ポケモンユナイトで無課金・ソロ・MOBA初心者がランクマでマスタークラスに到達するのはとてつもなく難しい。剣盾のランクマでマスターボール級100回達成した方が楽だと思えるほどにだ。
リリースから1ヶ月以上が経過し、マスタークラスはすでにたくさんいるが、無課金、ソロ、MOBA初心者の条件で到達した人は世界でもごくわずかだろう。
この記事では無課金・ソロ・MOBAはポケモンユナイトが初の筆者が、マスタークラスに到達するまでに培った知識と経験を、余すことなく無料で伝えたい。同条件でマスタークラスを目指す人の参考になれば幸いだ(最近、更新がなかったのはずっとポケモンユナイトをやっていた)。
無課金・ソロ・MOBA初心者がマスター達成が困難なワケ
「見出しで結論が出てるだろ!」というツッコミがありそうだが、一番の原因は“味方がゴミすぎる”からだ。
例えば、自分がカジリガメのラストヒットを全て取り、200点以上あげても、味方は0点に近く、サンダーも取ってくれず負けるというのがポケモンユナイト。後に触れるが、地雷プレイも横行しており、放置や切断といった害悪行為もみられる。
ソロは味方と意思疎通ができず、味方が思うように動いてくれない。クイックチャットがあるが、これに強制力はなく、従わない人も珍しくない(ちなみに筆者は、クイックチャットを一度も使うことなくマスター達成。というか、クイックチャットのやり方がわからない)。
ランクマは2人、3人、5人パーティを組め(4人は不可)、これが敵味方に含まれることがある。一人でも意思疎通できるプレイヤーがいれば格段に難易度が下がり、これが敵にいた場合、相手はヌルゲー状態となり、こっちは相当不利となる
無課金・ソロ・MOBA初心者がマスターを達成するには、味方に期待せず、自ら勝利を掴みに行くような姿勢がないと相当厳しい。ポケモンユナイトは5対5のチーム戦略バトルだが、実質1対9(敵味方含め)だということを意識することからはじめよう。
ゲーム開始~最初のカジリガメ戦前:重要度3 ※重要度は5段階評価
・上ルートと下ルートに2人ずつ、中央エリアが1人で回る
・野生ポケモンを倒す
各ルートの特徴
1.上ルート
・後述の下ルートに対し、フロントを壊されてもあまり不利にならず、上にもタブンネが3匹も出現し、むしろアドまである
・下、中央を選ばない場合、カジリガメ戦に行かなかった時、カジリガメを倒した相手が来る前にロトムを倒してフロントを壊したいため、野生ポケモンを倒すのが早く、同時に複数匹を攻撃できるポケモンが選びたい
例:ゼラオラ、イワパレス(野生ポケモンを倒すのがとにかく早い)等
2.下ルート
・8分50秒に出現するミツハニーとビークイン戦から攻防戦が激化する傾向があり、ミツハニーとビークイン戦前でレベル4になっていることが多いため、レベル4までに強くなるポケモンが選びたい
例:プクリン(レベル4で進化&うたう取得)、Aキュウコン(レベル4で進化&マジカルシャイン取得。特性でこおり状態)、ウッウ(初期わざでうずしお、レベル4でぼうふう取得)等
→相手を行動不能とするわざを持っているポケモンが有利
3.中央エリア
・上下で展開されるミツハニーとビークイン戦に加勢したり、カジリガメ戦でレベルが格下の相手にどんどんキルを取ったり、序盤のエースとして活躍する
・カジリガメ戦までに最低レベル7となり、このレベルまでに強くなるポケモンが選びたい
例:ゲッコウガ(レベル7で最終進化)、ルカリオ(レベル7でボーンラッシュ)等
各ルートの立ち回り・注意点
1.上下共通
・成長が遅れていても、中央の野生ポケモンを倒しに行かない
→自軍中央の上下に1匹ずつ出現するヘイガニ1匹でも倒されると、味方の中央担当がレベル5にならず、ミツハニーとビークイン戦で不利となる
・8分45秒で中央に上下2匹ずつ出現するヘイガニもゴールから遠く、倒しに行っている間にまとまったエナジーをゴールされることが多い
→味方がゴールを守っていても、その間、数的有利を取られ、ゴールされるリスクが高まる
・相手の中央担当が合流して3人で来ることもあり、1人でこの人数を守ることはほぼできず、そのままフロントを壊されることも
・味方もヘイガニを倒しに行く可能性があり、そうなるとノーリスクでゴールを許すため絶対にやめよう
→ヘイガニを倒しに行くくらいなら、数ポイントでもゴールした方が経験値を稼げる
2.上の場合
