2月28日発売のモンハンワイルズのメタスコアが25日に公開された。メタスコアは90点で、レビューには「これまでで最もプレイしやすいモンハン」「ワイルズはワールドやライズよりも優れたゲームだと自信を持って言えます「ワイルドはGOTY大賞にノミネートされるだろうと骨の髄まで感じています」「シリーズに飛び込みたい人にとっては最高の入門編です」などと絶賛されている。
そんなワイルズだが、今回はあえて欠点に着目したい。
ワイルズの欠点レビュー
・欠点を指摘するなら、エンドコンテンツとモンスターの数にもっと満足したい
・これまでで最も幅広いユーザー層を狙ったことで、シリーズの難しさがいくらか鈍くなっており、ワイルドの最も難しい部分が完全に明らかになるまで待たなければならないかもしれません。
・少なくとも現在の状態では、抵抗がほとんどないため、特にモンスターハンターのベテランであれば、簡単にクリアできます。
・残念ながら、現在のコンテンツは以前のタイトルのプレイヤーにとって十分とは程遠いため、もっと欲しいと感じています。
・ワイルズは基礎はしっかりしているが、適切なエンドコンテンツとチャレンジが欠けている
・カプコンはワイルドで新規プレイヤーを引き付けようと執着しすぎていて、少し行き過ぎているように思える。ストーリーは、かなり馴染みのある体験だが、最大の欠点。前作よりははるかにハードコアさは薄れている。
・モンハンをよりとっつきやすくするためのその探求の中で、ワイルドはいくつかの場所で骨まで削りすぎており、難易度が大幅に削減されたため、頂点捕食者になるために今回は詳細な装備システムをほとんど調べる必要はありませんでした。
・カプコンはゲームを一般大衆にとってよりアクセスしやすいものにしようとして、少しやり過ぎてしまい、最も熱心なファンを遠ざける恐れがあるほどだった。
・難易度よりも親しみやすさが勝っており、ベテランにとってはマイナスとなっている。
・ストーリーに重点を置きすぎている。
・新しい武器がないのは残念です。多くの技術的な問題と、ゲームがしばしば未完成な感じがするのも残念です。
多くのレビューで「新規ユーザーを狙いすぎてヌルゲー化している」「エンドコンテンツが少ない」といった点が挙げられている。
ワイルズ第2回オープンベータテストのアルシュベルドは高難易度と謡われていたが、ライズ体験版のマガイマガドやメル・ゼナに比べると多くのハンターがクリアしており、ワイルズはヌルゲーではないかと懸念されていた。その懸念は見事的中したわけだ。
新規ユーザーに配慮した方が売れるのは分かるが、コアユーザー向けのコンテンツも充実させてほしいところ。そういった面では、ワールドはバランスが取れていた。
ワールド発売当初のモンスター数は合計30体(であってるはず)。エンドコンテンツは調査クエストの周回だが、報酬の質を考えると歴戦の古龍(ヴァルハザク、キリン、クシャルダオラ、テオ・テスカトル、ネルギガンテ)を討伐することが多くなった。
歴戦の古龍は古龍の強化個体だけあって強力で、そこそこの歯ごたえだった記憶がある。
歴戦の個体はいなかったが、古龍種のゾラ・マグダラオスやゼノ・ジーヴァを討伐することもしばしば。ワールドは古龍がストーリーにガッツリ関わってくるので初期から数が多く、そして古龍は強いので上級ハンターでも歯ごたえのある体験ができたと思う。
ちなみに、ワイルズは現時点で公式発表された古龍は1匹もいない。もし、古龍が1匹もいない場合、こちらもヌルゲー化の要因になっているだろう。
ライズのとき、同作に飽きたハンターがアイスボーンに戻るという流れがあったが、ワイルズでもあるかもしれない。
現に、ワールドSteam版は現在でもデイリーMAX同接4万人以上の人がいる。これらの人がワイルズ発売で全員いなくなるとは到底思えず、ワイルズに飽きた人が戻ってきても、誰もいないということにはならない。
ストーリーを重点に置きすぎる難点に関しては、IGN Japanのレビューでも触れられている。
詳細はリンクから飛んで欲しいが、ストーリーの終盤にとあるキャラが決断をするそうだが、その決断自体は「モンハンらしい」の一言でで済ませられる豪胆で爽快感のあるものだが、丁寧に描いてきたストーリーから突然変わってしまった印象を受けた。
決断のタイミングが悪いことも災いして、ストーリーがより小さいものに感じられ、ボスの迫力不足にもつながっている。
また、エンディングまでは15~20時間ほどだったという。
ワイルズは発売日に買わず、今後のアップデートを見て購入するのもおすすめだ。少なくとも筆者はそのつもりだ。
▼その理由については下記記事でつづっている