ナイトレイン 深き夜の“壁”深度3越えした復讐者の魔術ビルド解説

ナイトレイン 深き夜の“壁”深度3越えした復讐者の魔術ビルド解説

『エルデンリング ナイトレイン』深き夜の壁である深度3を、PS版「野良マルチ(地域外マッチング:マッチングする)の魔境環境で超えた復讐者の魔術ビルドを解説したい。

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遺物構成

最大HP上昇(+100)

深き夜では、深度3からエネミーの攻撃でワンパンせいぜいツーパンされやすく、HPワースト2の復讐者は最大HP上昇とカット率上昇を盛らないと、これらを避けられない。

「最大HP上昇」は特殊効果や深層の遺物でも盛れるようになったが、後者は必ずデメリットが発生するということで、採用しにくい。そのため、通常遺物で増やす意味がある。

HP持続回復(毎秒2)

深き夜前のアップデートで、毎秒1回復から毎秒2回復にアッパーされた。前回はスロット2にレディの遺物に付いた「HP持続回復」も入れて2つにしていたが、アッパーによって1つで2つ分になったので、1つに減らした。

HP低下時、周囲の味方を含めHPをゆっくりと回復(HPが20%以下になると、最大HPの0.5%+1を50秒かけて回復)

「HP持続回復」と合わせて、大きなリジェネ効果を得られる。

最大FP上昇(+25)

「魔術師塔の仕掛けが解除される度、最大FP上昇」の項で解説。

攻撃連続時、FP回復(最大値の5%)

復讐者の初期拳である「復讐者の呪爪」の両手持ちでのラッシュで発動を狙っていく。魔術や祈祷でFPを使い、呪爪の攻撃でFP回復を狙う。

ちなみに、この効果は瀕死になった味方を殴っても発動する。味方を救助しながらFPも回復できるわけだ。

これに加え、同名の特殊効果も取って回復量を上げたり、

・付帯効果「攻撃連続時、一度だけカット率上昇(+38%/+48%/+60%)」

・タリスマン「有翼剣の徽章」攻撃連続時、攻撃力上昇

・タリスマン「ミリセントの義手」技量上昇 +5 攻撃連続時、攻撃力上昇 。技量を上げることで詠唱速度も高まる。

・タリスマン「神肌のおくるみ」攻撃連続時、HP回復 +6%

なども合わせれば、なおのこといい。

魔術師塔の仕掛けが解除される度、最大FP上昇(18%)

「最大FP上昇」と合わせてFP盛り。今回の魔術ビルドは魔術師塔に寄るのが必須なため、星光の欠片と杖の収集ついでにFPもガン盛りする。

攻撃命中時、スタミナ回復+1(回復量3)

攻撃や回避などに使うスタミナは最大値を増やすよりも、回復量を上げた方が上昇量は高まるとされる。

「攻撃連続時…」と異なり、攻撃を当てるたびに発動する。こちらも呪爪による攻撃で発動させ、スタミナ回復によって攻撃の手数が増えることで「攻撃連続時…」の効果発動がしやすくなるとともに、味方の救助をより早くできるようになる。

攻撃を受けると攻撃力上昇(+15%。効果時間10秒)

深き夜の敵はHPや攻撃力が増えており、赤ボス、夜のボスや王といった強敵以外も魔強化されている。それに加え、変異体という強化個体が出現するため、カジュアルマッチのように封牢を巡り「封牢の囚を倒す度、攻撃力上昇」のバフを入れるのが困難になった。

そこで、封牢バフ3つ分の「攻撃を受けると攻撃力上昇」が役に立つはずだ。

攻撃を受けた場合、ダメージ量によっては即回復することが多いと思う。

しかし、敵が味方の方に向かうなどして次の攻撃が来ないであろう状況だったり、守護者のアーツ「救世の翼」による長押し中だったり、復讐者のアーツ「不死の行進」による不死中だったり、直後に敵が怯んだり体勢を崩せば、そのまま攻撃力が上がった一撃をお見舞いできる。

炎攻撃力上昇+2(+6%)

復讐者の魔術ビルドは魔力属性がメインとなるが、魔力属性が効きにくいグノスター、マリス、リブラ、カリゴと相性が悪い。マリス以外は炎属性が弱点となり、炎の祈祷や戦技の火力を上げられる効果が役に立つはずだ。