・カジリガメ戦前に自軍の下フロントだけ壊された場合、そのまま上で野生ポケモンを倒し、ロトムが出現したら倒す
→この状況でカジリガメ戦に参加したとしても、こっちの負けはほぼ確定しており、行くだけ無駄である
3.下の場合
4.中央の場合
・全て倒した後、下のミツハニーとビークイン戦に駆け付ける
・下に行くのは、相手の中央担当が合流して数的有利を作られ、そのままフロントを壊されるのを防ぐため
→逆に、相手の中央担当が来なければフロントを壊すチャンス
・ミツハニーとビークイン戦後には、倒した野生ポケモンが復活するため戻る
・7分20秒に復活するミツハニーとビークイン戦に加勢したいが、自軍側のヘイガニを味方に倒される地雷プレイをされレベル7になっていない場合、敵陣の野生ポケモンを倒しに行ったり、再び復活した野生ポケモンを倒しに行く
ソロだと上>下>中央
・上を選んだ場合、中央のヘイガニを倒す地雷を減らしたり、カジリガメ戦に2人とも降りてこなかったりの状況を回避できるとともに、カジリガメ戦前に下のフロントが壊された場合、そのままロトム狩りにシフトできる
→野良では、ロトム狩りへのシフトをする味方が少ないため、自分がやった方がいい
・下はプクリン、Aキュウコンやピカチュウなどレベル4までに進化したり、行動不能わざを覚えたりするポケモンが強く、これらのポケモンを使うなら選んでもい
・中央は1人しか行かないため、早い者勝ちとなる
→後出しで中央を選び、絶対に譲らない地雷も多く、試合がはじまっても一緒に中央を回るのを防ぐため、ソロではもっとも選ぶべきではない
(筆者もこういう地雷と2試合連続で当たったことがあり、それ以降、中央を選んでいない)
カジリガメ戦~サンダー戦:重要度3
・カジリガメ戦で勝つには、攻めの姿勢が大事
・保守的だとこう着状態になりがちで、仮にカジリガメ戦で勝ったとしてもせいぜい1レべしか差が付かないばかりか、ゴールしていないため点差もほとんどつかず、終盤の1回ゴールで勝敗が決まってしまうことも
・序盤でレベル差を付けたり、相手をフロントに押し込めたりできれば、早く安定してカジリガメを倒せる
・3回目があった場合、過去2回を最速で倒しても2分台なため、サンダー戦までに20秒以上あって味方が近くにいれば倒しに行く
→カジリガメ撃破後の90秒間、相手がサンダーに与えるダメージが減少するようで、勝っていれば3回目を倒すのも
・サンダー戦に備え、レベルを上げたりエナジーを稼いだりする
→相手にサンダーを倒された時に備え、レベル12にしてエナジーを50フルにしておきたい
■カジリガメを倒した場合
・落としたら上に向かい、相手の上フロントを攻める
・上のフロントも落としたら、次は相手の上下ミドルを落としに行く
・下のフロントを落とせなかった場合、次は自軍の下フロントを攻めてくることが多いため守る
・自軍の下フロントの耐久値がわずかの場合、アドを失わないためにも1人か2人残って守る
■カジリガメを倒された場合
・下のフロントを突破された場合、次は上のフロントを攻めてくるため守ったり、野生ポケモンを倒してレベル上げたりして備える
・相手が上に行っている間、相手の下フロントはフリーになることもあり、ゴールしにいくのも
→相手の下フロントの耐久値がわずかの場合、守っていることが多いため、味方と一緒に攻めにいくのも
■接戦の場合
・お互いゴールできず、どっちが勝っているのか分からない接戦状態になるのはあまり良くない
・攻防戦が長引く場合、上に2人か3人いった方がいい
サンダー戦~ゲーム終了:重要度5+
■勝っている場合は守り中心
・サンダーエリアに相手が来た場合、アタッカーを倒してサンダーを倒されないようにする
・火力の低い耐久系ポケモンは、放置してもサンダーを倒すまで時間がかかるため、サンダーの攻撃で削られたところを倒す
→耐久ポケモンは妨害わざもあり、倒すまでに時間がかかる上、相手やサンダーの攻撃によるダメージで戻ってきたアタッカーに倒される可能性も
・相手を倒すことで、たとえサンダーを倒されたとしてもゴールされる人数を減らすことができる
・サンダーエリアから出た相手を追い回す必要はない
→そのままゴールを決めようとするなら、ゴールを守っている人に対処させればいい
・サンダーを殴るのはラストヒットを取る場合、ゴールするのは相手にゴールされた時のみ
→勝っている時はこれ以上、点を入れる必要がなく、むしろこれらの行動が相手にサンダーを倒されたり、ゴールされたりして逆転を許してしまう
