オトナプリキュア6話が11月11日に放送された。6話はりん回であり、感想などをつづりたい。
人を頼ることを知ったりん
冒頭、上司から「これじゃあ明日のコンペ難しいかな」とダメ出しされるりん。「どこがダメなんですか」と聞くと、上司は「悪くはないんだけど、まとまりすぎているというか」といい、「夏木さん、元気で明るいし営業、結構向いてるんじゃないかな」と提案する。
しかし、りんは「ジュエリーのデザインがしたくてここに入ったんです。だからデザイン部にいたいんです」と反論。これに上司は「でもずっと社内コンペ通ってないでしょ」と痛いところをつかれてしまう。
明日のコンペに向けて頑張るりん。夜、キャプテンからサッカー試合のお誘いメールを受けるが、仕事を理由に断ってしまう。
続けて実家に電話し、母親から双子の弟妹は就活の真っ只中で、「二人ともお姉ちゃんは凄いなあって。好きなこと仕事にしてるなんて大したもんだなって感心してる」と言っていたことを伝えられる。
コンペ当日の朝、寝坊したりん。タクシーの途中、犬型の新しいシャドーを目撃するも、コンペが大事なので見て見ぬふりをしてしまう。
コンペには間に合ったが、コンペ中に見て見ぬふりを思い出し、結局コンペも失敗してしまう。上司からは「コンセプト『みんながハッピー』っていうのはわかるけど、やっぱりデザインが伴ってないというか、空回りしてるわね」と言われる。
翌日、りんはかれんを訪ね、コンペがダメだったことと、コンペが大事でシャドーを見て見ぬふりしたことを告白。「私、プリキュアにはなれないと思います」とネガティブになるが、かれんから「らしくないわね」「なんでも全部やるっていうのがあなたの心情でしょ」と言われる。
りんは「そう簡単にはいかないですよ。子供のころはなんでもやってやるって思ってたし、できてたかもだけど大人ってそうあまくないんですよね。あたしの手には余るんです」と、ジュエリーデザイナーとサッカー選手の二足わらじは甘くないと語る。
これに対し、かれんは「だったら頼れば。シャドーのこと私になら話せると思って家にきたんでしょ」「遠慮せずに人に頼れば。昔のりんならこうして私に頼ることもなかったし、こんな話もできなかった。大人も悪くないんじゃない」と、人に頼ることも大事だと説く。
その後、シャドーが現れ、かれんが変身して戦うが、ほかのシャドーを取り込んで巨大化したシャドーに窮地に立たされる。
「かれんさんが頼れるのは私しかいない」とさっそく覚えた教訓で、無事キュアルージュに変身した。
キュアルージュ変身バンク #otonapre #オトナプリキュア pic.twitter.com/FmwQL4u6Wr
— カピバラ×アルパカ=アルバラ4🦙🦙🦙🦙 (@takohachibar4) November 11, 2023
キュアルージュの猛攻に追い詰められたシャドーはさらにハーデスが支配する冥界の番犬「ケルベロス」を連想させる三頭に変形。しかし、ルージュとアクアのコンビネーションで倒されることとなった。
りんは自分もプリキュアに変身ことを共有。喜ぶ面々だが、ナッツは「だが、素直に喜んでいいものか」と、タイムフラワーとの因果関係を懸念したのであった。
人に頼るのは大人になってからは恥ずかしいと思う人もいるが、大人になっても人に頼るのは大切なことだと知らされた。
一方、上司から営業に向いていると言われたり、弟妹たちが「好きなこと仕事にしてるなんて大したもんだなって感心してる」と言っていたことについて、何か思うことがあり、そちらは解決していないように思える。
大人は好きなことを仕事にしているとは限らない。むしろ、やりたくない仕事をやらないといけないことがほとんどで、4話の舞回でも舞の同僚がやりたいことをやらせてもらえない現状を嘆いていた。
オトナプリキュアは本編の13年後で確定
前回、ココとはのぞみが大学を卒業して教師になった4年前から会っていないことが明かされた。のぞみは教職を取るため4年大学を卒業したと仮定して、留年なしで卒業していたら、その年に23歳になっている。
つまり、その4年後だから27歳になっている。Yes!プリキュア5の時は中学2年生の14歳であり、本編から13年が経過していることが伺える。
りんの弟妹は本編時、小学4年生だ。小学4年生は9歳であり、その13年後は22歳。大学に入っていたら、大学4年生で就活の真っ只中で、前回の考察は見事的中している。
Yes!プリキュア5時のりんママ
13年経ったとは思えない若さ
のぞみの見守り隊だったココ
いつもの酒場に集まったチームプリキュア。のぞみはベルに関する情報を共有。ココいわく、「彼らの正体は分からないが、とても深く暗い力を感じた」そう。
くるみは「ベルの居場所を突き止めれば企みを止められます」と言うが、そのためにプリキュアにならざる状況をココは「そう単純な話ではない」と話す。
のぞみたちがプリキュアになったのと呼応してタイムフラワーが咲いており、これは不吉の曰くもある花であることを伝える。なお、のぞみいわく「プリキュアになる前より元気。調子いいみたい」。
新型シャドーについて、くるみ、ナッツ、ココの3人で調べる中、「シャドーは私に任せてください。ココ様はのぞみのもとに行ってください」とくるみ。ココは「でも今はそんな場合じゃ…」と言うが、くるみは「泣いてたんですよ」「もう少しのぞみのことを考えてあげてください」と説得する。
ココは「こっちの世界に何度か来ていたんだ。のぞみのことが気になって」と、のぞみが教師になってからも来ていたことを明かした。
くるみが「のぞみはずっと会ってないって」と指摘すると、ココは「会ってはいない」「教師の夢に向かう彼女を見守っていた」そう。
続けて、「のぞみが教師になる夢をかなえて本当に嬉しかった。でも夢がかなったと同時に僕らが一緒にいる未来はなくなった」「僕はパルミエ王国の国王。こちらで教師の道をまい進するのぞみと一緒にいることはできない」と語る。
納得できないくるみは「だからって放っておくんですか」と憤るも、ナッツは「落ちつけくるみ」となだめる。「今はこの街を守ることが先決だ」といい、この話は保留となった。
やはり大人になったのぞみたちがプリキュアに変身することは何らかのデメリットがありそうだ。そして、のぞみとココの恋模様には障害がある模様。2人の恋の行方も気になるところ。