レジェンズアルセウスでは、ディアルガとパルキアがオリジンフォルムにフォルムチェンジする。オリジンフォルムは2008年9月に発売したプラチナでギラティナが登場し、14年の時を経てまさかの新オリジンが出てきた。
デザインはアナザーフォルムのほうがいい
しかし、2匹ともデザインはいいとは言えない。ディアルガはともかく、パルキアはコレジャナイ感がヤバい。なぜ馬足となったのか。何も知らない人が見たら、コラだと思っても不思議ではない。
レジェンズアルセウスのストーリーは流行りのなろう系異世界ものだとされており、同じく流行っているウマ娘を入れてきたのではあるまい。
オリジンフォルムが登場したことで、今までの姿はアナザーフォルムだったことが判明したディアルガとパルキア。“オリジンフォルムこそ本来の姿”であり、馬パルキアが真の姿だったというわけだ。
種族値はより実践的に
■ディアルガ
アナザーフォルム:HP100-攻撃120-防御120-特攻150-特防100-素早さ90(合計680)
オリジンフォルム:HP100-攻撃100-防御120-特攻150-特防120-素早さ90(合計680)
■パルキア
アナザーフォルム:HP90-攻撃120-防御100-特攻150-特防120-素早さ100(合計680)
オリジンフォルム:HP90-攻撃100-防御100-特攻150-特防120-素早さ120(合計680)
デザインはいまいちだったが、種族値はより実践的になっている。
ディアルガは攻撃が20減り、特防が20増えた。パルキアも攻撃が20減り、素早さが20増えた。
ディアルガもパルキアも基本的に特殊技しか使わず、使わない攻撃が減ってほかの能力が上がったのは嬉しい。バトルで使うなら、オリジンフォルム一択だろう。
レジェンズアルセウスに特性はないため、ほかのソフトに送れたらどんな特性になるのか気になるところ。ディアルガとパルキアの特性はプレッシャーとテレパシーで、どちらも2匹が生かすのは難しく、より実践向けの特性になることを期待したい。
また、オリジンフォルムのBGMも用意され、こちらはディアルガ、パルキア戦を大幅アレンジしたかっこいいテイストとなっている。
良デザインだが弱いギラティナ
3匹のオリジンフォルムを見比べると、改めてギラティナのデザインの良さが確認できる。
しかし、種族値は高耐久だったアナザーフォルムから防御と特防が減り攻撃が特攻が増えたものの、伝説ポケモンのアタッカーとしては心もとない数値だ。特性はアナザーフォルムの高耐久と相性がいい「プレッシャー」から「ふゆう」に変わったものの、ゴースト・ドラゴンで地面技が弱点ではないギラティナだとあまり生かせないのが現状である。
剣盾の禁伝戦ではギラティナはほとんど使われず、使われるにしてもアナザーフォルムでの運用がほとんどだ。オリジンフォルムを使うくらいなら、同じタイプの組み合わせでアタッカーのドラパルトを使ったほうが禁伝枠も消費しないし強いとすら言われている。
デザインはいまいちだがより実践的となったディアルガとパルキア。良デザインだが弱いギラティナ。その対比が強く出ている。
▼強いと思ったフォルムチェンジが仇となる仕様が発覚…