マジック:ザ・ギャザリングを運営するWizards of the Coastは4月2日、最新パック「イコリア:巨獣の棲処」に封入される「死のコロナビーム、スペースゴジラ」というカードの名前を変更することを発表した。再販では「虚空の侵略者、スペースゴジラ」に変更するという。なお、初版は変更前のカード名で世に出るようで、ツイッターではプレミアがつくのではないかとされている。
他のTCGと比べてマジックのプレミア価格は高く、以前紹介した「ブラックロータス」はα版で650万円、β版でも300万円という破格の値段がつけられている。「死のコロナビーム、スペースゴジラ」はそこまでいくとは思えないが、そこそこの値段がつくのではないかと予想される。
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マジック新作の「死のコロナビーム、スペースゴジラ」、「虚空の侵略者、スペースゴジラ」に変更へ
数か月前、『イコリア:巨獣の棲処』が完成したときは、世界はまったく異なる状況でした。この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって世界が変化する中で、「コロナ」という言葉が別の意味を帯びるようになりました。
「コロナビーム」とは、スペースゴジラが吐く有名なビーム兵器のことです。その後「コロナ」という言葉には別の意味が加わりましたが、その時点でカード名の印刷変更は不可能でした。『イコリア:巨獣の棲処』の初版は間もなく配送され、そのセットにはこのカードも含まれています。そこで私たちは、可能な限りの方法で段階を追って当該カードの削除と変更を行うつもりです。
まず、『イコリア:巨獣の棲処』の再版ではこのカードが削除されます。次に、マジック:ザ・ギャザリング アリーナではこのカードの名前を《虚空の侵略者、スペースゴジラ》に変更します。そして、Magic Onlineではこの特別なゴジラシリーズのカードは「Treasure Chests」からのみ手に入りますが、このカードは出現しません。
なお、このカードは《虚空を招くもの》の特別版であり、元の《虚空を招くもの》には上記の変更は適用されません。
この状況の中で私たちが大切にしているのは、皆さまの健康と安全です。どうか皆さま安全にお過ごしください。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
マジックHPより
新型コロナウイルスが感染拡大する中、「コロナ」という単語をカード名に含むのは大変不謹慎ということで変更を余儀なくされたマジック。先日、名古屋駅前で「コロナビーム」などと叫んだ男が逮捕される事件があった。その数日後にこの決定ということで、今回の事件が多少なりとも影響しているのかもしれない。
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「死のコロナビーム、スペースゴジラ」にプレミアがつく?
・MTG(tcgの始祖)の新弾でゴジラコラボ
・時勢を鑑みて名前変更(公式から声明が出る)
・↑の中で「もう刷っちゃった初版分はそのまま売るよ」とアナウンス。何が面白いって、後々プレミア付いて
【死のコロナビーム 効果買取中!】
ってなるのがほぼ確定してること。 pic.twitter.com/MPfOHSsj1P— いちげん (@vtubermodoki) April 2, 2020
マジックによると、最新パックが完成したときは新型コロナは蔓延しておらず、その時点でカード名の変更は不可能だった。初版は間もなく配送され、このパックには元のカード名で封入しているという。プレミアがつくのは間違いないということで、どれくらいの価格がつくのか。
どれくらいのプレミア価格になる?皆の予想は
死のコロナビームFoilは初版のみなのでプレミア確定!5000円くらいにはなる? https://t.co/psErGGSVuI
— ディスポーザー早川 (@HayaKader) April 2, 2020
死のコロナビーム、マジックの新弾カードだったのか(笑)
アンコモンでも初版のみだったら、プレミア価格で2-3000円くらいになってもおかしくなさそう
マジックはもう辞めて久しいけど1000円くらいだったら記念に欲しいわ pic.twitter.com/FJSFCr8bkz— かみずもう (@kamizumou_kyoto) April 3, 2020
プレミアがつくとはいえ、レアリティが低いということで数千円代になるのではないかとのこと。しかし今後、高騰してとんでもない価格がつくのではないかと予想する人もみられた。