横浜市戸塚区名瀬町のアパートから脱走した体調約3.5メートル、体重約13キロのアミメニシキヘビが5月22日、アパートの天井から見つかった。
脱走のニシキヘビ、アパートの天井裏で見つかる!
アミメニシキヘビが、ついに発見された! 横浜市戸塚区名瀬町のアパートから逃げ出した体長約3・5メートル、体重約13キロのアミメニシキヘビ捜索は22日、未捜索だったアパート全域の屋根裏の捜索を行ったところ、屋根の骨組みに巻き付いている姿で発見され、午後4時48分に潜伏が確認された。
管理会社や賃貸主が協議し、隣人の許可も得て実施された。飼い主に要請され、直後から協力を続けていた日本爬虫(はちゅう)類両生類協会理事長で「体感型動物園iZoo」の白輪剛史園長も加わり、点検口などから大きく壁などを壊さない程度に、確認作業を行ったとみられる。近隣には目撃情報や痕跡すらない状況が続いていただけに、アパート内に潜伏している可能性も残されていたが、捜索17日目にして「ヘビ騒動」が解決した。
◆アミメニシキヘビ騒動の経過
▽6日 午後9時頃に飼い主が帰宅時に、ヘビがケージにいないことを確認。カギが壊され、ベランダの網戸が10センチほど開いていたことから、逃げ出したと判断して警察に通報。
▽7日 警察、消防を含めて捜索を本格開始。日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の白輪剛史理事長に飼い主が依頼して捜索協力を要請。
▽12日 都内で「超党派 爬虫類・両生類を考える会」が日本爬虫類両生類協会と合同会見。適切な飼育時の安全性を訴える一方、管理体制の点検などの徹底を求めた。
▽13日 新たな策として「おびき寄せ作戦」を実施。普段から与えていたエサを入れたかごを5カ所設置し、捜すのではなく出てきてもらう方法も同時進行。
▽14日 警察、消防など100人態勢での捜索。飼い主は他に飼養していたビルマニシキヘビなどヘビ3匹、ワニ1匹、カメ1匹を爬虫類業者に譲渡。
▽15日 飼い主が引っ越し作業を行い退去。
▽16日 3日間でのべ300人の強化態勢を敷いた最終日。
▽17日 アパート自室の屋根裏など捜索したが発見に至らず。
▽21日 戸塚署午後4時をもって捜索打ち切り。
▽22日 屋根裏の骨組みに巻き付いている状態で発見。発見した関係者は「元気な状態だった」とコメント。
「灯台下暗し」がトレンド入り!
ニシキヘビの発見が報じられると、ツイッターでは「ニシキヘビ」「アパートの屋根裏」「巨大ヘビ」「飼い主さん」といった関連キーワードが続々とトレンド入り。さらに「灯台下暗し」も浮上した。
検索結果には「灯台下暗しというか灯台は上も照らさないというか、とにかく良かった」「灯台下暗し。ヘビと飼い主氏には良くしてあげてください」「脱走したアパートの屋根裏とは、灯台下暗しやな」といった声が飛び交っている。
goo国語辞書によると、灯台下暗しとは身近な事情はかえってわかりにくいたとえ。捜索隊は周辺を中心に探していたが、ニシキヘビはアパートの天井と近くにいたので「灯台下暗し」というわけだ。
▼ニシキヘビが見つかったアパート