鬼滅の刃最終巻の23巻が初版395万部になることが決定したと先日発表されたが、これについて一部でワンピースの初版400万部超えに忖度したのではないかと憶測されている。この件について、集英社から声明はない。
そんな中、東スポは11月29日、話題作りのために初版395万部だったのではないかと、出版社の幹部から聞いた話を報じた。
鬼滅の刃23巻の初版395万部はワンピースへの忖度ではなく話題づくりだった!?
鬼滅ブームはとどまるところを知らないが、最終23巻の初版395万部は少々据わりが悪い気も…。どうせならすっきり初版400万部にしても良かったのではないか?
この疑問に大手出版社の幹部社員は「初版部数は市場リサーチと販売店からのオーダーなどを分析してはじき出されます。その結果が395万部ということなのでしょう」と話す。
一方でこんな意見も…。
「話題作りするなら、初版395万部でいっておいて、重版かけて400万部超え。そこで再びニュースにするのがオイシイやり方だと思いますね。『重版』というワードは『売れている』という印象を植え付けますから」(中堅出版社幹部)
これに対し、ネットでは
あーこれはありえそう
発行部数も戦略的に考えているんだね
一粒で二度おいしい期待感アップの商法
など、納得との声が寄せられたほか、
今の勢いなら450万だろうが500万だろうが重版かかるでしょ
単純に電子書籍が発達したことも影響しているのでは?
どうせ刷るんだからもっと増やせよ
といった反論もみられた。
ワンピースの忖度説を取り上げた当サイトの記事にも、
395万って数字と発売前の重版が全てを物語ってるっしょ
22巻が全部売れなかったとかならともかくそんなことないのに23巻がこれってそりゃ違和感あるでしょ
映画館の450万が1週間しか保たなかったの知ってるし初版の6日後に重版がとっくに決まってる
それで395って疑われても仕方ないよ
と、忖度を疑う声が相次いだ。
なお、コメント欄ではすでに重版が決定したかのような書き込みが相次いでいるが、現時点でそのような報道はない。
調べたところ、一部で発売日の翌週には第二版が出るらしいとされているようだ。
話題作りにしても、初版395万部という中途半端な数字にする意味はあまりなく、ワンピースと同じ400万部にした方がニュースバリューはある。そして、重版かけてワンピース越えでいいのではないか。
それでも初版395万部にこだわるのは、やはりワンピースへの忖度があるからなのかもしれない。
▼なお、ワンピースは初版400万部を売り切れていない模様