映画名探偵コナン第26作「黒鉄の魚影」が4月14日に公開される。2016年4月公開の第20作「純黒の悪夢」以来7年ぶりに黒の組織が登場し、黒の組織が登場する映画は原作ともリンクするため、特に注目度が高い。
そんな本作に先駆け、アニメでは黒の組織の新エピソード「黒ずくめの謀略」が3週にわたって放送された。公開日の翌15日には、前日譚となる「灰原を狙うカメラ」が放送される。
公開まであと4日に迫ったが、今回はPVなどから内容を予想したい。
時系列はミステリートレイン~黒ずくめの謀略前
先週の金ローで地上波初放送された「ハロウィンの花嫁」後に放送された特別映像「シークレットメモリー編」では、シェリーと灰原の映像を見た安室が「この少女は…」といい、その後ミステリートレインで怪盗キッドが変装したシェリーとの対面が流れ、「まさか!?」と驚くシーンがある。
また、黒ずくめの謀略のクライマックスにはキャメルが髪を切っていたが、PVでは元の髪型のままだった。
このことから、黒鉄の魚影の時系列はミステリートレインから黒ずくめの謀略前のエピソードとなるのは確実だ。
ミステリートレインの一件でシェリーは爆死したことになっており、それが組織にバレれば安室の立場も危うくなるが、どうなることやら…。
ラムの正体は黒ずくめの謀略で初めて判明するが、その前の出来事である黒鉄の魚影で分かっていることには矛盾が生じる。まあ判明したと言っても、それは読者や視聴者にはという意味で、コナンたちはラム=脇田兼則とは原作でもまだ気づいていなかったと思う。
ピンガから漂う小者感
映画オリジナルの組織構成員で、ラムの側近であるピンガ。長らく名前だけだったが、最新PVで後ろ姿が公開された。
男なのか女なのか微妙なビジュアルだが、公式サイトのキーパーソンで「他人を蹴落としてでものし上がりたい性格で、ジンに対抗心を燃やす」との説明がされていた。
2009年4月公開の第13作「漆黒の追跡者」に登場した映画オリジナルの組織構成員アイリッシュもジンを敵視していたが、それは父のように慕っていたピスコをジンに殺されたからだった。
わずかな材料からコナンの正体が新一だと突き止めたキレ者で、コナンをあの方こと烏丸蓮耶に会わせることで、ジンは新一を殺し損ねたと失脚を狙っていた。
「純黒の悪夢」に登場した映画オリジナルの組織構成員キュラソーはピンガと同じラムの側近だった。キュラソーは冒頭の事故で記憶をなくしており、コナンたち少年探偵団とかかわることとなった。
ピンガとは、アイリッシュの「ジンを敵視」とキュラソーの「ラムの側近」といった部分が共通しており、2人をミックスしてワル2したようなキャラとなっている。
一方、アイリッシュとキュラソーは映画のキーパーソンとして活躍し、2人とも公開前に顔と声優が出ていたと思うが、ピンガは上映目前なのにいまだに顔も声優も公開されていない。
このことから、さほど本編にかかわらず、「他人を蹴落としてでものし上がりたい性格」からあふれる小者感から、あっさり死亡する可能性がある。
灰原とベルモットが手を取り合う?
最新PVでは、灰原が作ったアポトキシン4869の解毒剤が入ったケースを見たベルモットが「まさか、これって…」といい、その後灰原が「私は変われた。だから信じて」と誰かの手を求めている。
特報2でも、この灰原の場面があり、その後にベルモットが映っていることから、これはベルモットに言っている可能性が高い。
2人が手を取り合う根拠として、19日発売のananではシェリーとベルモットが2ショットを飾っている。
【注目】『コナン』黒ずくめの組織が『anan』ジャックhttps://t.co/Pkg6jx0sKb
映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開を記念して、特別描き下ろしイラストとして表紙にシェリー、ベルモット、バックカバーにジン、ライ、バーボンを迎え、表裏の“黒ずくめの組織ジャック”が実現した。 pic.twitter.com/rLEOWU729j
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 10, 2023
また、コナンカフェのカバー絵にはコナンたちとともにベルモットが描かれている。
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明日、3/16(木)18時から一般予約開始となります。
今回のご予約は4/6(木)OPEN初日~5/28(日)までの期間が対象です。
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本編に影響が出るため今回限りだが、ベルモットが協力してくれる展開もあるかもしれない。
前作「ハロウィンの花嫁」は興行収入97億円と、あと3億円足りなかった。今年こそ夢の100億円突破なるか!?