2月28日発売のモンハンワイルズだが、海外では「モンハンマイルド(ズ)」という蔑称が付けられているようだ。ライズの「半ライス」の再来と言えるが、なぜなのか。
なぜモンハンマイルド(ズ)?
マイルドとは、英語の「mild」のことで「温厚」「優しい」「おとなしい」「穏やか」といった意味がある。
昨日より、各ゲームメディアからワイルズのレビューが公開されたが、その中に「これまでで最も幅広いユーザー層を狙ったことで、シリーズの難しさがいくらか鈍くなっている」「前作よりははるかにハードコアさは薄れている」など、難易度の低さを指摘する投稿が多くみられた。
また、エンディングまでは15~20時間。サブクエストなどを含めても30時間でクリアしたというレビューがあることも、難易度の低さを物語っている。
モンハンは日本でずっと人気だったシリーズだったが、4Gで初めてミリオンセールを達成するなど海外人気も高まった。そしてモンハン史上、なんとカプコンの歴代ゲームでもっとも売れたゲームになったワールドで海外人気が爆発した。
今や、海外の方が売れているモンハンだが、日本の方が長くやっていることもあって、プレイヤースキルは日本人の方が圧倒的に上だ。筆者は最近、ワールドで野良マルチをやっているのだが、上手い人は日本人に多い印象だ。
外国人の方がプレイヤースキルは劣るわけだが、そんな外国人に「モンハンマイルド」と言われているわけで、日本人からしたらもっと簡単に思えるのではないか。
ライズですら「ヌルゲー」との声が日本ユーザーから続出。本作の評価を下げる原因となり、アイスボーンに戻る人も少なくなかった。
簡単なクエストと難しいクエストがあって初心者と上級者のバランスを取ったワールド、ライト層に振り切ったライズ。この2作ではワールドの方が売れており、モンハンはワールド路線の方が売れると証明されたはずだ。
ワールド:2130万本(カプコンソフト1位)、アイスボーン:1490万本(カプコンソフト4位)
ライズ:1670万本(カプコンソフト2位)、サンブレイク:940万本(カプコンソフト10位)・2024年12月31日時点
・ちなみに、2024年第3四半期(10月~12月)の間だけでワールドは100万本、ライズは70万本売れた模様
なぜまたライズ路線なのか。