Switchの2022年上半期ダウンロードランキングが公開されていたので紹介したい。
Switch、2022年上半期ダウンロードランキングトップ10
1位.Pokémon LEGENDS アルセウス
2位.星のカービィ ディスカバリー
3位.Nintendo Switch Sports
4位.モンスターハンターライズ
5位.マリオカート8 デラックス
6位.Overcooked® 2 – オーバークック2
7位.Among Us
8位.モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。
9位.大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
10位.ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
1位は、今年1月に発売されたレジェンズアルセウス。やはりポケモンがトップを飾った。
続いて2位は今年3月に発売された星のカービィ ディスカバリー。3位は今年4月に発売されたNintendo Switch Sports。
トップ3は逃したが、モンハンライズが4位にランクイン。モンハンライズは昨年通してのダウンロードランキング1位に輝いており、今年6月に発売されたサンブレイク効果で再び売り上げを伸ばした。発売直前に半額セールをやったのも影響しているはずだ。
5位にはマリカー8DXがランクイン。マリカー8DXは2017年4月に発売し、すでに5年もの歳月が経っているが、いまだランキング上位に入るという化け物。ファミ通の週間売上ランキングでもトップ10入りし続けている。
モンハンやマリカーだけでなく、2020年12月にSwitchに移植されたAmong Us、2018年8月に発売されたオーバークック2、2018年12月に発売されたスマブラSP、2017年3月に発売されたブレスオブザワイルドなど、新作ではない作品が相次いでトップ10入りした。
実のところ、2022年内に発売されたゲームは1位から3位の3本しかない。しかし、1位のアルセウスはすでに週間販売数トップ10圏外であり、ゲオの買取価格はわずか1000円となっている。
昨年11月に発売されたダイパリメイクも同じ現象となっている。これら2作品は確かに売れたが、長いヒットにはつながらず、そこは“失敗”したと言える。
ロングヒットの秘訣はエンドコンテンツや追加アプデの充実
一方、数年経ってもランキング上位に入り続けている作品の多くはエンドコンテンツや追加アップデートが充実しており、コンテンツ追加型のソシャゲがゲーム業界の売上の多くを担っている昨今、CSゲームもこれらが充実しているかでその後の売上が決まってくると言える。
ポケモンはこの辺が弱く、長いヒットにはつながらない。一応、剣盾ではランクマッチといったエンドコンテンツがあるが、長期間ランキング上位に入ったことはない。有料追加DLCやダイパリメイクとアルセウスが発売した頃にランキング上位に入っていたが、後者はダイパリメイクやアルセウスとの連動で幻のポケモンがゲットできるからだろう。
ポケモンの対人戦はとにかく敷居が高く、ポケモンを長くやっている筆者なんかはともかく、まったくポケモン対戦をやったことない人がいざはじめようと思ってもなかなか厳しいと思う。ポケモンをやるくらいなら、モンハンやマリカーの方が敷居が低く、とっつきやすいはずだ。
ポケモンは敷居の高さを簡単にしないことには対戦人口は増えないだろう。格ゲーほどではないが、それに近い敷居の高さは感じる。種族値の存在をゲーム内で明確にしたり、個体値を廃止し、伝説のポケモンは何回でもゲットできるようにすべきだ。
対人ゲームということで、アップデートでバランス調整したり、新ポケモンを追加するなどしてマンネリ化を避けてほしいが、ポケモンユナイトのやらかしっぷりを見る限り、ポケモンでそれは厳しいのかもしれない。
ポケモンは最近、1年ごとに新作を出しており、8世代は3本発売した。しかし、いずれも長いヒットにはつながっていない。今の時代的には1世代1本でいいから、エンドコンテンツを充実させ、追加アップデートで長く遊べるようにした方がロングヒットにつながるだろう。