山梨県に帰省した東京都の20代女性が新型コロナウイルスの感染が確認された問題で、山梨県が5月4日、会見を行った。
山梨県は、女性と女性に移された男性に関する新たな情報を発表。また、質疑応答では女性の特定情報が拡散したり、誹謗中傷されている件について、県の対応を求められた。
女性の特定情報に関しては、当サイトでも一部情報を伏せて紹介したが、いずれも断定できる情報ではなかった。しかし、山梨県は特定情報を事実だと認めるような供述をし、答え合わせとなった。
山梨県、帰省の女性と移された男性について新情報!
■女性の新たな行動歴
4月29日~5月1日 | 移された男性と複数回接触していた |
5月1日 | 整骨院を受診したほか、友人とゴルフ練習場にも行っていた |
・女性の濃厚接触者は、同居の家族4人と友人7人
・昨日、PCR検査を実施し、男性の感染が確認されたが、そのほか10名は陰性だった
・整骨院の濃厚接触者はいない
■男性の行動歴
29日 | 頭痛の症状 |
29日~5月1日 | 女性と複数回接触 |
5月1日~2日 | 喉に違和感が覚える |
2日以降 | 自宅療養 |
3日 | 発熱 |
4日 | 県内の医療機関に入院 ⇒現在、症状は咳のみ |
・男性は無職
・生活圏は笛吹市、富士吉田市
・4月28日までは会社に勤務していたが、症状が出た29日以降は会社を退職し出勤していない
・その他の感染者や濃厚接触は現在調査中
質疑応答
・一緒にゴルフ練習した友人は2人で、バーべーキューをした友人とは別
・2人は3日間で1回ずつ会っており、計3回会った
・一緒に車に乗ったり、買い物したりなどの濃厚接触
・女性については、県の要請を無視して公共機関を使ったという事情はあるが、コロナにかかったこと自体は本人に責任はない
⇒誹謗中傷がネットで行われているのは承知しているが、本人の家族も含めて配慮してほしい・対策としては、報道機関やSNS等を通じてお願いするしかない
・特定や誹謗中傷について、警察に県として相談等はしておらず、本人からは必要に応じて相談に乗る
・無関係の人物が晒されている事案については把握していない
遠回しに女性の特定情報を認めた山梨県。「コロナにかかったこと自体は本人の責任はない」と話したが、問題とされているのはコロナにかかったことではなく、コロナにかかったと知りながらバスに乗るなどしてコロナをばら撒いたテロ行為である。