高松市で車内に置き去りにされた姉妹が熱中症で死亡した事件で、逮捕された母親で無職の竹内麻理亜容疑者が知人男性と飲食店をはしごし酒を飲んでいたことが分かった。
竹内麻理亜容疑者、知人男性と3軒はしご酒していた!
高松市で乗用車内に15時間余り置き去りにされた女児2人が熱中症で死亡した事件で、香川県警に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の無職、竹内麻理亜容疑者(26)=同市=が2人を車に夜通し放置して、知人男性と飲食店をはしごし酒を飲んでいたとみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。
香川県警は5日、竹内容疑者を送検した。
捜査関係者によると、目撃証言などから竹内容疑者は2日夜、駐車場に止めた車に2人を放置し、知人男性と少なくとも3軒の飲食店をはしごして、3日明け方まで酒を飲んだ。
その後も男性と一緒にいて、3日昼ごろ車に戻り119番したとみられる。
この知人男性に関して、ネットでは「不倫相手?」「BMWはこの男に買ってもらった?」といった声が相次いでいる。
「持病のため、トイレに2時間行っていた」と供述も嘘の可能性 車から飲みかけの水やパン
高松市で女児2人が乗用車に長時間放置され、熱中症とみられる症状で死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の竹内麻理亜容疑者(26)=高松市川島東町=が現場で警察官に対し「トイレに行って戻ってきたら2人がぐったりしていた」という趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。
ただ防犯カメラの映像などから竹内容疑者は夜通し、知人男性と複数の飲食店で酒を飲んでいたとみられ、香川県警は竹内容疑者が虚偽の説明をした可能性があるとみている。
(中略)
捜査関係者によると、竹内容疑者は3日明け方まで知人男性と飲食店をはしごし、その後も一緒にいたとみられる。車に戻り近くの路上に移動させた直後の午後0時40分ごろに119番。この際、駆け付けた警察官に
「持病のため、トイレに2時間行っていた」という趣旨の話をしたという。姉妹は既に意識がなく、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は竹内容疑者が異変にいつ気が付いたのか慎重に調べている。一方、車からはペットボトルに入った飲みかけの水や食べかけのパンが見つかった。県警は竹内容疑者が2人のために用意したとみている。
育児放棄や虐待の通報なし 姉妹の幼稚園に「コロナに感染するのが怖いから1週間休む」と電話
署によると、竹内容疑者は夫と姉妹の4人家族。県によると、これまで児童相談所に育児放棄などが疑われる通報はなく、県警も把握していないという。
姉妹が通う幼稚園の男性園長によると、夏休み明けの9月1日に竹内容疑者から「県外に行っている園児が多く、新型コロナウイルスに感染するのが怖いから1週間休む」と電話があった。
園長は竹内容疑者について「運動会などの行事を率先して手伝ってくれていた。とても優しいお母さんと思っていた」と語り、「(姉妹に)7日に会えることを楽しみにしていたので、とてもショックです」とうなだれた。