ポケモンSVで新たな増殖バグが発見された。詳しくは下記記事を見てほしい。
今回の増殖バグはメタモンとふういんorPP0の変化技、そしてドーブルが必要となる。
この増殖バグが広まると、さっそくドーブルにヘイトが向けられた。そんな中、筆者からドーブルに関する燃料を投下したい。
オニゴーリを超える害悪っぷり
ランクマダブル・レギュレーションFから、ドーブルとアローラベトベトンの並びを見かけるようになった。
ドーブルの特性は「ムラっけ」(毎ターン終了時、攻撃・防御・特攻・特防・素早さいずれかのランクが2段階下がり、別のランクが1段階下がる)で、アローラベトベトンの特性が「かがくのちから」(場にいる味方のポケモンが瀕死になったとき、自分の特性がそのポケモンと同じ特性になる)。
ドーブルが瀕死になると、アローラベトベトンのかがくへんかでムラっけがコピーされる。そして、アローラベトベトンはちいさくなるを積んでくる。
SVでは、ムラっけの特性を持つポケモンはほかにオニゴーリとスコヴィランがいるが、ドーブルはスケッチで全ての技を覚えることができることから、ドーブルが選ばれることがほとんどだ。
ムラっけ戦法と言えば、シングルのオニゴーリが有名だ。まもるとみがわりでムラっけの思考回数を稼ぎ、攻撃のチャンスがあったら一撃技のぜったいれいどを連打するという害悪っぷりから、シングル勢が一番嫌いなポケモンナンバー1として知られる。
7世代まではムラっけガチャに命中率と回避率が含まれており、当時の不快指数はとんでもなかった。
ポケモン実況者1、2位の知名度を持つもこうとライバロリのほか、
シングル上位プレイヤー3人によるYouTuberグループ「今日ポケ」にすら苦言を呈される嫌われっぷり
8世代でムラっけガチャに命中率と回避率が含まれなくなり、無事ナーフされた。これを受け、数多のシングル勢からは「ざまぁ」という声が殺到するほどの嫌われっぷりだった。
そんな”ポストオニゴーリ”が今度はダブルに降臨してしまった。オニゴーリは令和元年の2019年発売の剣盾でナーフされたということで、名付けるなら「令和のオニゴーリ」といったところか。
ドーブルとアローラベトベトンの並びの場合、ドーブルは瀕死になるだけでムラっけがコピーされる。この瀕死は相手の攻撃である必要はなく、だいばくはつなどで自爆してもOKだ。
アローラベトベトンはちいさくなるで自ら回避率を底上げでき、この時点でオニゴーリより不快指数が高いが、ムラっけとちいさくなるで上がったアローラベトベトンを、カラミンゴの特性「きょうえん」(場に出た時、味方の能力ランクの変化を自分にコピーする)でコピーすることで、害悪ポケモン2体という地獄絵図が完成する。
筆者も何度か当たったが、不快指数は半端ない。使っているやつ、全員晒したろうかと思うくらいだ(今度からTNメモろうか…)。昨日も1回当たって、運よく技が当たって勝ったが、マジで「ざまぁ」と思った。
ちなみに、この並びは上位勢も普通に使ってくる。対策しないとレートは減る一方だろう。
今後、ドーブルとアローラベトベトンはダブルの嫌われ者になるはずだ。増殖バグが見つかったことだし、ドーブルはランクマ出禁でいいのではないか。
【補足】増殖バグの件はともかく、ランクマの件はアローラベトベトンとカラミングにもヘイトが集まりそうだが、このコンボは藍の円盤に登場したドーブルが解禁されてから使われるようになった。オニゴーリやスコヴィランでやる人はおらず、広まった原因としてもっともヘイトが集まっている