10月1日より、ポケモンSVで開催されるランクマ・シーズン11。今シーズンからDLC「ゼロの秘宝」前編「碧の仮面」に内定したポケモンを使うことができるが、その中でもダブルバトルではマタドガスに注目していた。
特性「かがくへんかガス」で強特性を無効化する一方、特性が無いに等しいパラドックスポケモンと相性がいいからだ。
今回は、かがくへんかガスを使った検証結果を報告したい。
かがくへんかガスに関する検証結果
まず、かがくへんかガス発動中にこだいかっせい及びクォークチャージは発動するのか。かがくへんかガスはいかなる特性も無効化し、これらの特性も例外ないはずだが、なんとブーストエナジー及び、すでににほんばれまたはエレキフィールドになっている状態であれば、これらの特性が発動することを確認した。
▼かがくへんかガス発動中、ブーストエナジーで特性発動
▼かがくへんかガス発動中、にほんばれによりこだいかっせいが発動する瞬間映像
▼かがくへんかガス発動中、エレキフィールドによりクォークチャージが発動する瞬間映像
※Switchの録画機能で撮影したところ、数秒しか取れず、それぞれ2本の動画になっているが、いずれも同一内容の試合です
一方、かがくへんかガス発動中にコライドンの特性「ひひいろのはどう」及びミライドンの特性「ハドロンエンジン」は発動しなかった。
▼かがくへんかガスが解除された瞬間、ひひいろのこどう発動
▼かがくへんかガス発動中、ハドロンエンジン発動せず
コライドンもミライドンもパラドックスポケモンで、しかもほかのパラドックスより合計種族値が高い禁伝だが、かがくへんかガスで特性が無効化されるということで、ほかのパラドックスより弱い立ち位置なのだろうか。
また、いかくはすでに発動済みの状態でかがくへんかガスが発動し、その後かがくへんかガスが解除されても再び発動することを確認した。
オーガポンのテラスタル後の特性「おもかげやどし」はすでに発動済みの状態でかがくへんかガスが発動し、その後かがくへんかガスが解除されても再び発動しなかった。一方、一度も発動していない状態でかがくへんかガスが発動し、その後解除されると発動する。つまり、場に出たら一回は発動することとなる。
特に多いかまどオーガポンのおもかげやどしによる攻撃1段階アップを一時的にとは言え無効化できるのは強い。
マタドガス、レギュレーションEで活躍間違いなし!?
マタドガスは原種がどく単タイプ、ガラルリージョンがどくとフェアリーの複合タイプとなっている。
どくタイプは耐性が優秀で、テラスタイプの候補として選ばれることもしばしば。オーガポンやグラススライダーを覚えたゴリランダーといったくさタイプに強く、いずれも物理アタッカーであり、マタドガスは物理耐久が高いため、これらに強いと言える。
そして、前述した強特性を無効化しつつ、パラドックスの特性は発動できるというかがくへんかガスでの活躍が見込める。碧の仮面の内定ポケモンの中では、個人的にもっとも期待しているポケモンである。
SVの新規取得技で需要が高いのはアシッドボム。特防を2段階下げ、味方のハバタクカミといった特殊アタッカーの突破力を上げることに使える。
使うとしたら、ガラルリージョンがおすすめだ。ガラルリージョンはワンダースチームというフェアリータイプの特殊威力90の技を覚え、20%の確率で相手を混乱状態にするという運ゲーを仕掛けることができるからだ。
ガラルリージョンは夢特性にミストメイカーがあり、SVにはカプ・レヒレがいないため、SVでは唯一の特性持ちとなっている。かがくへんかガスではなく、こちらを採用するのもアリだ。