賭ケグルイの作者である河本ほむら先生の新作漫画「異世界転生者殺し -チートスレイヤー-」の連載中止が、掲載元のドラゴンエイジから発表された。
チートスレイヤー、連載中止
『異世界転生者殺し-チートスレイヤー-』連載中止のお知らせhttps://t.co/jXo4AvD6R1 pic.twitter.com/UMCkiPBlQZ
— ドラゴンエイジ編集部 (@fj_dragonage) June 28, 2021
有名なろうのパロディキャラが多数登場
さらばチートスレイヤー
なぜかチートもらえてない人まで巻き込まれてる哀れなクソ漫画よ・・・ pic.twitter.com/fNk6QFToxt— 愛の大和 (@redline4589) June 28, 2021
左からリゼロ主人公スバル、賢者の孫主人公シン、このすばのアクア、はめふら主人公カタリナ、SAOの主人公キリト、幼女戦記の主人公ターニャ、転スラのリムル、異世界食堂のアレッタ、オーバーロードのアインズ(魔法使いの嫁のエリアスとの指摘も)
このように、チートスレイヤーには有名なろうのパロディキャラが多数登場する。キリトはなろうキャラではないが、キリトのパロディキャラは見た目が黒の剣士そのもので、名前もキルトとあまりひねりがない。
なろうパロディでネガキャン
有名なろうパロディを登場させただけでなく、それを使ってなろうのネガキャンもしている。
例えば、シンのパロディキャラは
チート能力で労せず最強
異世界の雑魚どもを軽々ぶち殺し名誉・金・すべて手に入れる
それ以外転生者がやることありますぅ?想定外の事態や謎なんて転生者には必要ありません
ストレスフリーにひたすら異世界を無双するものなんですよ
魔女の格好をした女キャラ(おそらくこれも何かのなろうパロディ)は
(転生者の前世は)引きこもって現実逃避するゲーム廃人
能力も成果もないのに不満を抱くのだけは達者な社畜
本当は誰よりも恋愛脳なのに二次元で己を慰める非モテ
笑えるほどにゴミ揃いだゴミはゴミらしく社会の片隅でひっそり死ぬはずだった
ゴミどもはチート能力で楽々無双し英雄になった
そこに一切の努力や苦労はない
すなわち異世界転生者なんて連中はチート能力でイキってるだけの陰キャ野郎なんだよ
といったセリフが飛び交った。
1話では、転生者たちが村を焼き、村人を皆殺し。シンのパロディキャラは主人公の幼馴染を強姦し、さらに女たちを力で脅し自身の欲望を満たす道具に使うなど、しょっぱなからネガキャン全開である。
なろうパロディを登場させたことより、それをネガキャンに使ったことが連載中止に繋がったと思われる。
チートスレイヤーの連載中止に対し、ツイッターでは「想定してない事にビックリだよ!」「そのノリでやってたんじゃなかったのか」「これは編集が無能だろとしかw」「ヘイト二次創作を商業誌でやるなよ」といった批判が殺到。
一方、
正義VS正義とかにしておけば普通に見れたのに、モロみえのパロ元の上に極悪人に変えて復讐対象にするのはさすがにね。
アンチなろうという題材は良かったが、如何せん設定が酷すぎた。できればちゃんとそこら辺に配慮のある設定でやり直して欲しい。THE BOYZとか見ればいいと思うそっくりさんじゃなければなあ……
異世界から来た奴らがどいつもこいつもチートだけど主人公が努力でどんどん強くなって戦略も色々駆使して倒していくとかだったらなあ
なろうが何でもかんでもとりあえず異世界→チート→はい最強wで面白くないのも1つの事実だし、いい視点だと思ったけどなあ表現が違法でないのならば、自主規制をする必要はないと考えます。
作品が読者から反感を買うものであれば、それに対して批判や意見が出るのは当然のことです。
確固たる決意を持って、最後までやり遂げてほしかったですネット民がなろう散々バカにしたせいでチートスレイヤーみたいなのが生まれたというのも否定できないけどね。
などの声もみられた。
河村ほむら先生も謝罪
この度は関係者の皆様にご心労、ご心配をおかけし、お騒がせしてしまったことを心より深くお詫び申し上げます。
配慮を欠いた作品づくりをしてしまい、今回のような事態を招いたことを反省しております。
今後、その反省を基に、より良い作品づくりに励んでまいります。誠に申し訳ございませんでした。— 河本ほむら『賭ケグルイ』 (@ushimilksan) June 28, 2021
自身の関係者にお詫びしたものの、何の件でのお詫びなのか言及しないばかりか、ネガキャンに使われたなろう作品への謝罪がないため、批判の声が寄せられている。
【続報】