ニコニコの年に一度のビッグイベント「ニコニコ超会議2024」が4月27日と28日の2日間、千葉市の幕張メッセで行われた。しかし、Xではめっちゃ過疎ってたと話題だ。
【悲報】ニコニコ超会議にも遂に人が来ない!? 横山緑「来場者少ない」投稿画像が衝撃的 https://t.co/l6xsNOhsF0
— はちま起稿 (@htmk73) April 28, 2024
今年のニコニコ超会議は来場者少ない pic.twitter.com/eUtaxPixKe
— 横山緑(本物) (@kubotayokoyama) April 27, 2024
実際はどうだったのか。検証したい。
昨年よりかは多かった
【ニコニコ超会議】来場者推移
2024年:125,362人
・昨年比約7,000人増加
・コロナ前16.8万人より4万人少ない
・金額不明だが赤字続き(経営者発言あり)今回は黒字転換できたのか、来年はあるのか
今期の決算内容にもよるところ#ニコニコ生放送 #ニコニコ動画 #ドワンゴ#ニコニコ超会議2024 pic.twitter.com/e2ZAgwbJM1— 🇺🇦🇯🇵北のたれから@あおやん (@hatesinaioozora) April 28, 2024
情報によると、今年は12万5362人だった。昨年より約7000人増加したという。
12万人ということで、決して少なくないはずだが、Xのトレンドには全く入っていなかった。開催されていたことを知らなかった人も多いのではないか。
コミケの半分以下だが、こちらもオワコン気味
ちなみに、年に2回のオタクの祭典で昨年12月に開催された「コミックマーケット103(C103)」は2日間で27万人だった。つまり、ニコニコ超会議2024はC103の半分以下しか人が入っていなかったこととなる。
とはいえ、コミケも近年はオワコン化が進んでいる。ちなみに、同年8月に開催されたコミックマーケット102(C102)は2日間で26万人だった。
2020年1月から世界的に蔓延した新型コロナウイルスの発生前に開催された過去数年のコミケは3日間で50万人以上、4日間で70万人越えを記録した。
ところが2020年5月、つまりコロナ禍になってから初のコミックマーケット98(C98)はコロナのため中止に。コミックマーケット99(C99)はそれから1年7か月後の2021年12月に開催され、2022年12月に開催されたコミックマーケット101(C101)まではコロナ対策による入場制限、検温やマスク着用などが義務付けられた。
これに加え、C99からフリー入場がなくなり、入場券(チケット・リストバンド型参加証)の購入が必須となった。コロナ対策による施策はC102をもって廃止されたが、有料チケット制に関してはその後も継続している。
C102もC103も、一日の来場者数は十数万人程度に落ち着き、仮に3日間開催したとしても40万人に届くかどうか。かつての50万人には到底とどかない。
コロナに加え、有料チケット制になったことで、オワコンとなったコミケ。Xのトレンドには入るが大して話題にならず、トレンドに入らないことも珍しくなくなった。
ニコニコ超会議もコミケも、古のオタクの祭典だったが、もはや過去のものになりつつある。