「ひぐらしのなく頃に業」が新作アニメと判明し、各所で考察が展開されている。この記事では、考察をまとめて紹介したい。
ひぐらしのなく頃に業は“解”から数年後の未来!
ループを抜けた未来を語る梨花
「ひぐらしのなく頃に業」2話冒頭、梨花は羽入と再会する。羽入から「ここは数多ある世界を繋ぐカケラの一つ」で、このカケラは死の終着点だった昭和58年6月であることを伝えられた梨花は「また繰り返せっていうの?100年では足りなかった?」とブチギレ。
しかし「今の私は真実を何も知らず、ただ幸運にすがってただサイコロを振り続けていた頃とは違う」「全てを理解しているから。誰が古出梨花を殺すのかも」と察しているようで、「絶対に取り戻す。私たちが勝ち取ったあの未来を」と決意表明した。
これらの台詞から察するに、「ひぐらしのなく頃に業」は「ひぐらしのなく頃に解」最終章・祭囃(まつりばや)し編後のストーリーだと思われる。
羽入消滅なら澪尽し編後の可能性も
羽入は今の自分は残り香でしかなく、梨花が死んだのかも殺されたのかも分からないと言っている。残り香ということは消滅した可能性があるが、それだと祭囃し編のクライマックスと矛盾が生じる。
祭囃し編では、梨花以外にも羽入が目視できるようになっていて、ループを乗り越えた未来では梨花と沙都子の3人で暮らしていた。
一方、PS2「ひぐらしのなく頃に祭」から追加されたもう一つ結末「澪尽し編」では、羽入が拳銃で撃たれて消滅してしまう結末となっている。
残り香が消滅したということであれば、「ひぐらしのなく頃に業」は澪尽し編後のストーリーで展開される可能性がある。
詩音が通う「聖ルチーア学園」と同じ校章を身に着ける梨花
梨花ちゃんの制服、詩音と同じ聖ルチーア学園のだね🤔
中学上がって聖ルチに行ったのか…#ひぐらし pic.twitter.com/mobQvvOP4h— sai (@8_deepblue) October 8, 2020
聖ルチーア学園は、全寮制の中高一貫女子校。作中では詩音が興宮に戻るまで通っていた。詩音は中学3年生で、詩音と同じ校章を着けていることから中学生と思われる(高等部も校章が同じ可能性も)
梨花は女王感染者で、雛見沢から離れたら他の感染者が暴走するため村から離れられないのではないかと言われているが、数年経って雛見沢症候群を治す薬が完成したのかもしれない。
▼過去のアニメシリーズでは別のデザインだった(大人の事情で変わった?)
▼OPの少女は聖ルチーアの生徒ではないかとの声も
「業」の意味
「ひぐらしのなく頃に業」の「業」は「業が深い」ではないかとされている。業が深いは「欲深い」「運が悪い」という意味を持ち、羽入が残り香となったことに関係しているのではないかと言われている。
これまで以上の困難が待ち受けてる?
今回のOPで気になったところ
サビの梨花ちゃんが駆け出すシーン、ひぐらし解のOPの「抜け出し鉄☆平」の所と重ねていると思うんですが、今作は以前のに比べて坂道で梨花ちゃんも辛そうにしているように見えるんですよね。(以前に比べてさらなる苦難が待ち受けている?) pic.twitter.com/X5rcovGsix— luno. (@lunopunzer) October 8, 2020
「ひぐらしのなく頃に業」OPで梨花が走るシーンがあるが、“解”OPでも走るシーンがあった。しかし今回は坂道ということで、これまで以上の困難が待ち受けているのではないかとされている。
鬼騙し編は鬼隠し編と罪滅し編がミックスした話になる?
「ひぐらしのなく頃に業」1話、2話、そして来週放送される3話では完全新作エピソード「鬼騙し編」が展開される。冒頭、圭一がレナと魅音とみられる人物をバットで撲殺していることから、鬼隠し編をベースにしているのではないかと言われているが、鬼隠し編ではなかった描写がいくつかみられる。
ストーリーに関係しないとみられる細かい描写は除くと・・・
■1話
・冒頭、新たにヒロインたちの登校前が描かれる
・圭一を見下ろすレナを見下ろす梨花
■2話
・梨花と羽入のシーン
・レナがナタを圭一に振り下ろす
→鬼隠し編では後ろに立つだけ
・レナと魅音を撲殺するシーンがフラッシュバック
・ケンタくん人形を救出
・富竹が別の目的で雛見沢を訪れているのではないかと圭一
→探偵やスパイみたいだとも
・富竹は急用が入ったと、梨花の円舞を観ていかない
・梨花が富竹を撫でる
→「ありがとう」と富竹
・魅音が圭一とレナを二人きりにする
レナを見下ろす赤い目の梨花だが、この時に全てを知っている梨花が宿ったのではないかと言われている。冒頭、梨花は昭和58年6月10日のカレンダーを不思議そうに眺めており、この梨花は何も知らない梨花で別人ではないかという指摘もみられた。
2人を撲殺するシーンがフラッシュバッグした圭一は罪滅し編以来。鬼隠し編は圭一メインのストーリーだが、バラバラ殺人の記事を読む圭一にレナがナタを振り下ろしたり「バラバラに」「どうやって運ぶ」などに死んだような目をするなど罪滅し編同様、すでにリナや鉄平を殺害してバラバラにした後で、雛見沢症候群も発症しているのではないかと言われている。
鬼騙し編は、鬼隠し編と罪滅し編をミックスしたストーリーになるのではないかと言われている。
綿流しの魅音について、詩音と入れ替わっていたのではないかとの声もある。圭一に想いを寄せる魅音がレナと二人きりにするとは思えないからだ。
富竹も急用で梨花の円舞を観て行かなかったり、梨花に撫でられ「ありがとう」と何かを察したような感じだった。この梨花は全てを知っており、すでに協力を要請した後なのかもしれない。
また、所々にカレンダーの描写がある。沙都子、梨花宅の昭和58年6月10日から始まり、2話で19日まで進んでいる。
鬼=犯人ではなく羽入?
