1月14日放送の「グッとラック!」は、大学入試センター試験会場に向かう受験生を狙った”センター試験痴漢”という犯罪を取り上げた。
センター試験痴漢の実態や対策とは?また、警察は取り締まることができないのか。詳しく紹介したい。
【卑劣】センター試験痴漢とは?ツイッターで犯行予告も
センター試験痴漢の実態
番組によると
・センター試験が行われる18日、19日に痴漢をしようとする人物の投稿がツイッターに相次ぐ
痴漢予告を投稿した人物「大学入試の日は電車が混むということと、受験生も入試の時間に間に合わせなければいけないので、痴漢にあっても通報して事情聴取するための時間が取れないのではないかという理由で、痴漢し放題なのではないかという思いからツイートした。本当に痴漢をするつもりはなかった」
実際に被害にあったJK「10人もいないようなガラガラの中、急に隣にぴったりと人がくっついてきた。”なんでこの日に学生を”と思っていたが、今あいつはわざとやってたんだと分かってすごく腹が立ちます」
・ツイッターには他にも、センター試験痴漢にあって試験に集中できなかったというツイートが
「怖くて悔しくて混乱して、答案に向かっても鉛筆を持つ手の震えが止まらなかった」
センター試験を受ける高校生を狙って痴漢しようとする犯罪者がいます。
電車にのる機会がある人は、この日は痴漢がいないか注意して、受験生を見守ってあげてください。 pic.twitter.com/zkbiJEJZDc— けいた (@0721_gg) January 17, 2020
中には痴漢冤罪ガーと言っている人もいますが、無関係な受験生への痴漢宣言をしておいて、冤罪がどうのと言う資格はないと思います。 pic.twitter.com/ApE6YIKuOz
— けいた (@0721_gg) January 17, 2020
今から宣言しとく。
私はこういう奴等に対抗すべくセンター試験の日に有給を取って電車に乗る。試験に向かう学生さんの壁になるし、うるさそうな人間オーラ出すし、痴漢を目撃したら当然助ける、写真も撮る、通報もする。絶対やる。
流石に有給は取れない人も、こういう輩がいること心に留めておいて pic.twitter.com/FMFdOQGnKX
— 鉢 (@9NZ7hagej) January 15, 2020
センター試験痴漢に対し、独自の取り組みをする人たち
番組によると
・こうした痴漢から受験生を守ろうと、都内のITベンチャー企業「QCCCA」は今回、痴漢に対抗するプロジェクト「#withyellow運動」を立ち上げた
■QCCCAとは
痴漢被害を報告できるアプリの開発など痴漢撲滅に向けた活動に取り込む
■#withyellow運動とは
QCCCA片山玲文さん「痴漢はもちろん、一年を通してなくしていきたい問題なんですけど、人生の大事な日においては1件もあってはいけないと思うんですね。これを実現するためには守る人たちがたくさんいるという大きな連携が必要だと思っています」
賛同者の1人田辺大さん「周囲の目があると思えば、思いとどまろうってなる確率は上がると思います」
・センター試験当日も池袋駅で受験生たちを見守る予定
続々と集まっています⭐️⭐️⭐️
まだまだお待ちしております!!!#withyellow pic.twitter.com/VZ4mJfahoN— 痴漢レーダー【公式】 (@chikanradar) January 18, 2020
センター試験痴漢予告する連中を逮捕できないのか?
高橋弁護士によると
・過去には、試験会場で事件を起こすという犯行予告のようなものを出した人が業務妨害で罪に問われた
・しかし、こういった変なテンションでツイートしているというくらいだと、この段階で警察が動くというのは中々難しいのではないか
・SNSに投稿している人というのは逆に悪ふざけという意味合いが強く、本当にヤバイ人たちというのは書かないで実際にやる人たちなので、そちらをどうにかしないといけない
センター試験痴漢にあって遅刻したとしても救済措置がある まずは通報を
独立行政法人大学入試センターによると
・痴漢被害にあって遅刻したとしても救済措置があるので受験票に書かれた問い合わせ番号にまず電話して欲しい
・仮に受験生が警察への聞き取りに協力して遅刻したということであれば、証明できるものを出してもらったり、試験場の大学から警察に事実関係を確認
⇒申し出ている通りであれば、当日に時間をずらして受験してもらったり、別の日に追試験するなどの対応をする