ポケモンSVのランクマから間もなく2ヶ月が経過する。1月5日よりスタートしたシーズン2は2月1日8時59分までとなる。
シーズン2終了とともに、今のレギュレーションでバトルするシリーズ1も終わる。1日9時からスタートするシリーズ2(シーズン3)はパラドックスが解禁される。
シーズン終了まであと6日ということもあり、今のランクマは特に上位帯(人によって違うが個人的には3桁より上だと思う)はポケモンに命かけてるような猛者ばかりだ。そんな上位勢にも安定して勝てる最強構築ができたので紹介したい。
ランクマ・シリーズ1(シーズン2)ダブル最強構築
イエッサン♀
テラスタイプ:エスパー
持ち物:ゴツゴツメット
技:てだすけ まもる このゆびとまれ サイコキネシス
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP177(252)-攻撃×-防御128(252)-特攻115-特防126(4)-素早さ105 B↑A↓
特性:サイコメイカー
グレンアルマ
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:いのちのたま
技:ねっぷう ワイドフォース テラバースト まもる
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP161(4)-攻撃×-防御120-特攻177(252)-特防100-素早さ139(252) S↑A↓
特性:くだけるよろい
マスカーニャ
テラスタイプ:くさ
持ち物:こだわりハチマキ
技:とんぼがえり トリックフラワー はたきおとす けたぐり
個体値:31-31-31-×-31-31
努力値:HP152(4)-攻撃162(252)-防御90-特攻×-特防90-素早さ192(252) S↑C↓
特性:へんげんじざい
サーフゴー
テラスタイプ:はがね
持ち物:こだわりメガネ
技:ゴールドラッシュ シャドーボール 10まんボルト パワージェム
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP163(4)-攻撃×-防御115-特攻185(252)-特防111-素早さ149(252) S↑A↓
特性:おうごんのからだ
ヤミカラス
テラスタイプ:ひこう
持ち物:きあいのタスキ
技:おいかぜ さきおくり くろいきり エアスラッシュ
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP136(4)-攻撃×-防御62-特攻137(252)-特防62-素早さ157(252) S↑A↓
特性:いたずらごころ
セグレイブ
テラスタイプ:みず
持ち物:いかさまダイス
技:こおりのつぶて つららばり きょけんとつげき まもる
個体値:31-31-31-×-31-31
努力値:HP218(220)-攻撃216(252)-防御112-特攻×-特防106-素早さ112(36) A↑C↓
コノヨザルのいのちがけ確定耐え
特性:ねつこうかん
パーティ解説
この構築に至った経緯だが、SVダブルは対策しないと詰む並びが多い。
使用率が多いものだと、ヘイラッシャ&シャリタツ、イッカネズミ&コノヨザル、イエッサン♀&グレンアルマなどが挙げられる。
ヘイラッシャ&シャリタツの対策はいくつかあるが、もっとも安全なのはいたずらごころヤミカラスでくろいきりすることだ。
モロバレルでのクリアスモッグは、ヘイラッシャがみがわりをしたり、はがねテラスだとクリアスモッグが通らず、対策としては微妙だ。
ヤミカラスにはきあいのタスキを持たせ、おくびょうCS振りに。
しれいとう後のヘイラッシャに後出しする場合、たとえしんかのきせきを持たせたHB特化でも、ヘイラッシャが攻撃特化でウェーブタックルを打ってきたら25%の確率で落ちる。急所に当たる可能性もあるだろう。
その点、タスキなら急所に当たろうが確実に耐え、ヘイラッシャには先制技はないため確実にくろいきりでリセットできる。
91族は使用率1位のサーフゴーを抜けることもあってそこそこ早く、上からエアスラッシュでひるみゲーを狙いやすい。
アイアンヘッドやいわなだれと同じ3割ひるみは非常に強力で、攻撃と防御の開きが少ない物理アタッカーや攻撃が低い特殊アタッカー、そもそもあく技が半減など刺さりづらいイカサマよりもくさりにくい。
今回はエアスラッシュを採用したが、あくのはどうでも可。あくのはどうは2割ひるみに落ちるが、サーフゴーやグレンアルマ、イエッサンなどの弱点をつける。
続いてイッカネズミ&コノヨザルだが、この並びへの対策はイエッサン♀がもっとも安定した。イエッサン♀はこのゆびとまれでイッカネズミのふくろだたきを吸え、コノヨザルのふんどのこぶしは効かず、ドレインパンチは等倍に抑えられる。
