『エルデンリング ナイトレイン』の強化ボスである常夜の王最強と名高いリブラ。8月14日から21日に初配信され、8月28日から9月4日に復刻された。
初配信では勝てなかったプレイヤーも、復刻では大分勝てるようになってきたようだが、まだまだ安定して勝つのは難しい常夜の王なのは変わらない。
そんな常夜リブラだが、9月11日から始まる深き夜での夜の王で事実上の常設になると思われる。また近いうちに常夜リブラと戦う機会が巡ってくるわけだが、ここで2週間かけて編み出した筆者の完全攻略必勝法を伝授したい。
罪人完全スルーでリブラ集中狙い
常夜リブラの完全攻略必勝法とはズバリ「付帯効果『敵から狙われづらくなる』を付け、罪人完全スルーでリブラ集中狙い」に尽きる。
現存の攻略法ではまず罪人を処理して、そのあとにリブラを攻撃するのが一般的だ。しかし、この方法ではメリットよりもデメリットが圧倒的に勝る。
▼根拠は以下
・罪人はリブラ戦に参加した時点での人数分、都度召喚される
1.リブラ戦前に1人が切断して2人になった場合、召喚されるのは2人。
2.一方、リブラ戦が始まったから1人が切断した場合、いなくなったプレイヤーの罪人も召喚される模様(これに関しては検証不足で、もしかしたら気のせいかもしれないが、少なくともいなくなった時点で残っている罪人はそのままだった)。
3.リブラ戦は特に救助ループに陥りやすく、かなりの長期戦になりやすい。20~30分コースは当たり前のように起こり、そうなると主に何度も瀕死になったプレイヤーの放置や切断が多発する。
・罪人は基本ステータスが高く、ほとんどが盾持ちな上、無限沸きしてくる
1.追跡者は百智の王笏の戦技「百智の世界」で自らを含む、領域内のすべてのプレイヤーの魔力および聖カット率が10%低下するデバフをかけてくる。罪人隠者がいた場合、すべて魔力属性の魔術がますます脅威となり、リブラの攻撃のほとんどは聖属性なため、HPを盛っていない低耐久キャラはワンパンされかねない。
2.守護者は全ての型が大盾を持っており、宿将の軍旗の戦技「軍旗の下に」で自らと周囲の罪人&リブラの、攻撃力+20%&カット率+20%のバフをかけてくる型が厄介。ただ、火力が低いという欠点はそのままで、複数人でかかればガードブレイクや背後致命も狙えるため、実はそこまで脅威じゃなかったりする。
3.鉄の目は低かったHPが大幅に増えた上、スキル「マーキング」を使ってくる。
4.レディは低かったHPが大幅に増えた上、アビリティ「華麗な身ごなし」による回避が強い。盾持ち個体もおり、実は処理が面倒な部類に入る。
5.無頼漢は高HP・高火力・高強靭・スキル「逆襲」使用でタイマン最強の罪人。こいつ1人に2乙、3乙は当たり前で、パーティが半壊することも。
6.復讐者は数少ない盾なしだが、幼祖霊の頭による近接メタだったり、光輪や黒き剣といったプレイヤー目線でも必須級な強い祈祷を持った型が強い。
7.隠者は欠点だった低HPがレベル15時の740の2倍以上に増えた上、レジェンド杖「カーリアの王笏」の確定魔術であるレナラの満月を撃ってくる型がある。レナラの満月は高火力と誘導性能に加え、ヒットした相手の魔力カット率を1.15倍に下げてくる。一発目より二発目以降の方が脅威となる上、罪人にはFPの概念がないため、FP消費47の高位魔術を連発できる。
8.執行者はすべての型で出血武器を持っており、糞壺を投げて猛毒&視界妨害してくる厄介な型も。下手に状態異常を入れると、アビリティ「不撓」で攻撃力が20%上がり、カウンターからやられかねない。ちなみに、糞壺は毒霧に触れた全員が猛毒となり、自分で投げた糞壺でアビリティを発動することも。
9.罪人の中でも一番HPが低い復讐者でも1300以上、もっともHPが高い守護者は2000以上ある。
10.もはやプレイヤーよりも強い罪人が召喚の度に3人増え、最大6人まで召喚される。また、召喚の度に生存中の罪人のHPが半分ほど回復する上、攻撃力とカット率が1段階ずつ強化される。バフは上限がなく、長期戦になった結果、攻撃力とカット率が10段階アップといった手が付けられない強さとなる(最高20段階とか見た)。
・罪人を倒したことによる恩恵がゴミ
罪人を倒すと、その場に大きな黄金を落とし、それを拾うと以下の効果が得られる。
・10秒間、物理攻撃力が1%上昇
・10秒間、発狂耐性が上昇
・発狂ゲージの蓄積が大幅に減少(ゼロになる?)
