山口・阿武町のコロナ給付金4630万円が誤振り込みされたことをいいことに、町民の田口翔(24)は4630万円を引き出して逃亡。その後、出頭したと思ったらネットカジノに全額使ったから返せないとぬかしている。
一方、弁護士費用を払う金はあるそうで、弁護士まで雇っている。この弁護士は顔も名前も明かしておらず、なかなか怪しい人物だ。
ネットカジノに使ったという話について、ネットでは「嘘くさい」といわれる中、今回の話がリアルこち亀だと話題になっている。
ネットカジノに全額使った件、リアルこち亀だと話題に!
#田口翔
「4630万をネットカジノで全部使った」リアルこち亀ワラタ
知らずに使ったら罪には問われないが知った後で使ったら罪になるらしいが、24歳で人生棒に振ったな pic.twitter.com/4dlDijogUU— 笛寝憑九 (@hudU92O1fN1CNWp) May 17, 2022
これは、こち亀原作1853話「500万争奪戦の巻」(195巻)のワンシーン。両さんは口座に500万円が誤振り込みされたことをいいことに、馬券を買って3倍に膨らませることを考えた。
このシーンだけだと、また両さんがやらかしたと思うだろうが、競馬場に向かう途中で、会社の金である500万円をなくして自殺しようとしていたサラリーマンに500万円を渡し助けている。その後、紛失した500万円が見つかり、サラリーマンが500万円を返しにくるが両さんはおらず、代わりに大原部長が受け取る。
大原部長は、このまま両さんに渡すと私用に使ってしまうと思い、このまま預かるが、その500万円で骨董品を買ってしまい、しかもそれは偽物だったことが判明。これには両さんからも「金の汚さが顔に出てるだろ。こういう守銭奴は10回くらい死んだほうがいいよ」とののしられ、派出所の面々にも白い目でみられる。
似たような話として、アニメ226話「ボーナス争奪戦6」があり、こちらは両さんの口座に1億円が誤振込みされ、これを全額引き出して逃亡。逃げる途中で金をばら撒き、捕まった時には一銭も残っていなかったというオチだ。
この金は警察のボーナスで、両さんが冗談で入力したデータが銀行に送られてしまったという。
両さんは「ミスしたほうが悪い。一度ワシの口座に入った金はワシのものだ」と田口翔と同じ言い訳をしていた。
漫画なら、両さんなら許されるかもだが、リアルでこんな横暴が許されるはずもない。使った金はキッチリ弁償すべきだろう。