ポケモンZAの主人公(男:キョウヤ、女:セイカ)だが、SNSでは元プラズマ団でムショ帰り説というとんでも考察が話題になっている。
100%ガセ
■元プラズマ団説の根拠
・ZA主人公がポケモンを持っていなかったのは、プラズマ団だったNの「ポケモンを人間の支配から解放する」という思想に賛同していたから
・出所後の行き先にミアレを選んだのは、ポケモンが生き生きと暮らすワイルドゾーンの存在に惹かれたから
・Nを90°回転するとZに
・フレア団の準構成員(親が構成員で本人は悪事に加担していない)であるグリに親身だったのは、自分もプラズマ団準構成員だったから
・ミアレに来た途端にポケモンを捕獲し始めたのは、集めたポケモンをある時全て“解放”することでミアレをポケモンの天下にすることを目論んでる
・ZA主人公プラズマ団説は5世代のリメイク/レジェンズはスキップされていないという強弁
・ZA主人公がポケモンの扱いに慣れているのは元プラズマ団だから
・ポケスペに元プラズマ団のファイツ(BW2女主人公)がいるので、構想してはあり得る
■ムショ帰り説の根拠
・旅行でミアレに来た割りには、軽装に鞄とスマホロトムしか持っておらず、所持金も1万円しかない
・旅行に来た理由が最後まで分からず、旅行に来た割りにはホテルすら取っていない
・この世界ではスマホばりに生活必需品となっているポケモンを持っていない(アニポケの設定だが、ポケモンを持てるのは10歳からとなる。しかし、ZA主人公は確実に超えている)
・ヤ○ザのサビ組に強気な選択肢を取れるのは、その筋の人間だったから
・スマホロトムの、高いところから落ちても無事な機能を知らない
・ZAのストーリーは過去の罪の清算なので、主人公に前科があってもおかしくない
つまり、元プラズマ団のムショ帰りとされているが、この考察は100%ガセと言える。
なぜなら、“秩序ポケモンのジガルデ”が犯罪者を選ぶはずないからだ。一方、ジガルデはZAから5年前のXY時代にミアレやカロスを破壊しようとしたテロリスト「フレア団」のボスであるフラダリを、セキタイタウンにあったフレア団アジトの生き埋めから助け、共に行動していた。
しかし、これは決して善意からではなく、迫りくるアンジュの暴走に備えて、アンジュを止められる最強のメガシンカ使いを探す手足とするためである。つまるところ、ジガルデの“奴隷”と言ったところか。
ジガルデ「フラダリく~ん、最終兵器使ってカロスを破壊しようとした分際でありながら、わたしがわざわざ助けた意味わかるよね?(無言の圧力)」
最強のメガシンカ使いがポケモンバトルの実力だけで決まるなら、主人公以外なら間違いなくフラダリがふさわしい。なぜなら、クリア後のリワード戦を含めてもポケモンのレベルがもっとも高いからだ。
切り札のギャラドス(メガシンカ)はレベル80。これを超えるのは、その後にバトルするジガルデしかいない(レベル84)。
しかし、フラダリは候補者ですらない。一方、フレア団二世のグリは候補者に選ばれ、主人公に敗北したことで候補者から脱落した。
このことから、主人公が元プラズマ団のムショ帰り説は100%ガセと言える。
筆者の考察としては、主人公は記憶を失っていると思われる。
前作のアルセウスでは、現代人の主人公(15歳前後)がアルセウスによって、かつてのシンオウ地方であるヒスイ地方に連れてこられたほか、イッシュ地方のライモンシティにあるバトルサブウェイのマスターであるノボリがヒスイ入りした。
ノボリは記憶を失っているが、2人ともポケモンの扱いはピカイチ。2人とも、元いた時代で持っていたポケモンは連れていない。
記憶を失っても、ポケモンバトルの実力が衰えないことは明白だ。前作の設定が今作でも受け継がれている可能性はある。
記憶を失った理由は不明だが、ミアレに記憶を取り戻す手掛かりがあると思い、ミアレに赴いたのではないか。
であれば
・旅行でミアレに来た割りには、軽装に鞄とスマホロトムしか持っておらず、所持金も1万円しかない
→記憶を失っているため、所持品が少ない
・旅行に来た理由が最後まで分からず、旅行に来た割りにはホテルすら取っていない
→いつまで滞在するか分からないため
・この世界ではスマホばりに生活必需品となっているポケモンを持っていない
→以前は持っていたかもしれないが、記憶を失って別れてしまった
・スマホロトムの、高いところから落ちても無事な機能を知らない
→記憶を失っているため
などに説明がつく。
ただの記憶喪失で腕が立つのなら、ジガルデ的にむしろ都合が良く、選ばれるのは必然だ。
この考察が当たっているかは知らないが、少なくとも元プラズマ団のムショ帰りよりかは可能性があるのではないか。