レジェンズアルセウスは、すべてのポケモンを“ゲット”し、シンオウ神殿で「てんかいのふえ」を吹くと光の階段が現れ、そこにアルセウスが待っている。
ラスボス、裏ボスと続いたが、これが本当の最終決戦となる。アルセウス戦は「しずめだま」で戦う形式となるが、アクションが苦手な人だとクリアできなそうな難易度となっている。
アルセウス戦がガチでムズい理由
アルセウスは青と赤、二つの形態で技が変わる。
■青の場合
衝撃波と隕石の同時攻撃
衝撃波を起こしながらの溜め攻撃(技を出した時の演出がパルキアのあくうせつだんっぽい)
■赤の場合
自身の周りの安地以外を攻撃
ギラティナのシャドーダイブみたいに空間にひびが入った後に突進攻撃
3匹に分身し、自身の周りの安地以外を攻撃したのち溜め攻撃(技を出した時の演出がディアルガのときのほうこうっぽい)
■青赤共通
さばきのつぶてとみられる追尾レーザー
最初は青形態で、4分の1削ると赤となる。HPが半分切ると再び青となり、それ以降は青のままか赤となることもある。
今までのボスは何だったのかと思うくらい圧倒的な強さで、初見クリアはまず不可能。レジェンズアルセウスはモンハンみたいともいわれており、モンハンのプロハンレベルならひょっとしたらという難易度だ。ポケモンしかやってこなかった人は、ゲージを引き継がない限りクリアは絶望的だと思われる。ちなみに筆者は2時間くらいかかった。
いわゆる“覚えゲー”なため、技のパターンを見切ることができれば、いつかはクリアできるだろう。
「神を簡単にゲットできると思うな」
アルセウスを倒すと、レジェンドプレートとレベル75のアルセウスがもらえる。通常プレイでアルセウスがゲットできる初の試みだったが、すべてのポケモンをゲットし、そして激ムズのアルセウスを倒しはじめてゲットでき、それに至るまで長い道のりだった。
アルセウスを呼び出す過程は、ダイパで「やりのはしら」で行うものと全く同じだ。ダイパでは「てんかいのふえ」は通常プレイや配布でもらえず、オリジナル版で発見されたバグでしか出会えない。
仮に「てんかいのふえ」がゲーム内でもらえ、アルセウスとバトルできたとしても、レジェンズアルセウスと同等または勝る興奮は味わえないだろう。「てんかいのふえ」が配布だったら、配布されれば誰でも簡単に、複垢があれば大量にもらえる。バトルも、マスターボールを投げればあっさりゲットできてしまうのだ。
創造神で、設定も通常形態の合計種族値も、全905匹いるポケモンの頂点に君臨するアルセウスが、人間の作ったボールで簡単にゲットできるのはいかがなものか。
マスボで簡単にゲットされるアルセウスさん()創造神(笑)
「てんかいのふえ」が没となった理由について、ゲーフリの増田順一氏は2013年に行われたインタビューで「開発当初は配布予定だったが、仕組みを理解するのが難しくプレーヤーを混乱させる可能性があった」と語っている。今思えば、これは正解だったと言える。
「へんげんじざい」「リベロ」の上位互換で再び最強の座に
アルセウスが初登場したダイパの時は最強のポケモンだったが、のちのシリーズでフォルムチェンジではあるものの、アルセウスを超える種族値を持つ伝説ポケモンが多数登場した。
また、特性「マルチタイプ」は持たせたプレートによってタイプが変わるというもので、持ち物が固定される都合上使い勝手が悪く、アルセウスが使えるルールでもノーマルタイプでの運用がほとんどだった。
そんなアルセウスだが、レジェンズアルセウスに「レジェンドプレート」が登場し一気に強化された。これを使っても、ほかのプレートのようにタイプは変わらないものの、「さばきのつぶて」を出す時に相手に一番有効なタイプに変化する。4倍弱点がある場合、そのタイプに変化する。
すなわち、自分が出した技のタイプとなる「へんげんじざい」及び「リベロ」の上位互換というわけだ。「へんげんじざい」及び「リベロ」は最強クラスの特性と名高く、世代とともにアルセウスも強化された。ほかのソフトでもレジェンドプレートが登場するかは不明だが、アルセウスは最強でなくてはならないため、是非とも実装すべきだろう。