけだ。新たな戦いの可能性もあるからか、プリキュアは変身能力を失ったと描写されていない。
見方によってはバッドエンドとも言える終わり方。朝キュアであれば、こんな終わり方は絶対ないが、さすがオトナプリキュアといったところ。
このほか、なぜ初代プリキュアやルミナスは変身できたのか。これについて、前回や最終回でも語られていないと思うが、駆け足になってこの辺の謎は回収されず、非常に残念である。