・HPを少量回復(10%~15%程度)
しかし、どれも恩恵がショボすぎる。発狂ゲージの回復は数が多い小さな黄金で十分だし、HP回復は罪人やリブラとやり合った場合の消耗が圧倒的に勝るため、全くわりに合わない。
・罪人に夢中だとリブラの攻撃が避けられない
罪人がいる場合でもリブラは普通に攻撃してくるため、罪人に夢中だと不意の魔方陣攻撃やワープ攻撃などを避けられないケースが多い。結果、大ダメージ→発狂で瀕死となり、仮に耐えたとしても、発狂モーション中にリブラや罪人から追撃を受けて瀕死になることが多い。
1人の罪人は複数人で対処することが多くなるが、それだとリブラの魔方陣攻撃が複数重なり、2倍、3倍になって同時ワンパンから全滅しかねない。
・リブラと罪人を相手にするとリソースが確実に枯渇する
エルデンリング ナイトレイン 攻略wiki | 神攻略によると、常夜リブラのトリオ時のHPは54,801。ソロのちょうど3倍となり、罪人1人あたり1300~2100ほどあるため、罪人をかまっていると、聖杯瓶や術師にとっては聖杯瓶以上のライフラインとなる星光の欠片が確実に尽きる。リソースがなくなった先にあるのは確実な敗北である。
・罪人が透明になるバグ
罪人が透明になるバグが確認されている。近接罪人であればいつの間にか近づかれて殴られ、遠隔罪人であれば見えないところから狙撃される。
以上のことから、罪人を中心に処理する立ち回りはプレイヤー側が圧倒的に損する側に回ってしまう。現に「敵から狙われづらくなる」とリブラに有効な聖属性武器を持ち込んでも、ほとんど勝てなかった(勝てたケースは味方2人とも相当な手練れで、結局は味方ガチャ)。
そこで、罪人完全スルーでリブラ集中狙いに。この作戦であれば、リソースをリブラ1体に集中でき、リブラは発狂状態や体勢値を一定数削ったことで移行する怒り状態になると、罪人を巻き込んだ攻撃をするようになる。
また、乱闘になれば、リブラ陣営で同士討ちをはじめる。結論「自分で出したクソは自ら回収させる」のだ。
同士討ちで死んだ罪人から大きな黄金を回収すれば、プレイヤー側が罪人に使うリソースはゼロ。しかも、リブラは発狂状態や怒り状態の間、悪魔の試練を行わなくなり、厄介なギミックまで封じることができる。つまり、プレイヤー側が完全に得するのだ。
リブラ(libra)とは、ラテン語で天秤を意味する。天秤は同じ重さであれば公平だが、基本的にはどちらか一方に傾く。公平を謡っても、結局は一方が得をし、もう一方が損するようにできているのだ。
現に、常夜リブラのギミックはリブラが圧倒的有利、プレイヤーが圧倒的不利だし、戦闘前やフィールドでの取引はプレイヤー側のメリットよりも、デメリットが圧倒的に勝つ(公平とは。愚か者はどっち?)。
しかし、フィールドに出現したリブラはプレイヤー側が圧倒的有利になる方法が一つだけある。
襲撃イベントであれば、取引して報酬を受け取ったあとにリブラを攻撃し、見事倒せれば支払ったルーン以上のルーンを全員が獲得できるうえ、潜在する力からタリスマンを1つ入手できる。野良マルチでは推奨できない行為であるものの、プレイヤー側が圧倒的得、リブラ側が圧倒的損をすることになる。
これは強化リブラでも同様で、罪人完全スルーでリブラ集中狙いすれば、結果的にプレイヤー側が得することになる。現に、この方法を取り始めてから勝てるようになった。
「敵から狙われづらくなる」は自分以外の味方もあれば、なおのこと勝率は上がる。複数入手したら、持っていない味方に分けるといい。
持っていない味方が瀕死になった場合、守護者や復讐者であれば、アーツなどで3ゲージも即復活できる。これで万全な布陣となる。
最悪、1人になったとしても、マルチステータスのリブラ相手でもタイマンで勝てる実力があれば、勝つことは可能だ。筆者はそれで勝利したこともあるし、逆に1人になった味方はそれで勝っていた。
強化リブラに勝てない人は、ぜひとも試してほしい。パーティ構成次第だが、守護者や復讐者といった3ゲージを起こせるキャラがいなければ、それを選ぶことをおすすめする。