なお、スロット3に関しては深度4に到達してから変更した。

深層の遺物はまだそろっていないので適当だが、とりあえず「大教会の強敵を倒す度、最大HP上昇(+5%)」「【復讐者】アビリティ発動時、最大FP上昇(+2%らしい)」「消費FP軽減(-7%)」などはデメリットが発生せず、使えると思う。

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装備&付帯効果

理想の装備構成はこちら。

・復讐者の呪爪

・初期の指の聖印(拒絶/回復):「回復」を持つ付帯効果や上位の回復祈祷(大回復→王たる回復→黄金樹の回復)を持つ聖印を入手したら入れ替える。

・砕け散る結晶または滅びの流星が付いた杖、もしくは夜の王に有効な属性を持つ祈祷がある聖印か近接武器(魔力属性が効きにくい夜の王が標的の場合)

・付帯効果「HP最大時、カット率上昇(+24%/+32%/+40%)」を持つ武器(パーセンテージが高いものと入れ替えていく)。

・付帯効果「被ダメージ時、カット率上昇(+21%/+28%/+36%)」を持つ武器(パーセンテージが高いものと入れ替えていく)。

・自由枠[攻撃連続時、一度だけカット率上昇(+38%/+48%/+60%)、敵から狙われづらくなる(-6/-9/-12)、魔術タメ強化(+9%/+13%/+18%)]など。

呪爪は攻撃や味方の救助などに使用。1日目の時点でアンコモンに強化する。装備が下振れた場合、呪爪をレア強化してメインウエポンに。

回復祈祷は持久戦をする上で必須となる。情報によると、回復祈祷の回復量は聖印を強化しても変わらないようだ。そのため、回復祈祷を持った聖印を強化する必要はない。

杖は、砕け散る結晶か滅びの流星を持つものを確保する。復讐者は知力:B、信仰:Sというステータスで、魔術よりも祈祷の方が火力で勝りそうだが、実際のところ、魔術の方が火力で優れていたりする。

砕け散る結晶確定枠は「結晶杖」「腐敗した結晶杖」の2本ある。魔術師塔の潜在する力からはアンコモン杖が1本入手でき、これは合計8本あるため、8分の2(4分の1)の確率で手に入る。

下手な祈祷を狙うよりも、砕け散る結晶の方が火力で勝り、ドロップ率も高くて優秀だ。

レアドロップで「ルーサットの輝石杖」が出れば、滅びの流星が確定枠なため、さらなる火力アップにつながる。

砕け散る結晶も滅びの流星も魔力属性となっており、魔力属性は弱点を付けない代わりに、等倍での一貫性に優れる。これらの魔術は火力が高く、1日目と2日目のファームに優れる。

初期武器2個とカット率上昇の付帯効果を最低2つは盛る関係上、1日目と2日目のボスごとの弱点を突くのは不可能なため、等倍での一貫性に優れる魔力属性によるゴリ押しが強い。

深度3以降は標的が3日目の扉を開けるまで分からないケースがあり、どの夜の王が来ても半分の4体に等倍で通る魔力属性が適格だ。

「HP最大時、カット率上昇」はワンパン「被ダメージ時、カット率上昇」はツーパン防止で入れる。これがあるかないかでかなり変わるため、見つけたら必ず入手したい。

あと1枠は自由枠となっている。上記の項でも紹介した「攻撃連続時、一度だけカット率上昇」、常夜リブラ対策の「敵から狙われづらくなる」、砕け散る結晶や滅びの流星のタメ火力を上げられる「魔術タメ強化」も候補に挙がる。

先日のアップデートで、砕け散る結晶に魔術タメ強化が反映されていない不具合が修正され、タメ攻撃で大きな火力を出せるようになった。

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味方にレディや隠者がいる場合

砕け散る結晶や滅びの流星といった高火力魔術は、復讐者よりも知力で勝るレディと隠者も欲しいはず。この2人のいずれか、もしくは両方いても、魔術ビルドを遠慮する必要はない。

なぜなら、小砦よりも魔術師塔での入手を狙うからだ。小砦の杖棚はパーティで共有となり、コモン杖もドロップするため、全員が砕け散る結晶確定枠の杖を入手できるわけじゃない。

結果、もっとも知力が低い復讐者は必然的に遠慮する立場となる。

一方、魔術師塔の潜在する力はそれぞれ見えている結果が異なり、アンコモン杖が確定となる。自分が入手した武器を味方に渡すかは各々の判断となるため、復讐者よりも知力で優れるレディと隠者に遠慮する必要はないわけだ。

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そもそも、レディと隠者でよくね?

