社会現象となっている鬼滅の刃に続き、“ネクスト鬼滅”の呪術廻戦、さらにアニメ化が決定したチェンソーマンが世間を騒がせている。この3作品の共通点は週刊少年ジャンプで連載され、そしてダークファンタジーである。
社会現象の鬼滅の刃
鬼滅の刃は昨年4月にアニメが放送されると、コミックスが爆売れ。コミックスが爆売れ。2020年10月には映画「鬼滅の刃 無限列車編」が公開され、12月4日にはコミックス最終巻が発売された。
これにより、累計発行部数1億2000万部で歴代8位にランクイン。最終巻は1周目で285万部を売り上げ、コミック週間売上歴代1位となった。
映画は公開42日目で歴代2位のタイタニック超え。公開59日目には興行収入302億円を突破した。さらに、主題歌のシングルとアニメOPが収録されたアルバムは初登場ダブル1位を獲得した。
他社とのコラボも連発し、商品系ならどれも即日完売するほどの人気っぷり。テレビでもネットでも毎日のように取り上げられ、Googleトレンド「急上昇ワード」に「鬼滅の刃」が2連続でランクインした。「鬼滅キッズ」「鬼滅ごっこ」といったネット用語も相次いで登場し、コラ画像であふれかえっている。
映画が公開されてから、鬼滅の刃が話題にならない日はなく、鬼滅一色の世間に「鬼滅疲れ」する人も後を絶たない。
“ネクスト鬼滅”の呪術廻戦
世間が鬼滅一色の中、呪術廻戦のアニメが10月よりスタート。アニメが始まると、これまたコミックスは飛ぶように売れ、12月には累計発行部数1500万部に爆増した。
アニメも放送時間は「#呪術廻戦」が7万ツイートを超え、関連ワードも相次いでトレンド入り。SNSやランキングサイトなどでは、今期アニメの覇権だという声も多い。
テレビで取り上げられることも多くなり、呪術廻戦は“ネクスト鬼滅”だと紹介され、ちょっとしたボヤ騒ぎになった。
それでもまだまだ鬼滅の刃には及ばないが、ジャンプで連載が続いており、鬼滅がオワコンとなってからの覇者はほぼ約束されている。
第二部&アニメ化決定のチェンソーマン
そして、忘れてならないのはチェンソーマン。先週のジャンプで衝撃ラストを迎え、今週号で最終回を迎えた。同時に来週号から第2部がスタートし、アニメ化も決定した。
製作会社は呪術廻戦や進撃の巨人(4期)などを手掛けるMAPPAで期待が高まる中、カニバニズムなど映像化が困難とされる描写があり、製作スタッフの手腕が試される。
アニメ化が発表された際は「チェンソーマン」が20万ツイートでトレンド入り。宝島社の「このマンガがすごい!2021」のオトコ編1位に輝いた。
なお、コミックスの累計発行部数は500万部。すでにこれだけ売れており、アニメが始まってからどれだけ売れるか期待が高まる。
ジャンプ令和三強?
ジャンプには歴代発行部数1位のワンピースやヒロアカ、アニメが放送されているハイキューなどの人気作品が揃っているが、今現在の話題性なら鬼滅の刃→呪術廻戦→チェンソーマンの三強なのではないかと思われる。
この3作品はいずれもダークファンタジー。やはり、時代はダクファンなのか?