紅白歌合戦2016の出演者の内定が決定し、一覧が24日午後11時ごろに発表された。
KinKi Kidsや宇多田ヒカルなどが初出場、女性歌手で歴代最多39回出場の和田アキ子が出場を逃すなど2016年は面白い結果となっている一方、毎年1枠は存在していたアニメ歌手枠が今回は1人も内定しなかったという異例の事態が起きている。
特にアニオタは、これ目当てで紅白を見るのも珍しくないのに一体何が理由だったのだろうか。
紅白歌合戦2016に内定決定した出演者一覧にアニメ枠0wwwwww
上記は、2016年の紅白出演者一覧である(カッコの数字は過去の出演回数、初は初出場の意味)
見てわかる通り、今年はアニメ歌手枠が1人も存在しない。強いて言うなら、大ヒット中の映画「君の名は。」の主題歌を歌ったロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」がアニメ枠に入るかもしれないが、「君の名ははアニメ枠とは言えんなあ〜〜」「君の名は。はアニメ枠じゃなくてジバニャンやらポケモンと同じ枠だろ」などアニメ枠として認めないという書き込みが殺到した。
一昨年の紅白はアニソン歌手の女王・水樹奈々、昨年の紅白ではラブライブのμ’sが初出場。昨年の紅白では、μ’sの出演を見るために秋葉原ゲーマーズ前にラブライバーが集結するなど大盛り上がりだった。
紅白歌合戦2016にアニメ枠が選ばれなかった理由とは?
昨年はラブライブのμ’sが出演したことを受け、2016年も内定してほしかったという書き込みがネット上で殺到している。
ラブライブと言えば、2016年は「ラブライブサンシャイン」が放送。静岡県沼津市の女子校「浦の星女学院」を舞台にスクールアイドル「Aqours」が中心に物語が進んでいく。前作と比較すると人気は落ち着いたが、それでもBD1巻で6万以上売り上げるなど人気は継続中だ。
人気的には問題ないはずなのに今回、内定しなかったのはなぜなのか? 理由はいくつかあるとみられるが、可能性があるのは2つとみられる。
1つは、ラブライブで高坂穂乃果役を担当した新田恵海のセクシー女優出演が発覚したことにある。サンシャインのほうには新田は出演していないが、セクシービデオに出演していた人が関わっていたシリーズを紅白という大舞台に出すのはどうなのかという指摘も相次いだ。
新田は騒動以降、ヴァンガードの安城トコハ役を降板するなど仕事が激減。21日にニコニコ生放送に久しぶりに出演したが、批判コメントが殺到するなど印象の悪さがみられる。
2つは、ラブライブサンシャインより君の名はのほうが話題だったので選ばれた説である。君の名の大ヒットは凄まじく初週で12億、現在は190億を超え、もののけ姫の193憶を超えるのも時間の問題とされている。
数字だけ見てもどちらが凄いか明白だが、君の名は主に母数の多いリア充に受けており、NHK的にもアニオタにしか受けないラブライブよりリア充受けがいい君の名はほうがいいだろうと判断した可能性もある。
2016年は、アニオタが目当てとしているアニメ枠が存在しないためこれらの層から視聴率はとれないとみられる。しかし、昨年はμ’sの登場で右肩下がりで低下しており、この枠をなくしたことで逆に視聴率がアップする可能性も否定できない。