鬼騙し編はその名の通り、鬼を騙して惨劇を回避するのではないかと言われている。ここでいう鬼は普通であれば犯人のことだと思われるが、そうではなく羽入のことではないかともされている。
鬼騙し編は、羽入を始末するために梨花が用意したカケラなのかもしれない。
ED絵のナゾ
ぬいぐるみを抱える沙都子
沙都子のぬいぐるみと言えば、兄の悟史が誕生日にプレゼントするはずだったぬいぐるみを思い浮かべるが、あのぬいぐるみは手で抱えるには大きすぎるもので、このように抱えるのは無理だと思われる。
つまり、悟史のぬいぐるみとは別物になるが、これまでのシリーズで沙都子がぬいぐるみを抱えるシーンはなかったとのこと。このぬいぐるみは一体・・・?
飲んだくれ男と重箱を抱えるレナ
飲んだくれ男はレナの父と思われる。レナの母親が不倫し、そのショックで父親は引きこもるようになった。その後、両親は離婚し、レナの説得で雛見沢に戻ってきた。
アニメでは、すでに立ち直った父親が描かれたが、これは立ち直る前の父親なのかもしれない。
レナが抱えているのは遺骨で中身は母親ではないかとの声もあるが、1話の境内ピクニックで同じ重箱を持参しており、重箱で間違いないと思われる。
血まみれのカレンダーの意味
カレンダーは1983年6月22日となっており、床には17日から22日の5日間のカレンダーが血まみれで散乱している。1983年6月22日は雛見沢大災害の翌日で、梨花がループの中では絶対に辿り着けない日だ。つまり、この日付は梨花が勝ち取った未来の象徴を表している。
大量の血まみれカレンダーは5日間を繰り返し、そして死んでいったことを表しているのではないかと言われている。
力が弱くなるにつれて遡れる日数も短くなっており、祭囃し編の後日談である賽殺し編では「この力は二度と使えないはずでした」と羽入が言っていた。
昭和59年6月17日にループ突入?
カレンダーは昭和58年6月17日から始まっているが、なぜ6月17日からなのか。それは再びループした日付に関係しているのではないかと言われている。
綿流しの日は6月の第3、または第4日曜日に行われている。翌年、昭和59年の綿流しの日は17日か24日。綿流しが17日に行われたとして、この日に何かがあってループしたのだとしたらしっくりくるのではないかと言われている。
「うみねこのなく頃に」とリンクする?
「ひぐらしのなく頃に業」は、原作の竜騎士07による「うみねこのなく頃に」と繋がるのではないかと言われている。OP映像に、うみねこに登場する千年の魔女フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラとみられる人物が映っていたと指摘されている。
これフェザリーヌ?笑
もしそうなら本格的にうみねこ絡ませにきてるやん笑#ひぐらし pic.twitter.com/m5nJ5hfEVo— けん (@Ken_AoT_0914) October 10, 2020
また、「うみねこのねく頃に」の舞台となる六軒島の右代宮家の礼拝堂と外観が非常に酷似していると指摘されている。
六軒島右代宮家の礼拝堂じゃん クロスオーバーのか pic.twitter.com/W5KOPCulzs
— YouHyou (@kazafuki) October 8, 2020
なお、フェザリーヌはあくまで傍観者で、世界を観測する際は「巫女」に指定した人物を通さないと観ることができないことから、ストーリーには直接かかわらず、舞台装置を用意するための登場になるのではないかとされている。
竜騎士07によると、昔に頭の左の角を傷つけ、その姿が羽入だという。
梨花がベルンカステルになるまでの物語?
にぱ~☆
更に今日は「#ひぐらしのなく頃に」の運命に抗う女、古手梨花ちゃんの誕生日。個人的に梨花ちゃま最高のシーンは罪滅し編のvsレナ。「遊んであげるわ。おいで鉈女!」はカッコよすぎました。リメイクアニメでの活躍も期待!尚、うみねこのベルンカステル卿も大好きです。#古手梨花誕生祭2020 pic.twitter.com/fkGiKd2AV5— ふたみん@劇エヴァガ公開&メモオフ20th (@kumirei_shion) August 21, 2020
ベルンカステルは、「うみねこのなく頃に」に登場する千年生きた奇跡の魔女。竜騎士07によると、その正体は梨花が賽殺し編で「ベルンカステルの魔女」と語ったもうひとりの自分と決別し、梨花のベルンカステルの部分が「カケラの海」をさまよううちに、最悪な性格部分だけが結晶された存在だという。
「うみねこのなく頃に」では、ニンゲンだった頃にフェザリーヌの巫女に選ばれた上、ゲームの案内役まで放棄され長い間過酷な運命をさまようことになり、心が壊れてしまったことが語られる。
「ひぐらしのなく頃に業」で羽入は「ここは数多ある世界を繋ぐカケラの一つ」とし、自分は残り香でしかないため梨花の力になれないような雰囲気を醸している。業では、羽入のちのフェザリーヌに放置プレイされ、闇堕ちしてベルンカステルになるまでを描くのではないかと言われている。
また、放置される期間について、千年の魔女ということで最初のループを抜けるまでにかかった100年を除く900年になるのではないかともされている。




















