映画「鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入が昨日、千と千尋の神隠しを超え歴代1位となった。
これを受け、「歴代1位おめでとうございます」「煉獄さん日本一の男」などと祝福する声が相次ぐ中、「鬼滅の刃が興行収入1位は日本の恥」と頑なに認めない“老害”もみられた。
「鬼滅の刃が興行収入1位は日本の恥」
鬼滅の刃が日本の興行収入1位として記録に残ってしまうの日本の恥でしかなくて笑えない 本気で言ってんのか^^
— (@Gn1Ro) December 26, 2020
「鬼滅の刃」と「千と千尋」の興収争い 業界関係者は「真っ向勝負でない」 #ldnews https://t.co/8XGcAUcbzn
ホントだよ!これで鬼滅の刃が1位だって喜んでいるヤツらは恥を知れ!!!
こんな1位は認められない!ズルい!!!
— やぎっち (@naochuto51311) December 27, 2020
こういうやつが鬼滅の興行収入バグらせて1位にしたと思うとマジで腹立つ
鬼滅の刃普通に日本の恥 https://t.co/FaMsTwfYDm— 陰沼 (@aDvjwwyW4BVVT4o) December 27, 2020
#興行収入1位 #鬼滅の刃#千と千尋
みんな鬼滅の刃1位になって浮かれてると思うけど数年後日本の恥になると思うよ、、ホントに。— | ε:) (@FortniteTq1L) December 26, 2020
鬼滅の刃が興行収入1位となったことを受け、ツイッターでは「鬼滅の刃が興行収入1位は日本の恥」といった書き込みが相次いでいる。
批判の多くはジブリファンとみられるが、こうした声に対して「老害」だと煽るような書き込みも寄せられている。
鬼滅の刃は、前売り券の段階で特典商法を展開。公開後は入場者特典で釣り、1か月経った11月14日より隔週で特典を変え、さらにMX4Dと4DX上映にも特典を付けてきた。
また、鬼滅の刃と煉獄さんを日本一にしようと映画館を周回する文化や、鬼滅映画のせいでコロナ感染者が急増したと批判する声もある。
確かに、鬼滅の刃は特典で達成した興行収入1位なのは疑いようもない。しかし、それの何がいけないのか?
ソシャゲやVTuberに課金するのに?
「鬼滅の刃の興行収入1位は日本の恥」と認めない人の中には、ソシャゲに課金したりVTuberにスパチャしている人がいるはずだ。ソシャゲはガチャ、VTuberスパチャはコメントを読む、といった“特典”で釣り、同じ人から何度も搾取している。鬼滅商法と同じではないか。
「物で釣って何度も搾取するな」というなら、これらも当然批判されるべきだろう。
また、「鬼滅の刃は特典だけで内容で勝負していない」との声もあるが、ソシャゲだって課金だけで内容で勝負していないではないか。鬼滅に「特典商法やめて内容で勝負しろ」というなら、ソシャゲも買い切りにして内容で勝負すべきだろう。
少なくとも、ソシャゲやVTuberに課金している人は鬼滅商法を批判する資格はないのではないか。
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「鬼滅映画のせいでコロナ感染者が急増した」
鬼滅映画のせいでコロナ感染者が急増したとのことだが、確かに11月初旬から1日の感染者が1000人を超える日がちらほら出ている。
しかし、感染者が急増したのは鬼滅映画のせいだという確証はない。GoToキャンペーンや気候の変化ともいわれている。
むしろ、これだけ感染者が出ているのだから普通は映画館へ行くのは避けるはずだが、MX4Dと4DX上映は3日先まで満席と、コロナに動じない人が相次いでいる。
AKB商法やソシャゲも最初は批判された
昔より物が売れなくなった今、お金を持っている人から何度も集金しないと売り上げを伸ばすのが困難となっている。そんな中、AKBのCD商法やソシャゲが大成功し、最初こそ批判されたが今は受け入れられている(AKB商法はオリコンから外されたので受け入れられたかは微妙だが)。
それが、映画業界にもやってきたというだけの話だ。特に今はコロナで映画が相次いで中止となっており、業界がどんよりしている。
そんな状況下で鬼滅の刃が興行収入1位となり、暗かった業界に光が戻ってきた。業界の“癌”というより“救世主”である。
鬼滅の刃も最初は批判されるが、後に受け入れられるはずだ。