9月1日より、ポケモン剣盾でランクマ・シリーズ13がスタートした。11月18日発売のポケモンSV前最後のランクマとみられる今回は禁止伝説も幻も何体でもOKなルールとなっている。
筆者はもうポケモンSVまでポケモンをやる気なかったが、最初だけはやろうかと構築を組んでみた。
今回組んだ構築は幻が1体も入っておらず、幻を1体も持っていないという人でも組めるものとなっている。
ポケモン剣盾・シリーズ13のダブル構築
オーロンゲ(いたずらごころ/ひかりのねんど)
リフレクター ひかりのかべ こわいかお ソウルクラッシュ
200(236)-140-91(44)-×-136(228)-80 D↑C↓
しずくカイオーガの雨しおふき、ダブルダメージ確定耐え
ザシアン(ふとうのけん/くちたけん)
きょじゅうざん じゃれつく せいなるつるぎ まもる
181(108)-183【227】(132)-136(4)-×-151(124)-176【186】(140) A↑C↓
※【】内は剣の王のステータス
いじっぱりAぶっぱザシアンのきょじゅうざん確定耐え
しずくカイオーガの雨しおふき、ダブルダメージ確定耐え
ダイジェット&エレキネット後、最速レジエレキ抜き
モロバレル(さいせいりょく/バコウのみ)
まもる いかりのこな キノコのほうし かふんだんご
221(252)-×-109(148)-105-125(108)-31 D↑S↓
いじっぱりザシアンのきょじゅうざん高乱数耐え
カイオーガ(あめふらし/しんぴのしずく)
しおふき ねっとう れいとうビーム まもる
175-×-111(4)-202(252)-160-156(252) S↑A↓
レジエレキ(トランジスタ/じしゃく)
エレキネット 10まんボルト かみなり まもる
155-×-70-152(252)-71(4)-277(252) S↑A↓
霊獣ランドロス(いかく/いのちのたま)
そらをとぶ じしん いわなだれ まもる
165(4)-197(252)-110-×-100-157(252) S↑C↓
幻どころか禁伝も2匹しか入っていない、前環境でも組める構築だが、これがとにかく使いやすくて強い。
最初に断っておくが、幻はともかく、禁伝が2匹しかいないのは意図的なもので、前環境縛りをしているわけではない。今回のルールで一から構築を組んだ結果、こうなっただけである。
前環境で多くの人が禁伝枠として選んでいたザシアンとカイオーガ入りの結論パ的な構築。当初はおいかぜ要因の化身トルネロスを採用していたが、おいかぜミラーがしょっちゅうあり、おいかぜにおいかぜを打ったところで無意味。
もちろん、そこからダイジェットやエレキネットなどで素早さを逆転しようにも、相手も同じことをやってくることが多く、中々優位を取れない。
オーロンゲのこわいかおであれば連打でき、さらにダイジェットを重ねてきても素早さで上を取りやすい。しかも、いたずらごころにより優先度+1で出せ、先手で相手のアタッカーの素早さを下げながら、味方のアタッカーがすぐ動ける状況を作りやすい。
こわいかおを中心に、レジエレキのエレキネットやランドロスによるダイジェットで常に素早さで上に立つ状況を作りだすことが重要となる。
トリパにはモロバレルを出すことで、上からのキノコのほうしを恐れてトリルを抑制することができる。
禁伝幻何匹でもOKルールですら通用するということで、やはりザシオーガは最強だと思う。今年のポケモンWCS2022マスター優勝は黒バドザシアンであり、こっちを使った構築も考えたが、ランクマではザシオーガの方が安定して勝てるということでこうなった。
選出は
1.初手オーロンゲ(メイン)
先発:オーロンゲ、ザシアンorランドロス
後発:あと2匹2.バレルオーガ(対トリパなど)
先発:モロバレル、カイオーガ
後発:オーロンゲ以外から2匹3.初手レジエレキ(上記2パターン以外)
先発:レジエレキ、カイオーガorランドロス
後発:オーロンゲ以外から2匹
の3パターン。
ダイマックスはランドロス、カイオーガ、レジエレキのいずれかで切る。
2桁は余裕
ずっとやっていなかったため、ランク5(モンスターボール級)からやって、勝敗は20勝7敗で勝率74%だった。
いつぶりかわからないポケモンなうえ、新環境ということもあり、ランク5で2連敗した時はさすがに焦ったが、慣れてくれば構築のポテンシャルでどんどん勝ち星をつけ、簡単に2桁順位に到達した。
シーズンもはじまったばかりというのもあるが、全然やってなくてもこれだけ勝てるという構築にはなっている。
幻1体も持っていないという人はぜひ参考にしてみてほしい。もっとも、今でもポケモンをやっている人がどれだけいるのかという話だが…。