そもそも「それレディと隠者でよくね?」と思う人もいるはずだ。レディは知力A、隠者は知力Sとなっており、この2人の方が魔術適正はある。

それでも復讐者で魔術ビルドをやるのは、復讐者がマルチタスクをこなせる汎用性の高い優秀なキャラだからだ。

オンラインゲームにはタンク、ヒーラー、アタッカーといった3つのロールがある。ナイトレインは既存のオンラインゲームを参考にしたと、ゲームメディアによる開発者インタビューで語られており、その辺も取り入れて最大3人マルチになったのだと思われる。

つまり、3人でタンク、ヒーラー、アタッカーの役割分担ができるわけだ。復讐者はアビリティ「死霊術」やスキル「霊体召喚」によるヘイト管理ができる。

HPとカット率を盛り、敵のヘイトを取れる武器などで攻撃すれば、復讐者自身もタンクは可能だ。このようなタンクを「HPタンク」と呼ぶそうだ。

復讐者は初期聖印に回復祈祷があるほか、呪爪やファミリー、不死の行進による味方の蘇生力に優れる。味方を蘇生した場合、HPの半分を回復するため、これもヒーラーの役割と言える。

ただ、回復祈祷は詠唱中に味方が離れてしまうことが多いため、蘇生が主なヒーラーとなるだろう。

復讐者は信仰:S、FP:Aとなっており、祈祷だけでなく、FPを使った戦術を得意とする。FPを使った強力な戦技/魔術/祈祷をぶっぱすれば、アタッカーとしても活躍できる。

パーティに応じてタンク、ヒーラー、アタッカーどれに徹するか臨機応変に対応できるのも復讐者の強みだ。あるいは装備が下振れた場合、アタッカーは難しいため、タンクやヒーラーに徹するという選択肢も取れる。

そのため、復讐者パーティでも強く、3人による死霊術や霊体召喚での数の暴力だったり、不死の行進での不死祭りだったり、むしろ最強のパーティと言えなくもない。

一方、レディは回避がもっとも優秀なため、敵のヘイトを取って回避を繰り返す「回避タンク」は可能であり、戦技や魔術を中心としたアタッカーもこなせる。

深層の遺物「精神力/信仰上昇、知力低下」によって、信仰を上げることで回復祈祷によるヒーラーも可能となったが、問題は回復祈祷を入手できるかどうか。復讐者は聖印が入手しやすくなっているが、レディはそうじゃない。

深層の遺物「潜在する力から、聖印を見つけやすくなる」が登場したが、この遺物効果ではそこまでドロップ率が上がらないという情報もある。

隠者はレディに次ぐ回避性能を持ち、今回のアップデートで「アーツ発動時、最大HP上昇」が強化され、回避タンクもHPタンクも可能となった。信仰Sだが、回復祈祷は入手しやすいわけではないため、ヒーラーは難しいだろう。

仮に、回復祈祷を入手したとしても、ナイトレインにおけるヒーラーの主な役割は味方の蘇生だ。レディと隠者は、瀕死ゲージ3本の味方を救助するのが非常に困難となっている。

今回のアップデートで、レディのアーツ「フィナーレ」の効果時間が15秒から17秒に2秒延長したが、それでも17秒で救助するのは難しい。

そのため、ちょっと削ってからフィナーレを使いたいところだが、それだと敵が味方の周りに来てしまい、フィナーレ中にうっかり攻撃を当てると普通に殴られるため、結局救助は難しかったりする。

隠者は知力:S、信仰:Sというステータスなため、魔術や祈祷を中心としたビルドになるが、それだと味方の救助がかなり困難となる。魔術や祈祷の中にも、瀕死ゲージを大きく削れるものがあるが、それを引けるかは結局運となる。

復讐者と異なり、基本アタッカーの2人なので、装備が下振れたときはパーティのお荷物になりやすい。特にレディは初期装備を短剣しか持っておらず、序盤がかなり弱いキャラだ。その後も強い武器が取れなかった場合、まるで役に立たないだろう。

現に、深き夜の深度3に一度だけレディで潜り、標的はエデレだったのだが、2日目後半の時点で近接武器は出血短剣のレドゥビアのみ(エデレに出血は有効ではない)、杖は砕け散る結晶すら取れず、アンコモンのゴミ魔術しかないという絶望的な状況に。

結果、エデレにすら辿り着けず、2日目で全滅した。深度3以降はレディじゃキツイと確信したセッションだった。

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