ポケモンSV・レギュレーションGダブルの禁伝枠は、ランクマ・シーズン18および5月4日から5日の2日間行われた海外大会の使用率で判断するなら白バドと黒バドの二強だ。
一方、今回の海外大会トップ8はミライドン、テラパゴス、白バドが2人ずつ、カイオーガ、王ザマゼンタが1人ずつ。優勝したのはミライドン、準優勝したのはテラパゴスだったということで、白バドと黒バドかミライドンとテラパゴスのいずれか二強だと考えられる。
では、一般枠最強は誰なのか。
ガオガエン、SVダブルでも覇権を握る
先日の海外大会ではDAY1およびDAY2で使用率1位だったガオガエン。DAY2ではなんと、脅威の使用率7割越えを記録した。
使用率7割越えは、レギュレーションD環境の海外大会でハバタクカミが使用率1位だったとき以来。USUM、剣盾に続き、SVでもガオガエンが覇権を握ることとなった。
WCS2023DAY2使用率
ガオガエンの使用率7割超えも相当だが、2位の連撃ウーラオスと3位のタケルライコは使用率5割超え、4位のタケルライコは使用率4割超えとかなり多い。
一方、これまで使用率1位だったハバタクカミは9位で使用率約2割に落ち着いた。ランクマでも使用率3位に転落した。
ハバタクカミはオワコンかと言えばそうではなく、黒バド対策であくタイプやあくテラスが増えており、ミライドンやコライドンといった禁伝ドラゴンが環境入りしたり、テラパゴス対策のかくとうタイプなど、結果的にハバタクカミが刺さる環境となっている。
また、ハバタクカミは黒バドに素早さで負けているが、こだいかっせいで素早さが上がれば先制でき、ゴースト技で4倍弱点をつくことができるので、一概に不利でもない。
黒バドがきあいタスキを持っていたり、テラスタルによるタイプ変更でゴースト技を等倍にしたとしても、ハバタクカミがフェアリーテラスすれば、アストラルビットが等倍になって耐えることができ、上からフェアリー技連打で倒すことができる。
レギュレーションGでもガオガエン、連撃ウーラオス、モロバレル、タケルライコ、化身トルネロス、ゴリランダー、ハバタクカミは変わらず強い。この7体は下手な禁伝よりも強く、一般枠のスペックが禁伝を凌駕しつつある。
一般枠がインフレしまくっている状況を見ると、ザシアンはナーフすべきじゃなかったという声も少なくない。それほど一般枠が強くなりすぎたのだ。