■負けている場合は攻め中心
・相手を倒そうとすればそれだけ消耗が激しく、わざを使えばサンダーの処理が遅くなる
→2分の制限時間がある以上、無駄なことは避けたい
・サンダーを倒せなさそうならゴールしに行く
→ゴールは守られていることが多く、味方を連れて上下どっちかのゴールを目指したい
・勝っていても負けていても、まずはサンダーエリアに行く
→味方に任せると大抵とられる
・数的不利の場合、特攻してもやられるだけなので、草むらに隠れるなどしてラストヒットのチャンスをうかがう
集団戦で意識すること
・序盤の上下レーン戦、カジリガメ戦、サンダー戦、これらが終わった後のゴール攻防戦など、このゲームでは頻繁に集団戦が起こる
・集団戦で勝つためにもっとも大事なことは「生き残ること」
・特に終盤、レベルが上がると一度死んだら20~30秒は復帰できず、その間にサンダーを倒されてしまう
・味方4人死んでも、1人生き残ればラストヒットのチャンスがあり、ゴール攻防戦の時間稼ぎもできる
・カジリガメ戦前に自軍の下フロントだけ壊されていたり、数的不利を取られたりなど、不利な集団戦には参加しない
→不利な集団戦をして相手に倒されれば、経験値とエナジーを与えてさらに差が広がる
ラストヒットがとにかく大事!
・通常の野生ポケモンはもちろん、カジリガメやサンダーなどはたとえ99.9%削っても、最後の00.1%を取られれば、そのプレイヤーがもっとも得をする
→相手に削り取られた場合、全て相手のものとなる
・近くにラストヒットを取りやすい相手がいれば、先に処理しておく(カビゴン、ルカリオ、フシギバナなど)
・ラストヒットは連続ヒットより、瞬間火力が高い方が取りやすい
ユナイトわざを使うタイミング
・ユナイトわざは集団戦に使う
・全ユナイトわざは使用後、移動速度が上がり、特にサンダーを倒した後に素早くゴールすることができる
・おたすけバリアを持たせていれば、自分と味方に最大HPの40%のシールドが与えられ、生存率が高まる
・ユナイトわざの出し惜しみはもったいないためどんどん使うべきだが、クールタイムを踏まえると、サンダー戦に備え残り3分半を切ったら使わない方がいい
その他、注意点
・ディフェンス型、サポート型で野生ポケモンを倒しまくったり、単独行動しない
→こういったポケモンは、低いレベルで進化したり、強いわざを覚えたりすることが多く、味方あってのポケモンである(実質アタッカーのイワパレスは例外)
・味方があと1レべで進化する場合、野生ポケモンを譲る
→経験値はおすそ分けされるが、進化はラストヒットを取らないとできず、そこからレベルも上がらない
結論
・結局、ポケモンユナイトはサンダーゲー
・カジリガメを2、3回倒され、ゴール4つ壊されても、サンダーさえ倒せば逆転のチャンスがある
→なので、カジリガメを取られたくらいで降参するのはやめよう
・サンダー戦に勝つには、カジリガメ戦に負けたとしても、野生ポケモンを倒すなどしてレベルを上げ、レベル差を縮めること
・相手の守りが薄いゴールエリアにゴールして点差を縮めることも重要
→サンダーを倒し、大量得点をゴールしたとしても、点差が広がりすぎていると、相手もゴールして逆転できないことがある
・味方は基本的にゴミで地雷なので、自ら勝利を掴みに行かないと勝てない
→5対5ではなく、1対9(敵味方含め)だと意識する
筆者がマスタークラスを達成した時の状況
・8月26日にマスタークラス達成
→ランクマは7月26日からはじめ、ちょうど1ヶ月かかった
・バトル数は1400超え(スタンダードやクイックを除いても1000は行ってる)、やりすぎてバトルポイントブーストを使っていないのにトレーナーレベルもMAXに
・無課金ということで、もちものレベルは3つとも20までしか上げていない
→レベル20までなら、無料でもらえる「もちもの強化キット」やエオスチケットでキットを引き換えれば実現可能
マスター達成したゼラオラについては、別の記事で紹介したい。
いかがだっただろうか。無課金・ソロ・MOBA初心者がこれを実践して100%、マスタークラス達成は保障できないが、それでも行ける確率は上がると思う。
ポケモンユナイトのリリース直後、一部で「課金ゲー」だという批判があがったが、無課金・ソロ・MOBA初心者でもマスタークラスを達成できた以上、もはや課金ゲーではないだろう。