ポケモンSVのDLC「ゼロの秘宝」後編「藍の円盤」の看板であるテラパゴスはノーマルフォルムとテラスタルフォルム、そしてスカーレット(バイオレット)ブックスに描かれていたステラフォルムの3つに形態変化する。
いずれも特性が異なっているが、今回はそれぞれの特性や専用技の仕様について、独自に行った検証結果をシェアしたい。
テラパゴスの特性・専用技の仕様
・テラスタルフォルムの「テラスシェル」はHPが満タンのとき、受けるダメージが全て0.5倍半減になる
→半減するとき、特性発動がアナウンスされる
・ステラフォルムの「ゼロフォーミング」は”テラスタルしたとき”、天気とフィールドをリセットする
→特性発動はテラスタルしたときの一回限りで、一度下げて再び出しても発動しない
・かがくへんかガスにより、ノーマルフォルムの「テラスチェンジ」は無効化されないが、テラスシェルとゼロフォーミングは無効化される
→特にゼロフォーミングはかがくへんかガスが場から離れても発動しない
・専用技「テラクラスター」はテラスタルするとステラタイプとなって威力が1.2倍され、また相手全体攻撃になる
→ただし、テラスタルしたターンは単体攻撃のまま
・テラスタイプはステラ固定でオーガポン同様、別のテラスタイプに変更できない
テラスシェルと似た特性に、カイリューでおなじみなマルチスケイルがあるが、これは受けるダメージが半減となる。等倍は0.5倍、2倍弱点は等倍、4倍弱点は2倍といった感じだ。
一方、テラスシェルはタイプ相性を無視して全て0.5倍となる。
ノーマルタイプのテラパゴスはかくとうタイプの技が弱点となり、マルスケであれば等倍だが、テラスシェルだと問答無用で0.5倍となる。つまり、マルスケの上位互換になるわけだ。
ダメージ軽減率や半減するたびに特性表示があることをのぞけば、基本的にマルスケと同じ仕様となっている。
・固定ダメージや混乱の自傷ダメージは半減しない
→前者に関しては特性発動のアナウンスこそあるが、ダメージは半減されていない
・かたやぶりの特性を持つポケモンの技に対しては特性自体発動しない
・一度発動しても、再度HPが満タンになれば何度でも発動する
・みがわりを張ったあとにHPが満タンになった場合も特性が発動する
ゼロフォーミングの説明には「天気とフィールドの影響をすべてゼロにする」とあり、天気の影響がなくなる「エアロック」にフィールドの影響もなくなる効果を追加したものに思えるが、実際はただリセットするだけになっている。
ちなみに、雪のときに張られたオーロラベールやフィールドにより発動したシードの能力アップはゼロフォーミングでリセットされなかった。
テラパゴスの性能に関する考察は別記事で改めて行う予定だが、個人的には弱いと思っている。オーガポンのほうが断然強い。