エルデンリングDLC発売から2週間以上が経過したということで、Twitchなどの配信サイトではDLC込みのRTAがボチボチ盛んになっている。
今回は、エルデンリングRTAの新環境について解説したい。
ニューゲーム~DLCラダーン撃破までが主流
Twitchのエルデンリング配信を一通りチェックしたところ、今現在はニューゲームからDLCラダーン撃破までのチャートが主流だった。このカテゴリーはゲームを最初からはじめて、可能な限り早くDLCラダーンを倒すこととなる。
そのため、DLCマップに行く条件となっている星砕きのラダーンと血の君主、モーグを素早く撃破し、DLCマップではDLCラダーンが待つエニル・イリムに入る条件になっているラウフの古遺跡の封印の木を焼くために必要な「メスメルの種火」をドロップする邪な蛇、メスメルと、封印の木を守る蕾の聖女、ロミナを倒す。
そして、DLCラダーンの道中で戦いを挑んでくる針の騎士、レダと同志たちを倒す。
つまり、本編からDLCまで最低6体のボス(情報によると、レダと同志たちは最大5人登場するが、イベント進行によって減らすことができ、確定枠はレダとダンだけらしい。つまり実質7体?)を倒す必要がある。ただ、本編では最速クリアに以下の11体を倒さなきゃいけなかった。
大ルーン2つ(ドロップするボスなら誰でもOK):王都ローデイルの封印を解くため
最初の王、ゴッドフレイ:モーゴットまで行くため
忌み王、モーゴット:巨人たちの山麓に行くため
火の巨人:黄金樹を焼き、崩れゆく、ファルム・アズラに行くため
神肌のふたり:先に進むため
黒き剣のマリケス:灰都ローデイルに行くため
百智卿、ギデオン=オーフニール:先に進むため
戦士、ホーラ・ルー:先に進むため
黄金律、ラダゴン:ラストバトルの初戦
エルデの獣:ラスボス
そのため、本編より倒すべきボスが半分ほどになっている。
speedrun.comにはまだDLCラダーン撃破までのカテゴリーが新設されていないため、公式の記録はまだだが、本編最速クリアRTAよりタイムは出るはずだ。
ちなみに、本編最速クリアRTA(バグなし)【Any% Glitchless】の世界1位は54分40秒となっている。
出血武器が主流
今回のRTAチャートで使われているビルドは何なのか。配信を見る限り、出血武器が主流になっていた。
倒すべき6体のボスに出血属性が一貫しているのもあるが、特にモーグは出血が非常に有効で、Game8推奨レベル130の3分の1以下で挑むこととなり(配信を見る限り、レベル30から40までの間が多かった)、圧倒的レベル差を補うとなると、非常に有効な出血属性一択になるだろう。
また、DLCラダーンはHPが40000もあり、普通にやってもめちゃくちゃ強いので、モーグほどではないが有効な出血属性が安定となるのではないか。
出血武器と言ってもいろいろあるが、特に多かったのは短剣「レドゥビア」と大曲剣「猟犬の長牙」だった。
レドゥビアは短剣ということで圧倒的手数から出血を狙いやすい。エルデンリング神攻略wikiによると、出血ダメージはほかの出血武器より高く設定されているらしい。
戦技「レドゥビアの血刃」は武器を振って血を飛ばすということで、短剣のリーチの短さを多少カバーできる。
必要能力値は筋力5・技量13・神秘13とそこまで高くなく、能力補正は最終的に筋力E・技量C・神秘Bとなる。もっとも高い神秘に振ることで出血の蓄積値も上がり、さらに出血にしやすくなる。
リムグレイブ曇り川の洞窟付近にて出現する敵対NPC「血の指、ネリウス」を倒すことで入手でき、序盤マップで手に入る。喪色の鍛石での強化なので、最速チャートでモーグに行ったとしても最大強化まで可能だ。
猟犬の長牙に関しては、筆者も本編とDLCの伝説ボス26体+α=38体を10時間切りした攻略チャートの前半で使った。なぜ猟犬の長牙を使ったのかなどの解説は下記記事を見てほしい。
ほかには大槌「グレートスターズ」が使われているが、やはりメインとなっているのはレドゥビアと猟犬の長牙のようだ。
上記記事でも触れているが、今回の攻略チャートではモーグ撃破に中々手こずった。今後、新しい武器で攻略チャートを組む場合、今度は前半にレドゥビアを組み込んだチャートも作ってみたい。