ひぐらしのなく頃に卒13話が、9月16日に放送された。この記事では、13話を解説する。
再び出てきた「フィーア」
カケラの海からエウアの波長を探し出した羽入。エウアは「フィーアが記憶を失っていると知った時はひどく興ざめした」と発言した。
フィーアと言えば、郷壊し編で沙都子と対面した時にも用いていた。フィーアは記憶を失っているそうだが、誰のことを言っているのか。今回もその正体は明かされなかった。
やっぱり死んだふりだった沙都子
圭一発症のカケラで沙都子が倒れていたが、やっぱり死んだふりだったことが描かれた。沙都子は梨花の死亡を確認後、いつものように拳銃自殺した。
次のカケラで沙都子自ら手を下したのは、今度こそ受け入れさせるという決意があったからだった。
羽入はエウアの「分身」
羽入はエウアの分身であることが明らかとなった。「我が出来損ない」と見下すエウアだが、決して口だけでなく、羽入とのバトルで圧勝した。
エウアは、羽入に「そなたはオヤシロさまだろ」と発言。そんなエウアは、賽殺し編世界のオヤシロさま説が考察されているが、この発言を聞く限り、エウアはオヤシロさまと呼ばれる存在ではなかったのではないか。
梨花への奉納演舞は幻覚じゃなかった!
猫騙し編での沙都子による梨花への奉納演舞が、神楽し編でも流れた。祟騙し編の圭一VS鉄平同様、真っ赤な演出があり、さらに痛め止めのパッケージがH173のものと似てることなどから、この映像は梨花発症による幻覚説が浮上していたが、今回は羽入とエウア目線ということで事実であることが明らかとなった。
つまり、沙都子発症も真実なわけだが、なぜ発症したのか。これについては一切語られていない。
ただ、猫騙し編ではなかった電話のシーンが何度かあった。圭一VS鉄平では電話のシーンは血まみれになっていたが、これは何か意味するのだろうか。
神楽し編より
祟騙し編(祟明し編)より
なお、泣きの説得は演技だったようだ。
祟明し編の死亡シーンがフラッシュバッグ
猫騙し編で最後と決めたカケラで梨花は、祟明し編で沙都子が大石を殺すシーンがフラッシュバッグした。これは、唯一生き残ったレナがフラッシュバッグするのではないかとされていた。
しかし、なぜこのカケラなのか。神楽し編では、梨花の首をはねた茜を圧倒したり、機動隊の後ろで堂々と拳銃をかざしたり、梨花への奉納演舞はもはや自白のようなものだったり、沙都子が黒幕だという刺激的なサインはほかにもあったはず。
ひぐらしのなく頃に卒は、ひぐらし業の解答編のはずだが、その解答が有耶無耶となっており、一方でひぐらし業のシーンを使い回していることなどから、「つまらない」「令和のエンドレスエイト」といった批判が殺到していた。
今回も有耶無耶な解答と使い回しがあり、さらに再び「フィーア」という単語が出てきたが、今回もその正体は明かされず。羽入はエウアの分身だといういうが、どうして分離したのか、そして梨花への奉納演舞は幻覚ではないのに、なぜ沙都子が発症したのかといった疑問も生まれている。
次回からやっと猫騙し編の続きが描かれるが、本当に大丈夫なのか。最後やらかして炎上したニューダンガンロンパV3の二の舞にならないよう、せめて最後くらいは綺麗に〆て欲しいものだ。
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