ポケモンWCS2024決勝戦が8月19日に行われた。今年のゲーム部門の結果は下記記事を見てほしい。
ジュニア、シニア、マスター3カテゴリの優勝構築には、いずれも連撃ウーラオスが採用されている。
実は、WCS2023の優勝構築も3カテゴリすべてウーラオスが投入されていた。
SVはウルットモンスター(ウルモン)
WCS2024
■ジュニア
■シニア
■マスター
WCS2023
去年は一撃ウーラオスのほうが多かったが、今年は連撃ウーラオス一色となった。
ちなみに、WCS2024の準優勝構築もジュニアのザマゼンタ構築をのぞき、連撃ウーラオスが採用されている。
■ジュニア
■シニア
■マスター
ランクマ・シーズン21では堂々の使用率1位に。
ウーラオスは、WCS2023に採用されたレギュレーションDから参戦。あれから13カ月、連撃の型は一度もトップテンから漏れたことがない。
シーズン8:2位
シーズン9:2位
シーズン10:4位
シーズン11:8位
シーズン12:5位
シーズン13:3位
シーズン14:7位
シーズン15:8位
シーズン16:6位
シーズン17:4位
シーズン18:5位
シーズン19:1位
シーズン20:1位
シーズン21:1位(現時点)
特性「ふかしのこぶし」は直接攻撃の技を使うと、相手のまもるやみきりなどの効果を受けない。まもるやみきりがあまり使われないシングルでも使用率4位であり、この異常さがウーラオスのぶっ壊れっぷりを証明している。
過去作のぶっ壊れポケモンと言えば、6世代のメガガルーラ、8世代の王ザシアンを思い浮かべる人が多いはずだ。
しかし、これらのポケモンが暴れまくっていたのは単に性能だけでなく、その世代中に明確なメタが登場しなかったこともある。
一方、ウーラオスはレギュレーションDの時点でメタが多く、DLC解禁組はウーラオスに強いポケモンたちがこぞって使用率上位にランクインしたが、これらをすべて破壊しトップにいる。
なお、メガガルーラはメガ枠、王ザシアンは禁伝枠など、いずれも何らかの制限があり、構築によっては入れない選択肢も十分あった。
一方、ウーラオスは何の制限もない一般枠でありながら、全盛期のメガガルーラや王ザシアンに迫る性能を持っている。そのうえ、見せあい画面では連撃と一撃でアイコンが区別されていないため、オープンシートではないランクマだと特に無類の強さを発揮できる。
ジュニアのザマゼンタ構築のように、禁伝かくとう枠を入れない限り、もはや構築に入れない理由は何一つない。ウーラオスを一切使わないのはもはや舐めプと言えるだろう。
個人的には歴代最強ポケモンとなったウーラオス。次回作の10世代ではウーラオスが躍進したきっかけの一つになったテラスタルが廃止されるとみられるが、それを抜いてもウーラオスは強すぎるため、おそらくナーフは避けられないだろう。
余談だが、メガガルーラが大暴れしていた6世代は「ガルットモンスター」、王ザシアンが暴れていた8世代は「ザシモン」などと揶揄されていた。
ウーラオスの英語名は「Urshifu(ウルシフ)」だ。ウーラオスが暴れている9世代は「ウルットモンスター」もしくは「ウルモン」と言えるだろう。










