先日、ツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」がトレンド入りし、最終的に550万を超えるツイートがあった。一方、ツイッター公式では途中から30万ツイートほどまで激減したということで、ツイートのほとんどはスパムアカウントによる工作、作られたトレンドだったという指摘が相次いでいる。
そんな中、実際にスパムツイートはどのくらいあったのかという調査結果が上がった。それによると、スパムツイートは10%以下だったという。
「#検察庁法改正案に抗議します」ツイートに水増し工作疑惑
#検察庁法改正案に抗議します が500万近いツイートだったのが、次々と消され30万ツイートぐらいになっている怪。
トレンド1位だったのが、19位に落ちているけど日本ツイッター社あからさまやね。でも我々国民はコロナ自粛で時間がたんまりあるからしつこいよw pic.twitter.com/55Vw6JUg4R— HIRO(日本に生まれて・・・)🌏 (@hsggg) May 10, 2020
枝野幸男「感染症拡大防止のためにデモが出来ない中でTwitterでは #検察庁法改正案に抗議します というハッシュタグが1日で約500万ツィートという記録的トレンドとなった!」
残念ながらそのトレンドはスパムで作られた流れとバレてますよ#kokkai pic.twitter.com/XtbMqU6VcW
— Dappi (@dappi2019) May 11, 2020
【#検察庁法改正法案に抗議します と反対活動ツイ】田北真樹子「NHKの夕方のニュース等で報じられていたのは、組織的にtwitterで380万(最大610万)のハッシュタグツイがされ、トレンドになった!」
芸能人の大半は定番ですね。今後、知名度を使い日本を混乱させる輩たちとして注意していくべきである! pic.twitter.com/kZbknL0v3B
— たかりん。7 新垢🎌 (@takarin___7) May 11, 2020
「#検察庁法改正案に抗議します」500万を超えるツイートがされたが、次々と削除されて30万ほどのツイートに激減したという。
▼スパムアカウントが存在したのは事実で、それについては当サイトでも取り上げた
実際に激減したことを表すデータも拡散
これは10日の「#検察庁法改正案に抗議します」ツイートの推移。午後3時までは数十万単位で伸びていたが、午後4時に約360万ツイートが削除され、1時間あたりの伸びも激減した。
実際のスパムツイートは10%以下だった
■ねとらぼの調査
・SNS分析ツール「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」のスパムフィルタをオンにし、「#検察庁法改正案に抗議します」のツイート数を調査
・フィルタオフ時は「51万3155件」(10%サンプリングのため、実数はその約10倍)
・フィルタオン時は「48万8175件」(同10%サンプリング)
・結果、スパム判定されたのは「約4.87%」
■toriさんの調査
・「#検察庁法改正案に抗議します」は、5月11日午後3時までにリツイートを含めて約473万件、リツイートを除くと約56万ツイートされた
⇒拡散に関わったのは約58万アカウント・「#検察庁法改正案に抗議します」を1回しかツイートしていないアカウントが全体の80%を占めており、botが大活躍していたわけではない
⇒うち、新規アカウントによるものは0.7%だった・一方、「#検察庁法改正案に抗議します」ツイートを20回以上したアカウントが全体の約10%
⇒約5万ツイートはスパム?・「#検察庁法改正案に抗議します」を70回以上リツイートしたアカウントは約1万2千個あった
⇒全体の2%・「#検察庁法改正案に抗議します」の反対派は少なかった
これらの調査結果から、スパムツイートは全体の10%以下であることが判明した。