ポケモンSVランクマ・シーズン10で解禁されたオーガポン。個人的に、ダブルでは弱くはないが実はめちゃくちゃ強くわけでもないという評価だが、シングルでは使用率トップ6に食い込む強さを持っていた。
オーガポンはシングル向け説
ポケモンバトルデータベースによると、シーズン10のシングルにおいて、オーガポンは使用率5位にランクインしている。
シングルでは、
・カイリュー
・ハバタクカミ
・サーフゴー
・パオジアン
・連撃ウーラオス
・ディンルー
といった当時、使用率1位から使用率6位をそのまま構築とした「BIG6」という結論パが最強だった。
しかし、オーガポンが使用率5位になったことで、
・カイリュー
・ハバタクカミ
・サーフゴー
・パオジアン
・オーガポン
・連撃ウーラオス
の6体が新たなBIG6になろうとしている。
シングルでも、かまどのめんがもっとも使われているが、シングルのほうがかたやぶりを活かしやすくなっている。
使用率トップ30で例を挙げると
カイリュー(使用率1位):シングルではマルチスケイル一択であり、マルチスケイルをかたやぶりで無効化することで、HPマックスでもじゃれつくで大ダメージを与えられる
ヒードラン(使用率12位):もらいびをかたやぶりで無効化することで、ツタこんぼうが等倍で通る
ミミッキュ(使用率14位):ばけのかわをかたやぶりで無効化することでワンパン可能に
ヒスイヌメルゴン(使用率16位):シングルではそうしょくのほうが使われているが、シェルアーマーだったとしてもかたやぶりで無効化できる
水ロトム(使用率21位):バトルデータベースによると、テラスタイプははがねが最多、でんきも4番目に多く、ふゆうをかたやぶりで無効化することで、じだんだが一貫する
セグレイブ(使用率22位):ねつこうかんをかたやぶりで無効化することで、ツタこんぼうで攻撃が上がらない
キョジオーン(使用率23位):がんじょうをかたやぶりで無効化することで、くさ技でワンパンできる可能性
ジバコイル(使用率27位):がんじょうをかたやぶりで無効化することで、ツタこんぼうでワンパンできる
など、ダブル以上に活躍の幅が広い。
シングルでは、いしずえのめんが次に多く、がんじょうは1対1のシングルこそ真価を発揮する。がんじょうで一発耐えることを想定したつるぎのまいやくさわけといった積み技や、くさわけで素早さが上がった状態から、特にSVシングルで評価が高いアンコールも強力だ。
やどりぎのタネも少ないながら使われており、ウッドホーンとニードルガードも合わせてジワジワ削る耐久戦法も強そうだ。その場合、アンコールも入れてみどりのめんとし、たべのこしを持たせるのもいいだろう。
一方、ダブルバトルでは使用率7位どまりで、シングルほどかたやぶりの仮想敵が少ない。2対2のダブルバトルでは集中砲火されることもあって、がんじょうの一発耐えるという特徴も活かしづらくなっている。
また、ダブルバトルでは霊獣ランドロスやヒスイウインディなどでいかく回しされ、いかく耐性がないオーガポンは容易に火力を削がれてしまう。一応、ツタこんぼうは急所率+1の技だが、しょせん確率12.5%であり、決して過信できる数値ではない。
そのため、シングルほど活躍できないというのが現状だ。
ポケモン公式はWCSのルールになっているダブルバトルの環境で新ポケモンなどの調整をしていると言われているが、オーガポンのようなどちらかと言えばシングル向けのポケモンは珍しいと言える。