1月27日から30日、2月10日から13日のそれぞれ計4日間、ポケモンSVに襲来する最強のどくテラスタイプはゲッコウガだと発表された。
ゲッコウガは2017年11月発売のUSUMを最後に本編に登場しておらず、2019年11月発売の剣盾から約3年ぶりの本編復帰となる。
最強ゲッコウガについて
タイプ:みず・あく
種族値:HP72-攻撃95-防御67-特攻103-特防71-素早さ122(合計530)
特性:
げきりゅう:HPが1/3以下の時、みずタイプの技の威力が1.5倍になる
へんげんじざい:戦闘に出るたび、1回だけ自分が出す技と同じタイプに変化する
きずなへんげ:攻撃技で他のポケモンを瀕死にすると、自分の攻撃・特攻・素早さがそれぞれ1段階ずつ上がる
みず・あくの優秀な複合タイプに加え、素早さが122あり、多くのポケモンに先制できる。
一方、攻撃95、特攻103と、いずれも火力はそこまで高くない。HP72、防御67、特防71と、耐久も“紙”と言っていいほどもろい。
火力に関しては、特性「へんげんじざい」により、SVからは場に出てから最初の技のみとなるが、自分のタイプが技と同じタイプとなることで、いろんな技をタイプ一致で打てるとともに、広範囲に弱点を突くことで、ある程度火力不足を補える。
最強レイド第1弾のリザードンも第2弾のエースバーンも夢特性だったことから、ゲッコウガも夢特性のへんげんじざいである可能性が高いが、ワンチャンきずなへんげも。
へんげんじざいはテラスタルすると発動せず、リベロも同じだったことから、最強エースバーンは実質特性なしで挑むことができた。
一方、きずなへんげはテラスタル後も発動する。ただし、発動は1回のバトルで1度だけであり、これによって手がつけられなくなることはない。
7世代ではサトシゲッコウガにフォルムチェンジし、攻撃・特攻・素早さが増えて合計種族値640となる。さらに、みずしゅりけんの威力が20となり、常に3回ヒットするようになるが、これらはSVで廃止された。
貯水ドオーやガブリアスでは対策にならない可能性大
最強ゲッコウガ対策として、発表時は「貯水ドオー」がトレンド入り。ゲッコウガのサジェストには「ガブリアス」「シャワーズ」などが上がり、これらが対策として挙がっている。
シャワーズはともかく、貯水ドオーやガブリアスでは対策にならない可能性が高い。
ゲッコウガは物理技の「れいとうパンチ」、特殊技の「れいとうビーム」といった氷技を覚え、過去の対戦環境で使われていた際は大抵「れいとうビーム」を持っていた。そのデータは公式がPGLで把握していることから、ほぼ確実に氷技はあると思われる。
氷技はドオーに2倍となり、ガブリアスは4倍弱点でイチコロだろう。そのため、対策としては微妙なところだ。
最強リザードンは
オーバーヒート
ぼうふう
だいもんじ
にほんばれ
れんごく
テラバースト(ドラゴン)
最強エースバーンは
ビルドアップ
とびひげざり
かえんボール
アクロバット
アイアンヘッド
だったことから、最強ゲッコウガの技は5、6個あり、うち1つは変化技と思われる。
なお、ゲッコウガは攻撃と特攻に開きがほとんどないことから、物理か特殊、または両刀の可能性もあり、これまで以上に苦戦を強いられることは確実だ。
過去2回の傾向から、ほぼ確実に持っているであろう技は以下
どく技(物理:ダストシュート 特殊:テラバースト【どく】)
みず技(物理:みずしゅりけん アクアブレイク 特殊:ハイドロポンプ なみのり 等)
あく技(物理:つじぎり 特殊:あくのはどう)
こおり技(物理:れいとうパンチ 特殊:れいとうビーム ぶぶき)
変化技(くろいきり えんまく かげぶんしん ちょうはつ つるぎのまい まきびし どくびし 等)
技が5つだとしたら、攻撃技はどく・みず・あく・こおりの4タイプとなるはずだ。
なお、このタイプすべてを半減または無効できるポケモンはパルデアに存在しない。
どく技がダストシュートの場合、この技は威力120あり、さらに30%の確率でどく状態になる。長期戦になることが予想されるレイドで毒状態になるのは避けたい。
技の追加効果を無効にする「おんみつマント」を持たせてもいいが、最低でもどくタイプを半減または無効できるポケモンを選びたいところ。どのポケモンが対策として有効かは、別記事で改めて紹介しようと思う。