『エルデンリング ナイトレイン』深き夜の最高深度の一つ前である深度4。現在、深度4がもっとも魔境だとささやかれている。
かく言う筆者もついこないだ、深度4を抜けて最高深度の深度5に到達した。「深き夜 一番難しい条件で深度5到達復讐者遺物ビルド【ナイトレイン】」でも触れているが、深度4がもっとも辛かった。
“今の深度4経験者”が、魔境の理由を解説したい。
深度4適正がない弱者”が大量に出荷された説
結論から言えば「深度4適正がない弱者”が大量に出荷されてしまった」からではないか。これでは意味不明だと思うので、具体的に解説したい。
筆者は深き夜開始から3日ほどで深度4に到達したが、それから深度5へ到達するまでになんと3週間もかかった。その理由だが、この3週間で野良の質が下がったのではないかと思う。
というのも、最初に深度4へ到達したときと、それからしばらく経った後の深度4では、明らかに後者の方が難易度爆上がりしていたからだ。
その理由について、9月24日のアップデートが大きく関係していると思われる。深き夜に関するアプデ内容は以下。
▼「深き夜」に関する追加・変更
・「深き夜」の深度を1段階下げる機能を追加
※レートは1つ下の深度における中間値まで下げられます。・「深き夜」の深度が3、4、5に上がった後の出撃において、一定回数まで敗北時に深度が下がらないように仕様を変更
※敗北により深度が下がる状況において、深度3では1回まで、深度4、5では2回まで、深度が下がらないようレートの減少量が抑えられます。
※深度3、4、5から深度が1段階下がったのち、再度深度が上がった場合も同様に保護されます。・深度1のプレイヤーが、上位の深度のプレイヤーと深度2以上のセッションに出撃した場合において、敗北時に深度1のプレイヤーのレートが減少しないように仕様を変更
・「深き夜」の出撃メニューにおいて、深度5のレート上限まで到達した際にアイコンが更新される仕様を追加
※本アップデート以前に深度5のレート上限に到達していたプレイヤーも対象となります。
「深度を1段階下げる機能」は、深度1レート0まで下げることができる。「深度5のレート上限まで到達した際にアイコンが更新される仕様」はレート9999(カンスト)すると、右上のモヤ(というか雲?)が緑色に光る。
モヤのほか、レートが1000上がるごとに深度の横に「◆」が付くようになる(最大3つ)。ただし、♦はレートが下がると消滅する。
一度カンストすれば、モヤはレートを下げても光ったままなので、カンストの証は残る。
ちなみに、図録→キャラクター→戦いの記録(深層) -最高記録「最新到達レート」に最高レートが残るため、カンストの証はそこでも確認できる
これらの機能が追加されたことで、深度5もしくはカンストしたプレイヤーが深度を減らして遊び始めた。
ネットを見る限り、“元深度5勢”のその後はこのようになっているようだ。
1.深度1レート0に下げて再び深度5(もしくはカンスト)を目指す
2.深度3以下に下げて遊ぶ
「深度1レート0に下げて再び深度5(もしくはカンスト)を目指す」は配信者界隈で多い。パフォーマンスの一環として、また視聴者稼ぎとしてやっている配信者が多いようだ。
「深度3以下に下げて遊ぶ」は主に深度3が多いようだ。
深度3はフロム・ソフトウェアが掲げる“壁”となっており、深度3を超えることこそ、同社が2023年8月に発売した『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』で言う「壁越え」となる。
壁越えを手伝うプレイヤーもいる中、深度3は“簡単すぎず難しすぎないお手頃な難易度”なため、いろんなビルドを試しながらも勝利できる上級者にとって都合のいい場となっている 。
ナイトレインは味方2人とも即床ペロ→ドーナツ(バームクーヘンとも)作っても、自分1人で勝つことが可能なゲームだ。深度3までなら十分可能なため(筆者もここまでなら何度か経験がある)、上級者にキャリーされて、実力をつけないまま“楽して深度4に出荷された弱者”が大量にいるのだと思われる。
一方、深度4はドーナツ2つ抱えたまま勝つのは非常に困難なため、深度3に下げて遊ぶ元深度5勢はまず来ない。来るとしたら、深度1レート0に下げて再び深度5を目指している“ドM”くらいだろう。
