ポケモンSVのランクマ・シーズン3よりパラドックスポケモンが使えるようになった。
現在、ダブルでは
1位.ハバタクカミ
2位.テツノカイナ
3位.テツノツツミ
4位.トドロクツキ
12位.イダイナキバ
13位.アラブルタケ
14位.テツノドクガ
といった7体が使用率トップ30に入っている。
今回は12位のイダイナキバについて触れていきたい。
実は強かったイダイナキバ
タイプ:じめん・かくとう
種族値:HP115-攻撃131-防御131-特攻53-特防53-素早さ87(合計570)
特性:こだいかっせい(『ブーストエナジー』を持たせるか、天気が『にほんばれ』状態のとき、自分の一番高い能力が上がる。『すばやさ』の時は1.5倍になり、それ以外の時は1.3倍になる)
イダイナキバはスカーレット限定のパラドックスポケモンで、ストーリーの中盤にゲットできることから、旅パに入れていた人も多いのではないか。
じめんとかくとうは全タイプでもっとも弱点をつける5タイプで、その複合タイプであり超攻撃的だ。じめんとかくとうが多い物理方面の種族値が高く、攻撃に関してはシリーズ1の環境でじめんタイプでトップだったガブリアスの130より1だけ高い131に。
その反面、特殊方面の種族値が低くなった。素早さはサーフゴーの84を抜いた絶妙な調整となっている。
基本的に物理アタッカーとして運用するため、こだいかっせいは攻撃が上がることが多いと思われる。
じめんタイプの物理技は「じしん」が最強火力だったが、ダブルでのじしんは味方を巻き込んでしまい、構築にひこう・ふゆうを複数体入れるなどパーティ全体で工夫が必要だった。
イダイナキバは、じしんを超える威力120の単体技「ぶちかまし」を習得できる。この技をほかに覚えるのはハリテヤマだけで、タイプ一致で打てるのはイダイナキバだけだ。
こだいかっせいで攻撃が上がったイダイナキバのじめんテラスぶちかましはガブリアスすら確定一発で倒せる破壊力を持つ。
バトルデータを見る限り、持ち物はとつげきチョッキが47%ともっとも多いが、メインウエポンのぶちかましとインファイトはいずれも攻撃後に防御と特防を下げてしまい、特防を上げるとつげきチョッキとは相性が悪いように思える。
個人的には、陽気ASできあいのタスキやいのちのたま。いじっぱりASでこだわりスカーフがいいと思う。いじっぱりでも、こだわりスカーフを持たせることで最速テツノツツミまで抜き去る。
いじっぱりスカーフの場合、もう一つ面白い運用法がある。こだいかっせいは自分の一番高い能力が上がるが、実はこの能力にランク補正が関係する。これを利用し、攻撃ではなく素早さを上げるというものだ。
シーズン3ではいかく持ちのウインディが使用率5位となっており、いかくを受けることでイダイナキバの攻撃は201からマイナス1.5倍で134に。素早さは139となるが、この時点での一番高い能力は防御の151となり、上がるのは防御になってしまう。
しかし、メインウエポンのぶちかましとインファイトは攻撃後に防御と特防を1段階下げるリスクがあり、1発打てば防御は151からマイナス1.5倍で100に。この状態なら、こだいかっせいで素早さを上げられる。
ハバタクカミやテツノツツミが特性で素早さが上がった場合、スカーフイダイナキバでも抜けないが、さらにこだいかっせいで素早さを上げることで、素早さが上がったハバタクカミとテツノツツミを抜くことができる。
ハバタクカミはじめんテラスぶちかましで、テツノツツミはインファイトで確一が取れる。なお、陽気だと乱数になるため、スカーフはいじっぱり推奨だ。
テラスタルはじめん安定。バトルデータでも56%と過半数を占めている。
技は
ぶちかまし
インファイト
アイススピナーorいわなだれ(スカーフなら強く推奨)※じめんとかくとうを半減するひこうの弱点をつける
まもる(きあいのタスキ・いのちのたま型に)orはたきおとす(とつげきチョッキ・こだわりスカーフ型に)
がおすすめだ。