同じこのゆび要因のイッカネズミはドレインパンチが弱点となる。このゆびと同じ効果を持ついかりのこなは、イッカネズミかコノヨザルがぼうじんゴーグルを持っていると対策にならない。
そもそも、使用率1、2位を争うマスカーニャはくさタイプで、くさテラスも多く、いかりのこな自体が効かないケースが増えている。
イエッサンには、イッカネズミのネズミざんで逆に自滅を狙えるゴツゴツメットを持たせ、ずぶといHB振りとした。
イエッサンを入れるなら、ワイドフォースを覚えるグレンアルマも外せない。イッカネズミ&コノヨザルはエスパーが一貫し、サイコフィールド時はこのゆびを突破する全体攻撃となる。
グレンアルマの型として、コノヨザルなどでとんぼがえりを自分に当てて、くだけるよろいとじゃくてんほけんの発動を狙うものがあり、これはあくテラスなことが多い。
このコンボだが、コノヨザルは攻撃種族値115と中々高く、とんぼがえりが急所に当たると大ダメージを受けるというリスクがある。
ダイマックスの時はHPが2倍となり、たとえ急所に当たったとしても大した痛手はなかったが、ダイマックスがない今となってはこのようなじゃくほ発動を狙うコンボは急所というリスクが常に発生する。
今回はとんぼがえりギミックを使わず、くだけるよろいやサイコフィールドがなくてもある程度機能させるべく、いのちのたまを持たせたおくびょうCS振りに。
テラスタイプはワイドフォースを無効化するあくタイプに弱点をつけるフェアリーとした。
イエッサン&グレンアルマはあく技が一貫し、対策であるあくタイプとしてマスカーニャを採用。
マスカーニャは使用率が高いポケモンの中でもっとも素早さが高く、最速かつしれいとうで素早さが2段階アップしたヘイラッシャをも抜ける(最速ヘイラッシャは95。しれいとうで2倍の190となるが、最速マスカーニャの192はギリギリ抜けない)。
マスカーニャのトリックフラワーは確定急所であり壁構築にも強い。
へんげんじざい型なため、こだわりハチマキを持たせた。
マスカーニャを入れるならサーフゴーも外せない。マスカーニャとサーフゴーはシリーズ1が始まってからずっと使用率1、2位を争っており、もっとも使われている2体だ(シーズン1の終盤はマスカーニャが1位だったが、現在は再びサーフゴーがトップに)。
それだけでなく、しんそくやいのちがけなどを無効化するゴーストタイプは1匹欲しく、今回はコノヨザルを使わないためサーフゴーに。
テラスタルはいろいろ使ったが、やはりはがねテラスで、こだわりメガネを持たせたおくびょうCS振り安定だった。
はがねテラスの場合、ほのおとじめん弱点は残り、弱点を突かれると耐久に振っても落ちることが多く、結局CS振りに落ち着いた。みずテラスなど元タイプと別にするならひかえめHP振りもアリだと思う。
マスカーニャとサーフゴーはいずれもほのお弱点で、ほのお技を受けることで自身の攻撃が上がるねつこうかんを持つセグレイブが強い。
マスカーニャやサーフゴーと並べてねっぷうやふんかといったほのおの全体技を誘い、ねつこうかんの発動を狙えるのはダブルならではのギミックだ。ねつこうかんでほのお技によるやけどは発生せず、物理アタッカーであるセグレイブの火力が落ちることはない。
テラスタイプはほのおを半減するみず。いかさまダイスを持たせ、つららばりを確定4発ヒットするようにした。つららばりは4発ヒットすることで25×4で実質威力100となり、連続攻撃なためタスキも潰せる。
こおりのつぶてはひこうタイプ(カイリュー、ヤミカラス等)やふゆう(サザンドラ等)の弱点を突きやすく、サイコフィールドによる妨げが少ない。
今回はシリーズ1の最強パーティを目指したため、意表をつくギミックというより、対策必須の並びをしっかりメタり、単体性能を重視し、より使われているポケモンをチョイスした。
選出
1.初手イエッサン
先発:イエッサン、グレンアルマorサーフゴー
後発:あと2匹
2.あく&ゴーストの相性補完
先発:マスカーニャ、サーフゴー
後発:あと2匹
3.初手ヤミカラス
先発:ヤミカラス、セグレイブorサーフゴー
後発:あと2匹
4.セグレイブ+ほのお弱点でねつこうかん発動を狙う
先発:セグレイブ、マスカーニャorサーフゴー
後発:あと2匹
結果
1月27日1時時点
今回も無事に2桁順位を達成した。導入でも触れたが、今はシーズン終盤であり、特に上位帯はポケモンに命かけてるような猛者ばかりだ。
実際に潜ったところ、3桁でも2桁、1桁とバンバン当たり(一番高い順位は4位でしかも2回当たった)、気を抜けない試合が続いた。
これを見ているあなたがどこまで行きたいかにもよるが、より高みを目指すならこの構築は自信をもっておすすめできる。