タクトオーパス7話が、11月17日に放送された。7話のサブタイトルである「真実」の通り、各地にD2を呼び起こした黒幕はシントラーであることが明らかとなった。
変わる一行
渋滞で立ち往生するタクトたち。ここ数日で街がいくつも襲われ、生まれ故郷から逃げてきた人々が集まっていた。しかし、ここも安全とは言えず、少し離れた山中でD2を見た人がいるという。
それを聞いた運命は、自分がこの街をD2から守ると宣言。タクトにも協力を仰ぐが、タクトは目にクマを作り、心ここにあらずという状態だった。
立ち寄ったモーテルで、運命に何があったのか聞かれるタクト。なんと作曲しているという。6話で立ち寄ったバーでの演奏を経て、作曲に目覚めたそう。しかし、作曲に行き詰っているようだ。
以前は人前での演奏を避けていたタクトだが、ピアノ演奏家として意識が変わってきている。
D2バカだった運命にも変化が。D2被災者のお使いを申し出たり、キャンディで赤ん坊をあやすなどした。相変わらず無表情だが、人間の心も理解しはじめたようだ。これも6話での出来事がかかわっているのだと思われる。
アンナいわく、旅の中で多くの者と触れ合い、そうした出会いが少しずつ運命を変えてきた。運命の成長はタクトの影響も大きく、運命はタクトのピアノが好きだと言っており、タクトのために鍵盤ハーモニカを借りてきている。
D2との戦いで疲弊するタクトを心配する素振りも。以前はタクトが疲弊しても「大変ですね」と他人事だったのに、パートナーとしての意識が高まった。
そして、アンナも。運命いわく、最近はアンナと別行動が基本とのこと。その理由は「分からない」とするも、アンナの態度が以前とは明確に異なっており、自分のことを「コゼット」と呼ばなくなったという。
アンナは運命のことを「あの子」と呼ぶようになり、運命の変わっていく姿を見るのは凄く嬉しいとするも、「あの子はまだコゼットなのかな」と不安もあるようだ。
やっぱり黒幕はシントラーだった!
D2が集まっている山中にやってきたタクトと運命。音叉の音色の先には、シントラーと地獄がいた。シントラーいわく、地獄の力はD2を引き寄せ、たとえ深き眠りの中であろうと呼び起せるという。
各地のD2騒ぎは自分の仕業であることをカミングアウトしたシントラー。世界は大きく疲弊しており、すべての民を支える力はないため、低俗な者を消し、選ばれた者が集う理想の世界を築くという、ポケモンのフラダリみたいな選民思想を披露した。
フラダリは奪い合いをなくすため、命の数を減らすことを決意し、それに至るまでに強い葛藤があった。一方、シントラーは「上級国民だけの国づくり」を目指しており、命の数を減らすことへの葛藤は一切なく、むしろ“陰の英雄”としてもてはやされたいという。
シントラーいわく、はじめて力を使ったのはなんとタクトの街で、自分なりにパーティを盛り上げようと思ったという。コゼットを間接的に殺した敵であり、さすがのタクトのブチギレ激怒。あまりのブチギレに顔芸になっている。
一方、シントラーも自分の誘いを断ったり、ザーガンが自分より期待するタクトに憤りを感じており、両者因縁の対決となる。
次回は初のコンダクター同士のバトルとなる。運命はイレギュラーなムジカートなため、その戦闘力も未知数だが、地獄は5話で大型のD2を一撃で倒す戦闘力を持っており、厳しい戦いになるのは間違いないだろう。
▼シントラーの黒幕疑惑は3話の時点であった
おまけ:7話の運命スイーツ
破壊行為はなし。これも成長の現れ?