神奈川・川崎市登戸の路上で、小学生から大人の男女19人が次々と刃物で刺された通り魔事件で、犯行後に自殺した男の犯人像について、今日放送された「直撃LIVE グッディ!」に出演した専門家達が解説した。
【登戸連続通り魔事件】自殺した男の犯人像は?
佐々木成三氏によると
(刺身包丁を)準備する段階で強い殺意があったというのは間違いない
最後までやり遂げるという意志の強さもあったと思う
あとは他人の感情を理解する乏しさ、コミュニケーションが上手く取れなかったり
ストレス耐性の弱さだったりとかの犯人像は予想できる(刃物を)何本も用意しているということは、何人も襲う覚悟をしており
(バス停前で)自害しなかったら、違う場所というのもあったのではないか
出口保行氏によると
このようなタイプは社会に対して強烈な不満を持っていることが多い
他人が自分のことを正当に評価してくれないという想いが非常に強く
それが不満として蓄積されていき、社会に対する攻撃行動に発展していくこういう状況を起こしたい、自分が何人もの被害を出したいって思った時には
社会的弱者を狙っていく傾向にある
子どもや女性だったり、体力的に自分が負けない相手に対して
襲い掛かっていくという常套手段になる
今回、子どもたちが集まっていたことを当然知っていたと思われ
それを確実に殺害できるという状況を知っていながら今回の犯行に及んでおり
そこに明確な殺意があったというべきところではないか(登戸通り魔事件は)計画性が非常に高い
どのタイミングが被害者を多く出せるのかということを
十分計算した上で犯行に及んでいるこの手のタイプは一度犯行に取り掛かってしまうと状況把握ができなくなる
要するに目の前にいる者を殺害するという目的だけに向かって
機関車のように走っていき
このように連続して相手を傷つけるという行為に繋がっていく
犯人について、これまで分かっている情報
目撃者によると
・黒のTシャツに黒のジーンズのような服装
・スキンヘッドで、体格が良くて色黒だった
5月28日配信「AERA.dot」より
⇒持っていた保険証から、男は川崎市麻生区の51歳とみられる
計4人の刃物を持っていた!
川崎市の路上で児童らを襲った男のものとみられるリュックの中から、包丁のような刃物2本が見つかったことが神奈川県警への取材で分かった。男は両手に刃物を持って襲っており、計4本を所持していたことになる。