『エルデンリング ナイトレイン』の高難易度出撃モード「深き夜」。深き夜は深度1から深度5まであり、レートに応じて深度が変化する。
現在の深度1から深度3は、深度5から降りて来た強者がキャリーしに来ていることもあってまだマシだと言うが、深度4にはまず来ないため、もっとも魔境している。
しかし、その魔境を超えた深度5は天国とされている。それは本当なのか。現深度5の筆者が解説したい。
深度5天国はガチ
結論から言えば「深度5天国はガチ」だ。現在、深度5で21戦17勝4敗(勝率8割・レート8100)で、深度4より快適に勝てる。
「快適に勝てる」とは、具体的にどういうことか説明したい。その前に、まずは深度5での標的率を公表する。
グラディウス1:通常0、常夜1
エデレ2:通常0、常夜2
グノスター4:通常2、常夜2
マリス5:通常3、常夜2
リブラ0
フルゴール4:通常3、常夜1
カリゴ5:通常4、常夜1
ナメレス0通常6割
常夜4割
深度5に入ってから、深度4以下ではほぼ見なかったマリスとめちゃくちゃ当たるようになった。出現率が、ほかのボスの半分と噂されているマリスが21戦中5回はかなり多い。しかも、5回中2回も常夜という。
同率でカリゴも浮上。カリゴは深度4以下でもそこそこ当たったが、深度5に入ってから抽選率が上がっている。
マリスとカリゴは「深き夜 深度5到達者が決める夜の王強さランキング【ナイトレイン】」でワンツーに浮上した強敵だ。2体の常夜は深度4以下でも勝つのが難しく、それが深度5ともなれば、なおさら勝てない。
そんな常夜マリスだが、なんと2回とも勝利している。深度5の“神味方”であれば、最強の常夜マリスだって勝てる。
一方、深度4以下の“ゴミ味方”では絶対に勝てない。この事実こそ、ナイトレインが“味方ゲー”だという証明になっている。
ほかのボスもそこまで苦戦せず勝てることが多く、深度5は快適に戦える環境ができあがっている。
2日目の夜に事故ることも
ただ、2日目の夜で事故ることが多かった。4回の敗北のうち、1回だけ2日目で負けたことがあった。
標的はカリゴ。味方は追跡者×2。2日目に冷たい谷の踊り子が来てしまった。
追跡者2人はおそらく、カリゴを強く意識してのことだろう。このセッションでは復讐者で遠距離武器を拾えず、近接オンリーのパーティとなってしまい、近接だけでは難しい冷たい谷の踊り子で詰んでしまった。
味方1人が鉄の目など遠隔キャラにしていれば、もしかしたら負けなかったかもしれない。戦果を見ると通常カリゴだったので、カリゴまで行ければ勝てたはずだ。
つい昨夜の話になるが、標的エデレで2日目の最終収縮が始まる中、味方が災域に特攻。災域の敵にやられ、筆者は急いで祝福に入ったので難を逃れたが、味方2人は入れないままボス戦を迎え、しかも夜のボスはみんなの嫌われ者“古竜”という運のなさ。
結果、味方2人ともドーナツを作るハメとなった。しかし、古竜を突破し、常夜エデレ戦は誰も床をなめずクリアした。
次のセッションでは、標的マリスで2日目に竜のツリーガードと交戦中、最終収縮が到来。諦めて逃げようとしたところ、味方の鉄の目共々床をなめられる。
鉄の目はルーン回収を諦めたが、筆者はレベルダウンでレベル11になってしまったので、何としてでもルーンを回収しに行ったが、またしても床ペロでルーンロスト。2ゲージのまま夜を迎え、今度は筆者が事故るという結果となった。
そもそも、レベル12と足りていたのに欲張って竜のツリーガードなんかと戦う味方もどうかと思った。マリスは通常だったので、無事勝利を収めた。
深度5のキャラ使用率
追跡者14
守護者0
鉄の目14
レディ4
無頼漢1
復讐者0
隠者5
執行者4※21戦×2=42人分のデータ
筆者は復讐者を選択。だからか、復讐者の使用率は0となった。
追跡者と鉄の目が同率1位。この2人がそのまま味方に来ることがもっとも多かった。
遠隔パーティが強いは低レートの戯言
巷では鉄の目、レディ、隠者でパーティを構築するのが強いと言われているが、それは全くの嘘だ。
この3人は回避が強い代わりにHPが低く、深度4以上であれば基本的にワンパンだ。そのため、HPを盛りたいところだが、いずれもアタッカーキャラなので、基本的には火力を高める構成になることが多い。
結果、付帯効果「HP最大時、カット率上昇」が必須なのだが、そもそも手に入らなかったり、深度5では一つだとワンパンされることがある。
下手すりゃ、たった一回の攻撃で全滅するリスクすらある。復讐者を使っているとき、この3人が味方に来ると、高確率で即床ペロ→ドーナツを作っている。
深度4以下であれば、開始数十秒で1人が床ペロ、5分も経たないうちに2人ともドーナツはザラにあった。そのため「ドーナツを作ることだけは上手い」キャラもしくは並びとなっている。
火力を出せるパーティでも、床ペロドーナツの時間が長いため、実際の火力はそこまでじゃないことが多い。もちろん、床ペロドーナツじゃない人が使えば、高い火力を出せるが、そんな奴は少なくとも深度4以下でほぼ皆無だった。
このことから、遠隔パーティは「低深度・低レートが数字を盛るため」に使われるのではないかと思った。しかし、深度4ではとにかく床をなめまくるため、レートはどんどん減るばかりという現実を叩きつけられる。
一方、深度5では遠隔パーティはかなり減り、近接キャラと遠隔キャラというバランス重視のパーティが増えた。
近接キャラの枠は追跡者のほか、執行者もそこそこいた。遠隔キャラの枠は鉄の目のほか、レディか隠者といった感じ。
追跡者と鉄の目はカジュアルマッチでもツートップだった。全体の使用率を見ると、深度5はカジュアルマッチに近い感じになっていた。
復讐者もHPが低いが…
ちなみに、復讐者はこの3キャラと違って回避が強いわけでもなく、HPも高くないが、各能力から基本的な役割はヒーラーとサポーターで、アタッカーではない(FFで言う白魔導士)。
■補足
ヒーラーとしての役割:呪爪、ファミリー、アーツなど圧倒的蘇生力から、味方の蘇生を積極的に行うほか、回復祈祷による回復も入れたい。
サポーターとしての役割:「黄金樹に誓って」のほか、属性カット率を上げる防護系などのバフ祈祷。いずれも効果時間が長く、防護系はカット率上昇も高いため、火力が高い高深度帯で需要が高まっている。
そのため、HPを盛ることができ、この3キャラより生存率を高くできる。
味方の蘇生に一番長けたキャラなので、守護者より生き残らないといけない。つまり、全キャラでもっとも床をなめてはいけないキャラと言える。
一方、味方の復讐者はなぜかHPを盛らず、真っ先に床をなめ、ドーナツを作る無能ばかり(だから自分が選んで味方に遠慮させるという目論見も)。遺物を見ると「王都古竜信仰の祈祷を強化」などを積んだ火力特化構成だったりする。
復讐者でも火力を出すべきという人がいるかもしれないが、それは「守護者で火力を出せ」と同等の暴論である。そもそも、タンクの守護者、ヒーラーの復讐者で火力を出す必要があるのか。
火力を出そうとしてなのか、床ペロドーナツ職人の守護者が低深度帯に結構いたが(挙句の果てに切断かました奴も)、こういうのがいると勝率が下がるため、本来の役割を見誤らないようにしてほしい。