レジェンズアルセウスの看板モンスターとなっているアルセウスは物語の冒頭に、すべてのポケモンに出会った時に再び姿を見せると言った。
アルセウスと出会うためのメイン任務にも「すべてのポケモンと出会う」とあり、言葉通りに受け取るなら「すべてのポケモンを見つける」だけでいいはずだった。しかし、実際は違ったのだ。
×「すべてのポケモンとであえ」〇「すべてのポケモンを“捕まえろ”」
「すべてのポケモンとであえ」という使命を課したアルセウス。しかし、実際は出会うだけではなく、すべてのポケモンをゲットしなくてはならない。
フィオネ、マナフィ、シェイミ、ダークライといった幻のポケモンは必要ないが、それでも計237匹もいる。しかも、低確率だったり時空の歪みでしか出現しなかったり、ゲットが面倒なポケモンが数多くいる。
■個人的にゲットが難しかったポケモン
・エーフィ、ブラッキー、ニンフィア:今作はやすらぎのすずがなく、なつき進化が難しくなった。進化前のイーブイも低確率の出現で、大量発生を狙わないと複数匹ゲットは困難。野生でも出現するが、時空の歪み限定
・チェリンボ:奥の森、大口の沼、フェアリーの泉などで木を揺らすと出現するがマジで出ない。大口の沼にチェリンボかチェリムが確定で出る木があるが、それでも一つしかないため、その木が揺れるまでに時間がかかる。チェリンボだったら、そのままチェリムに進化させればいいが、進化系のチェリムが出てしまうとチェリンボもゲットしなくてはならない
・ポリゴン、コイル、マニューラ、ズガイドス、タテトプス:時空の歪みのみ出現。ポリゴン、ズガイドス、タテトプスは低確率出現
・ミカルゲ:各マップに点在するともしびを107個集めると出現。数が多いうえ、中途半端に回収すると、どこを取って取っていないのかわからなくなり、結局ぜんぶ探すハメになった。ともしびをサーチすることはできず、攻略情報が前提となる
・トルネロス、ボルトロス、ランドロス、ラブトロス:主人公に見つかると超高速で逃げ、風のバリアを3回壊さないとバトルにならず、ゲットできない。トルネロスとボルトロスは特定の天候でしか出現せず、途中でほかの天候に変わると消える
レジェンズアルセウスはタマゴがないため、むしろ進化前のほうがゲットは難しかった。ベイビーポケモンやシンオウ御三家など低確率出現が多く、主人公を見つけると消えるポケモンも多い(ケーシィが地味に面倒だった)。
また、アヤシシはバリアーラッシュを早業で20回使用、ハリーマンはどくばりセンボンを力業で20回使うと進化するが、早業と力業はPPを2つ使うため、何度も回復を挟む必要がある。
ダイパは、全国図鑑にするためシンオウ図鑑150匹を見つけるだけで良く、出会うのが難しいポケモンもいなかった。レジェンズアルセウスはそれより87匹も多いうえ、すべてゲットしなくてはならない。レジェンズアルセウスをやった後だと、ダイパリメイクがいかにヌルゲーだったかわかるだろう。