8月26日放送のアニポケ122話はダンデVSカルネだったが、ダンデが圧勝したうえ、負けたカルネに「今回は運がよかっただけさ」などと煽りムーブをかましたとして大炎上している。
今回のダンデについて、DP編に登場したダークライ使いのタクトと同じだという書き込みがみられたが、「ダンデなんかと“タクトさん”を一緒にするな(怒)」などとタクトファンからお叱りの声も上がっている。
ダンデ<<<<<超えられない壁<<<<<タクトな理由
今回のダンデVSカルネは、サトシVSタクトとよく似ている。
・いずれも大会の準決勝1回戦
・フルバトル
・勝者が圧勝した
ちなみに、サトシVSタクトが放送されたのは2010年8月26日。なんと、ちょうど12年前だったのだ。ダンデの相次ぐ炎上と言い、当時は炎上したタクト回に合わせたと言い、わざと炎上するよう仕向けているようにしか見えない。
しかし、ダンデとタクトには明確な違いがある。
ダンデは“無敵のチャンピオン”という設定を誇示するため、ワタル、オーバ、アラン、カルネといった強い過去キャラ、しかもXYキャラばかり狙ってかませ犬に。
ダンデの踏み台にされた被害者たち
アラン戦はゴリランダーでキョダイマックスを切ったうえ、通常リザードンでメガリザードンXをワンパンし勝利したため3体目を見せていない。
カルネ戦はゴリランダーで4タテしたうえ、2体しか倒れていないのに、負けたカルネに「何度もひやりとさせられたよ。今回は運がよかっただけさ」と煽りムーブをかましている。
一方、タクトはダークライ1匹でジムや大会を勝ち抜いたという描写があったうえで、サトシ戦でもダークライ1匹で3タテ。しかし、誰も倒せなかったダークライを、サトシは4体目のジュカインで倒すという快挙を成し遂げた。
タクト2体目のラティオスも、サトシ6体目のピカチュウと相打ちになるなど、タクトは強かったが、同時に幻と伝説を倒すサトシと、ダークライを倒したジュカイン、相打ちながらもラティオスを倒したピカチュウの強さが強調された回でもあった。
タクトはダークライ1匹でジムを制覇し、大会もサトシ以外はダークライ1匹で勝ち進んだことから、少なくとも四天王クラスのトレーナーだ。当時のサトシは四天王クラスにすら軽くあしらわれる実力しかなく、シンオウ四天王のキクノとバトルした時も手も足も出なかった。
そんな四天王クラスのタクトから2本取ったサトシは、むしろ凄かったと言える。
また、タクトはバトル中、サトシに
「今のフカマルの戦い、賞賛に値するよ。ダークライでなければ間違いなく流星群でやられていた」
「さすがに準決勝まで上がってきたことだけはある」
「ここまで君はよく戦ってきた。敬意を表するよ」
などとめっちゃほめていた。
少し上からのところもあったが、実力も年もタクトの方が上だし、相手へのリスペクトを忘れなかったからよしとしよう。
試合後も「良いバトルだったよ。ありがとう」と、対戦相手への感謝も忘れない。当時こそ炎上したかもしれないが、性格は良かったということで、タクトの再登場は熱望され、マスターズトーナメントで強くなったサトシとの再戦が期待されていた。
同じ“圧勝”でも、前者はチャンピオン同士、後者は四天王クラスと当時は地方リーグベスト4程度のトレーナー。実力差が全然違う。また、前者はダンデのパートナーであるリザードンを倒せず、後者はタクトのパートナーであるダークライを倒している。
過去キャラを踏み台にしたうえ、敗者を煽るダンデなんかと、やや上からだが対戦相手へのリスペクトと感謝を忘れないタクトを一緒にするのはさすがに失礼すぎではないか。