あと3話で最終回を迎えると思われる「ひぐらし卒」。一方、SNSを中心に「つまらない」といった声が上がっている。
ひぐらし卒に「つまらない」の声
ツイッターでは「ひぐらし卒 つまらない」がサジェスト入り。検索結果には
『ストーリーが望んでいたものと違う』なら、いくらでもやり過ごしようがあります。
ですが、『同じ映像』を見せられるのは、楽しい・つまらないを通り越して、苦痛です。痛みを感じます。
ひぐらし卒でエウアさんの気持ちを疑似体験しています。さすがに毎回毎回同じ流れ過ぎてつまらない…。
何が起こるか分かってると怖くもないんだな。ひぐらし卒がつまらない
1、2話は面白かったけど、それ以降は惰性で見てる
まさか魅音・詩音エピソードがこうも単純とは。
沙都子にも腹立つし、最後は沙都子のバッドエンドでいいよDieジェストは過程が大事なのに尺の都合で裏側書かずにダイジェストで済ますならいっそのこと最初から新編ながせばいいのに、なんだよこの中途半端な脚本
業は面白かったけど卒は使いまわしばかりでクソつまらない
といった批判が殺到している。
発症の過程を省き、映像を使い回して尺稼ぎ
ひぐらし卒はひぐらし業の続編で、「騙し編」の解答編が展開される。解答編としているが、ひぐらし業で各編の発症者、黒幕は沙都子でその目的も分かっており、ひぐらし卒では惨劇に至る経緯や発症者の心理描写などが明確に描かれると期待された。
しかしふたを開けてみれば、中途半端に描かれていたりする。
■綿明し編
・沙都子が魅音にH173を注射する方法は描かれず
■神楽し編
・猫騙し編で沙都子が赤坂、茜、公由、圭一にH173を注射する方法や惨劇に至る過程は描かれず
→特に茜は沙都子では近づくのすら困難で、視聴者はその過程を期待していたが…
・結局、圭一発症のカケラで沙都子は死んだふりだったのか
→これは次回で明かされる可能性も
発症者の心理描写については、ヤングエースで連載されている漫画版「ひぐらし業」の方が丁寧だと賞賛する声もみられた。
視聴者の知りたいことはしっかり描写されず、その一方でひぐらし業のシーンを何度も使い回し、梨花の綿流しは毎回フルで流している。使い回しがなければ、発症過程を入れる尺もあったのではないか。
これは、ひぐらし卒スタートからまもない頃から指摘されていたが、先週放送の12話はいつもより新情報も少なく、「解決編じゃなくて再放送だったな」「11話連続で総集編やってるアニメがあるってマジ?」「これもう『ひぐらしのなく頃に再』だろ」などの批判が相次いだ。
「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ2期で大炎上したエンドレスエイトを思い出すという声もあり、「令和のエンドレスエイト」の再来が危惧されるほどのようだ。
ひぐらし業とひぐらし卒は描写が異なる部分があるらしく、使い回しはそれを示唆しているのではないかという考察もあるが、作画ミスの前科があり、安易な考察は難しいと思われる。
なろう主人公みたいな沙都子は萎える
描写不足や使い回しだけでなく、なろう主人公みたいに無双する沙都子が不快だという声も目立つ。
・綿明し編で銃の師匠である魅音との早撃ちに勝利
・祟明し編でベテラン警察官である大石との早撃ちに勝利
・神楽し編で、ヤクザの女幹部で剣道有段者の茜の刀に銃で勝利
3人とも、沙都子は殺してから自殺しているが、すでに梨花が死んでいるので黙って殺させればいいのに、わざわざ無双するのが反感を買っているようだ。
射撃の腕は反復練習で上達した描写があるからともかく、刀をよけまくるのは萎えたという声が上がっている。
旧作ではいろんな発症パターンがあったが、今作は沙都子によるH173注射だけで「つまらない」という声も。もう一つの沙都子という後付け設定や、圭一VS鉄平が沙都子の妄想だったことに萎えている人も少なくない。
次回は念願の猫騙し編のその後が放送されると思われ、「つまらない」という渦から解放されることを願いたい。