モンハンワイルズで4月30日からイベクエ、5月7日からフリーチャレンジクエストで出現している歴戦王レ・ダウ。ワイルズ初の歴戦王だが、ネットでは「弱い」という声もしばしば。
しかし、歴戦王レ・ダウは本当に弱いのか。ガチめに解説したい。
どちらかと言えば強い寄り
見出しにもあるが、結論から言えば「どちらかと言えば強い寄り」だと言える。強いのか弱いのかハッキリしない言い方だが、この絶妙なところが歴戦王レ・ダウの正しい評価だと思う。
筆者は歴戦王レ・ダウのイベクエが配信された4月30日から5月9日までの10日間、毎日ひたすらイベクエを周回していた。結果、レ・ダウの狩猟数はイベクエ前で10頭くらいだったと思うが、約14倍に膨れ上がり、現存の30体でトップになった。
ちなみに、次に多いのはゾ・シアだ。ゾ・シアは討伐しかできないが、剥ぎ取り回数が本体6体と最多で、精錬の火窯での素材ポイントがもっとも多い。アーティパーツもレア8がドロップし、周回でもっともおいしいモンスターとなっている。
レ・ダウの狩猟数は146頭だが、狩猟せずにクエストから帰還した回数は少なく見積もって3倍以上はあると思われ、トータルすると500回以上は挑んでいるはずだ。
これだけ多く挑んだのは何もTAをやっていたのではなく、装備作りの実験台として活用させてもらった。おかげで納得のいく装備ができ、前回の記事で紹介したばかりだ。
そんな歴戦王レ・ダウだが、とにかく事故率が高い。要点を箇条書きで列挙したい。
・ワールドの歴戦王に比べると、“一撃の火力は”やや抑えられている印象だが、スタン値の高い攻撃が多く、気絶から追撃をくらいやすい
→雷耐性20以上で雷やられを無効化しても、通常の気絶で乙りやすい
・ほとんどの攻撃後、着弾位置に電撃が発生するため、うかつに攻めると命とりに
→この電撃は判定が長く、タックルなどのハイパーアーマーでふっ飛ばされるのを防ぐことはできない
・初期位置のエリア17、隣のエリア16共に高低差があり、高い位置は傾斜になっていてめちゃくちゃ戦いづらい
→低い位置や落石の下に誘導したいが、離れたときに限ってレールガンを放ち、集中弱点攻撃によるダウンのチャンスを逃したり、オトモを狙っていると中々来てくれず、余計に時間がかかってしまう
・エリア17にある落石はかなり高い位置にあり、とにかく当てるのが難しい
→外してクエストから帰還を何度やったか…
・シビレ罠が効かないため、落とし穴で捕獲する必要があるが、落とし穴は仕掛けるまでに時間がかかり、それまでに飛ばれることがほとんど
→これを防ぐため、閃光玉で墜落させてから落とし穴を仕掛けるのが安定だが、そのためには閃光玉を1個使う必要がある上、歴戦王は閃光玉が3回までしか効かないという制限がある
一撃の火力というより、連続攻撃で総合ダメージを稼いでくる印象。これはゾ・シアにも共通し、ゾ・シアはミラボレアスを模している割には一撃の火力が抑えられているが、第二形態以降の連続ブレスをくらって乙ることがしばしば。
最終形態ではミラルーツみたいな落雷も加わり、火雷の連続攻撃を仕掛けてくる。
思い返すと、歴戦アルシュベルドも一撃の火力より攻撃回数が多い印象だ。ワイルズのモンスターはスキルの連撃みたく、連続攻撃でラッシュをかけてくるモンスターが多い。
今後のアプデで追加される新モンスターやイベクエで追加される歴戦王も、一撃の火力より連続攻撃に長けたモンスターが多くなる可能性がある。
一撃であれば、その攻撃さえ対処すれば、おのずと攻撃チャンスが巡ってくるが、攻撃回数が増えると対処すべきモーションが増えるため、一気に難易度が上がる。
モンスターだけでなく、ハンターも一撃武器より手数武器の方が火力で上回ることが多い。
一撃武器の代表格である大剣はサンブレイクの流斬り連携以上の手数をワイルズで出せるようになり、サンブレイクでもあまり採用されなかった連撃がワイルズのテンプレ装備でもよく採用されている。
一方、大剣のアクションでもっともDPSが高い真・溜め斬りはアイスボーンからさらにナーフされたが、溜めながら集中モードで360度回転できるようになったことで当てやすくなり、ヒット数を稼げるようになったので、総合ダメージでは上回る可能性がある。
モンスターもハンターもシリーズが進むにつれて、一撃から連撃にシフトしているのかもしれない。