ポケモンソード・シールドの発売から11月29日でちょうど2週間を迎えた。2週間が経過したということでソード・シールドに対する評価があらかた固まってきたのではないか。
しかしAmazonレビューを見た限り、厳しい意見が多く寄せられており、評判はあまり良くなさそうだ。
ポケモンソード・シールドの評判は?
続いて、レビューより良かった点と悪かった点をまとめてみた。
良かった点
・3人のライバル(ホップ、マリィ、ビート)の挫折と成長が魅力的!チャンピオンのダンデも最後までチャンピオンでかっこよかった
・BGMがかっこいい。特にジム戦とチャンピオン戦。TobyFox氏(アンダーテールの作曲者)が作曲したバトルタワーもかっこよすぎる
・序盤からワイルドエリアでいろんなポケモンが見られるのが飽きが来ない
・対戦バランスの見直しが行われたことより、より多くのポケモンが活躍できる環境が整っている。沢山いても一部の上位しか活躍できなかった前作までの環境と比べれば、よほど良い
・ソード・シールドのポケモンのデザインは面白くて可愛いものが多い。人の価値観だが、ウッウ、モルペコ、タイレーツ、マルヤクデなど好きになれる新ポケモンがとても多かった
・シンボルエンカウントが本当に快適で、それが顕著に感じられるのが洞窟の中。過去作だと本当に煩わしかったですから
・結果的に見ると今までのポケモンで一番やり込める作品だと思う。レイドバトルは難易度は高いがしっかり相性などを考えれば勝てなくはないし、そのおかげで強いポケモンが簡単に手に入るのは有難い
・主人公の女の子が可愛い。戦闘中も正直ポケモンより主人公ばかり見てました。撮影した写真を見たら8割が主人公だった
・大勢の観客の中でのジムバトルは新鮮で、主人公である自分が本当に注目されていることが実感できた。ダイマックスがその演出と上手くかみ合って、BGMも相まってただのジムバトルがもの凄いアツかった
・ロード時間が速くテンポが良い、建物に入ったり、メニュー画面を開いたりポケモン見たりするのも速くなりとにかくテンポが良い、3Dグラフィックでありながらこれだけテンポが良いのは素晴らしい
・ストーリーは割と駆け足だったというか蛇足感最後あるなと思いましたが、小学生にもわかりやすいストーリーだと思う
悪かった点
・400匹以上のポケモンがリストラされただけでなく、TVCMですべてのポケモンがソード・シールドに登場するような演出をしている。リストラを知らせるどころか、その逆の印象を与えるような不誠実なCMだ
・ポケモンがロボットのよう。歩きまわっていると10m以内ぐらいに入ってやっと、今ロードしましたとばかりにポケモンが地面から生えてくる。そして生活しているわけでもプレイヤーに反応を示すでもなくトボトボと歩き始める。飛行タイプのポケモンは虚空から出現し、ドローンのように不自然な浮遊をしている
・ワイルドエリアはプレイ開始1時間ほどでいけるようになり、色んなポケモンに出会えるのが魅力だが、持っているバッジが少ないと少しでもレベルの高いポケモンはゲットできない。つまり、欲しいポケモンに出会ってもレベルが高めだと見逃すことになる。とてもつまらない、無駄な制限だ
・リストラの理由として開発者がインタビューで「モデルなども一から作り直すので」と発言していたが、過去作からいるポケモンの3Dモデルは前作の使い回しだった。嘘つき!
・モーションが20年以上前に発売したポケモンスタジアムより遥かに劣る。例えば蹴り系の技で、ポケスタではそれぞれ個性のある動きでキックを繰り出すが、ソード・シールドではポケモンがその場で棒立ちのまま跳ねるだけ。一部のポケモンがそうだということではなく、最初の3匹のポケモンの最終進化系ですらそうです
・常に目的地とやるべきことが事細かに指示され、まるテレビ番組スタッフ同伴ではじめてのおつかいをさせられてる気分。冒険感はない
・エラー落ちやSDカードのデータ破損が頻発している
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・ストーリーの出来が悪かった。クライマックスに今までの話と全く関係ない悪役が現れ、その悪役の目的も辻褄が合わないし、まだ悪いことをしていると知らないのに勝手に悪役認定して会社員を倒す話も意味がわからない。一番盛り上がる終盤で面白くなくするのは訳がわからない
・世界が狭すぎる。ソード・シールドのマップには10番道路までしかない。階層式のダンジョンもなく、せいぜいトキワの森程度のダンジョン。プレイ時間のほとんどはトレーナー戦で占められている
・ソード・シールドには準伝説はおらず、クリア後のダンジョンもない
・街の作りこみが甘い。ロンドンをモチーフにしたシュートシティには大きな観覧車や時計塔があるが乗れず、入れない。家は一部屋づくりのコピペハウスが立ち並び、たまにアイテムがもらえる程度。サブイベントも少ない
・旧作でいう学習装置の機能がオン/オフできない
・お馴染みのゲームコーナーやデパートがない
・一部の新ポケモン、そして旧ポケモンのリージョンフォームがひどすぎる。コオリッポ、キメラかせきポケモン、一番許せなかったのはガラルサニーゴ、サニーゴン。流石に限度をこえている。誰があんなもん許せるんですか?
・GTSが廃止され、ポケモン収集が難しくなった(ポケモンホームで似たような機能が遊べる可能性)
・ホップとの戦闘中、弱点を突いたり急所に当てたりするとホップが「急所に当てられる時もあるって事予測してたか?」みたいな感じで煽って来てかなりイラッとした
・キャンプが地獄。遊ぶのがまず心底つまらない。特定のポケモンと遊びたいと思ったらまず呼ばないと来ませんし、最初から目の前に居てくれる事は稀。遊ぶのもただポケじゃらしを振るかボールを投げるかの2択しかなく、ボール遊びしたいと言われてボールを投げても完全に無視され、放置されたボールを他のポケモンがニコニコ持って来る始末。遊ばないと経験値が全然入らないので、この遊びともいえない遊びを終始強制される
・カレー作りやカレー図鑑という要素はポケモンに必要あるのか。この容量でリストラされるポケモンが減らせたのではないか
個人的には、マックスレイドバトルが苦痛すぎるのも問題だ。ムゲンダイナでダイマックス砲、もしくはザシアンかザマゼンタできょじゅうざんを連打するゲームとなっており、はっきりいってつまらない。
また、キョダイマックスポケモンの出現率が低すぎる上に、他人のキョダイマックスレイドに参加した場合はゲット率が著しく低いというのもおかしい。現状、キョダイマックスを効率的にゲットしようなら、ある裏技を使わなければほぼほぼ不可能である。ここまでやっても、出すまでに1時間以上かかることがざらにある。ゲーフリはキョダイマックスをゲットさせる気がないのか。
一番呆れたのが、キョダイマックスはランクバトルでは使えないという点だ。あれだけ公式がプロモーションしたのにもかかわらず、使えないとはどういうことなのか。性能は通常のダイマックスより劣るか勝るか微妙なラインであり、ランクバトルで使えるようにしてもいいのではないかと思う。