2月28日発売のワイルズも3月13日でちょうど発売2週間を迎えた。今日の22時には、ファミ通から2週目の売り上げが公開される。
発売から3日で全世界販売本数800万本を売り上げたが、PS5のパッケージ版はわずか60万本の爆死だったワイルズ。
カプコンは2025年3月期 第3四半期の決算で、2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)は新作タイトルを1300万本を売ろうと計画しているが、昨年末の時点でまだ191万本にしか達していない。
つまり、ワイルズであと1109万本も売る必要があり、今月末までに1000万本以上売らないといけない。
会社の命運がかかったワイルズだが、2週目の売り上げはどうなっているのか。発表の前に、2週間現在の他の数字(買取価格、実績&トロフィー状況、Steam同接、評価)をまとめて紹介したい。
買取価格
▼ゲオ
▼ブックオフ
発売当初は買取6500円だったが、数日で6000円に落ち、一部界隈で話題となった。それからさらに数日経った昨日、5500円に下落したのを確認した。
実績&トロフィー状況
この記事では、多くの人が一つの到達点だと思っている下位のラスボスクリア、上位のラスボスクリア、HR100到達、の3点のみ紹介したい。
まずは下位のラスボスであるゾ・シアクリア率。Steam版は70%、PS5版は67.2%になっている。
続いて、上位のラスボスであるアルシュベルドクリア率。Steam版は48%、PS5版は46.69%だった。
そして、HR100達成率。Steam版は15.1%、PS5版は13.3%だった。
800万本のうち、少なくとも600万本以上はSteam版が売れていると推定されるが、圧倒的に売れているSteam版の方がクリア率は高かった。ゾ・シアクリア率は600万本の70%ということで、420万人がクリアしている計算だ。
アルシュベルドクリア率は、600万本の48%なので288万人だ。HR100達成率は、600万本の15.1%なので90.6万人となる。
ワイルズは5日からイベクエを配信しているが「受注・参加条件のランクが高い」「ライトユーザーを軽視している」といった批判が上がった。
しかし、7割以上のユーザーがエンディングを見ており、約5割のユーザーが上位のラスボスまでクリアしたことから、この状況を見た上での判断だろう。ちなみに、12日配信のイベクエはHR21以上となっており、さらに引き上げられた。
したがって、このような批判をしている連中は単に“ノロマ”なだけである。歴代でもっとも簡単なモンハンだと言われているワイルズは「ヌルゲー」、海外では「マイルズ」「チャイルズ」などと揶揄されているが、さすがのカプコンもノロマ連中まで忖度する気はないようだ。
▼Steam版の実績一覧
▼PS5のトロフィー一覧(すべて英語です)
Steam同接
発売日の翌日に最大同接138万人を獲得したが、最初の土日が終わると、そこからは右肩下がりに。8日(土)に同接100万人を獲得したのを最後に、同接100万人をも切っている(9日(日)は同接100万人いかず)
評価
全世界では賛否両論(157041万中58%が好評)。日本国内でも賛否両論(4884件中60%が好評)になっている。
一方、AmazonのPS5版はレビュー3.9に。
Steam版は発売当初から賛否両論が変わらず。一方、Amazonは当初、確か2.9だったと思うが、かなり盛り返した。
Steamはレビュー数を見てわかる通り、海外ユーザーが圧倒的に多い。そして、コアユーザーがほとんどだ。一方、Amazonは日本国内ユーザーのみ、そしてライトユーザーが多い。
つまり、海外勢やコアユーザーからは不評だが、日本のライトユーザーからはおおむね好評というわけだ。
発売当初から、ワイルズは初心者やライトユーザーは楽しめるが、パフォーマンスを重視する海外勢だったり、高難易度やボリュームを求めるコアユーザー(筆者もこれに該当)からは「とにかくヌルイ!」と不評だ。それを証明するレビューとなっている。
昨年11月発売のドラクエ3HD-2DリメイクもSteamでは不評。Amazonでは好評だった。やはり、海外勢やコアユーザーからは不評、日本のライトユーザーからは絶賛されているというわけだ。