降格保護が仇に
「深度が3、4、5に上がった後の出撃において、一定回数まで敗北時に深度が下がらないように仕様を変更」も、深度4に弱者を留まらせる仕様となっている。敗北により深度が下がる状況において、深度4では2回まで深度が下がらないようにレートの減少量が抑えられる。
深度4は、レート4000からレート5999までを指す。降格保護が入ると、レート4000から下がらないようになる。
深度4適正がない弱者は、すぐに3敗して深度3に降格すると思うが、それでも最低3回は深度4にとどまってしまう。深度が下がったのち、再度深度が上がった場合も同様に保護されるため、深度3で再びキャリーされて深度4に戻ってしまえば、また3回はとどまってしまう。
そんなプレイヤーと組まされた、“実力で深度4まで辿り付き、深度5を目指そうとする健全なプレイヤー”は貧乏くじを引かされた気分となるだろう。
不正で深度やレートを上げるプレイヤーが続出
マルチでは、キャラ選択画面の時点で切断すると、レート減少が起こらない。マッチングペナルティは発生してしまうが、それもオンラインストレージを使えば回避できるとされている。
結果「標的が気に入らなかった(例:エデレかフルゴールじゃないと勝てない!)」「味方のキャラ選択が気に入らなかった(例:鉄の目、レディ、隠者以外の選択はあり得ない!)」といった理由で切断する輩が増加している。
一方、ソロではセッション中に切断してもレート減少が起こらず、勝てる標的(エデレや通常ボスなど)かつ勝ち試合のみ保存するという“切断でレート稼ぎができるヌルゲー”と化している。
深き夜開始から数日はまだ“この不正”は広まっていなかったが、あれからしばらく経ち、このような不正が広まると、不正してでも深度やレートを伸ばす輩が続出。
あきれたことに、SNS等で自慢気に話す輩もみられた。例「深度5やカンストはボス厳選(オンスト使用)すれば余裕wwwwwww」「ソロなら切断しまくってもペナルティないぞ?wwwww」。
そんな不正プレイヤーが野良マルチに来るわけだ。当然、楽して深度やレートを上げているので、スキルアップは一切ない。“ドーナツ作るのだけは上手い地雷”と化している現状だ。
以上のことから、今の深度4は「適正深度3以下なのに、手違いできてしまった弱者のたまり場」となっているわけだ。
ただ、筆者が問題視しているのはあくまで
・深度4適正ないのに、強者のキャリーで出荷されてしまった弱者
・不正してでも深度4に上げた挙句、野良マルチに来るゴミ
であって、完全野良かつ実力で深度4に辿り着いた健全なプレイヤーは非難していない。むしろ、そういったプレイヤーはぜひとも深度5を目指して頑張ってほしい。
固定パーティは同じ実力の3人であれば、まだマシだと思う。実力に開きがあるのなら、それはキャリーと変わらない。
今の深度4は常夜の王配信後のナメレス帯と近い
筆者は、今の深度4と似たような事象をカジュアルマッチのナメレス帯で経験したことがある。
常夜の王が配信されると、上級者の多くは常夜、通常グラディウスや通常グラディウス撃破後に解禁される6体の夜の王にこもり始めた。常夜はその時点でもっとも難しいボスたちなため、上級者たちがこもるのは当然だが、後者は主に初心者をキャリーする目的でこもっていた。
一方、ナメレスは夜の王を4体撃破すると解禁される。夜の王を4体撃破したプレイヤーはもはや初心者ではないため、上級者たちがキャリーしにくることはない。結果、“実力をつけないままナメレス帯に来てしまった弱者たちのたまり場”となってしまったわけだ。
筆者は常夜が配信されてからナメレス帯に何度か行ったが、やばすぎる地雷と大量に遭遇した。
放置や切断は至極当然のように行われ、
・レベル1大野営地or遺跡or封牢、レベル2災域→当然死んですべて切断
・ナメレスまで来て遺物を付けてこない挙句、無意味な単独行動をする
→一生雑魚を狩っている。死んで切断。合流するも封牢ボスに瞬殺など。ちなみに、追跡者が多かった。
もはや、通常グラディウスすら撃破できるか怪しいプレイングをする輩までたくさんいた。
これと同様の流れが、今の深度4で起こっているのだと思われる。




