ポケモンSVのランクマ・シーズン3が3月1日8時59分に終了した。シーズン4は現時点で開催されていない。
今期はもう潜らない予定だったが、いろいろあって急遽やることに。今回は珍しく最終日までやったが、その時に使った構築を紹介したい。
ポケモンSVランクマ・シーズン3ダブル最終構築
ハバタクカミ
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:きあいのタスキ
技:マジカルシャイン シャドーボール ムーンフォース まもる
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP131(4)-攻撃×-防御75-特攻187(252)-特防155-素早さ205(252) S↑A↓
特性:こだいかっせい
テツノドクガ
テラスタイプ:くさ
持ち物:ブーストエナジー
技:ねっぷう アシッドボム エナジーボール まもる
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:HP171(124)-攻撃×-防御80-特攻177(132)-特防130-素早さ178(252) S↑A↓
こだいかっせいで素早さが上がる攻撃最大値187トドロクツキのひこうテラスアクロバット(持ち物なし)高乱数耐え
特性:クォークチャージ
モロバレル
テラスタイプ:みず
持ち物:ゴツゴツメット
技:まもる いかりのこな キノコのほうし かふんだんご
個体値:31-×-31-31-31-0
努力値:HP221(252)-攻撃×-防御132(236)-特攻105-特防103(20)-素早さ31 B↑S↓
特性:さいせいりょく
カイリュー
テラスタイプ:ひこう
持ち物:こだわりハチマキ
技:テラバースト しんそく アイススピナー けたぐり
個体値:31-31-31-×-31-31
努力値:HP197(244)-攻撃198(204)-防御115-特攻×-特防120-素早さ108(60) A↑C↓
S12振りイエッサン♀抜き
特性:マルチスケイル
ドドゲザン
テラスタイプ:あく
持ち物:くろいメガネ
技:ドゲザン ふいうち アイアンヘッド まもる
個体値:31-31-31-×-31-31
努力値:HP207(252)-攻撃198(196)-防御140-特攻×-特防105-素早さ78(60) A↑C↓
S12振りアラブルタケ抜き
特性:まけんき
キョジオーン
テラスタイプ:どく
持ち物:たべのこし
技:まもる ワイドガード じこさいせい しおづけ
個体値:31-31-31-×-31-0
努力値:HP207(252)-攻撃120-防御198(236)-特攻×-特防113(20)-素早さ36 B↑S↓
特性:きよめのしお
今回の構築はシーズン中盤に2桁順位を達成した
を改良したもの。
そのため、改良点のみ触れていきたい。
ハバタクカミはこだわりメガネからきあいのタスキに変更。ハバタクカミの物理耐久は致命的に低く、いかくを入れたとしても耐えられないことが多い。おにびまで入れればさすがに耐えられるが、打つたびに15%の外しが懸念され安定しない。
ハバタクカミの物理耐久をカバーするため、いかくとおにびを持つウインディの採用を検討したが、
1.いかくはドドゲザンやコノヨザルのまけんきを発動させ、逆に攻撃が1段階上がってしまう
その場合、おにびを入れれば実質攻撃2段階ダウンで攻撃1段階ダウンとなるが、15%の外しが安定しない
コノヨザルはほのおテラスが57.2%ともっとも多く、そもそもおにびが効かないことも
せいしんりょくカイリューが前期22.9%→30.1%に増加、クリアチャーム持ちも増え、そもそもいかくが入らないことが多かった
2.使用率ワンツーのハバタクカミとテツノツツミにはバークアウトが刺さりそうだが、テツノツツミに上からハイドロポンプを打たれてワンパンがざら
ハイドロポンプはくさやみずのテラスタルで半減できるが、今度はフリーズドライで弱点を突かれてしまう
ウインディはテツノツツミをワンパンできる技がなく、ハバタクカミもメガネならパワージェムを持っていることもあり、実際はそこまで強くない
3.イエッサンとグレンアルマにはバークアウトが刺さりそうだが、グレンアルマはじゃくてんほけんが38.9%ともっとも多く、むしろ特攻を1段階上げてしまう
エスパー技を無効化するあくテラスの採用も考えたが、今度はほのお技が等倍で通り、イエッサンはフェアリー技を持っていることも多く、微妙だった
といったことからあまり刺さらず、採用を見送った。
また、強化アイテムを持ったハバタクカミのシャドーボール、サーフゴーのゴールドラッシュなどの特殊攻撃もワンパンとなり、ハバタクカミは使用率1位なのもあってミラーも多い。
そのため、こだわりメガネで火力を上げるよりも、きあいのタスキで確実に一発耐えるようにしたほうがいいという結論に至った。タスキなら味方のサポートはいらず、単体で機能する。
もちろん火力は落ちるが、足りないと思ったらテラスタルしたり、テツノドクガでアシッドボムを入れるなどしてダメージを上げればいい。
きあいのタスキをハバタクカミに持たせたことで、構築からヤミカラスを抜くこととなった。代わりのポケモンを捜したところ、キョジオーンがいい味を出していた。
今回のキョジオーンは
テラスタイプ:どく
持ち物:たべのこし
技:まもる ワイドガード じこさいせい しおづけ
という、サンディエゴで開催された公式大会「ポケモンチャンピオンシップス REGIONAL」で優勝したチャンピオンのキョジオーンとなっている。なお、実際の個体値はC抜け5V、努力値はHBDで性格しんちょうと、この辺は異なっている。
チャンピオンのキョジオーンは2月にプレシャスボール入りの個体が配布されたが、大会自体はシリーズ1のルールで開催された。
パラドックス環境でも、チャンピオンのキョジオーンはぶっ刺さりだった。どくタイプにテラスタルすることで、ハバタクカミのメインウェポンを両方半減できる。
テツノツツミのハイドロポンプは等倍に抑えられ、しおづけで2倍の定数ダメージを与えられる。
テツノカイナのドレインパンチは半減となり、でんき技は等倍のままで、圧倒的防御で楽々受けられる。
現環境のヘイラッシャははがねテラスが32.9%ともっとも多く、テラスタルしてもしなくてもしおづけが一貫する。しれいとう後のヘイラッシャは全能力が2段階上がるため、いたずらごころヤミカラスでくろいきりするのが安定だったが、しおづけで定数ダメージを稼いでも突破できた。
しれいとう後のヘイラッシャは交代できず、死ぬまでしおづけのダメージを受けることとなる。
ウェーブタックルも、テラスタルすれば一発は耐える。じしんはワイドガードで防ぐことができる。
3桁後半まではカイリューでテラバーストひこうを打ってるだけで勝つことも多かったが、それ以降はキョジオーンが大活躍した。本構築の裏エースと言ってもいい。
結果
最終順位は146位。レートは1956だった。
この時点で残り2時間となり、2桁ボーダーはちょうど2000だったため、あと3回勝てば行ける可能性があったが、猛者しかいないこのランク帯ではたった3回勝つだけでも一苦労で、2時間だと微妙なラインだったため、ここで見切りをつけた。5時間くらいあれば、多分2桁行けたと思う。
パラドックス環境はあと1ヶ月続くため、この構築記事が参考になれば幸いだ。